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2009年5月15日のブックマーク (3件)

  • 『小飼 弾の批評精神~裸の王様~』

    新しい服が大好きな王様の元に、二人組の詐欺師が布織職人という触れ込みでやって来る。 彼らは何と、馬鹿や自分にふさわしくない仕事をしている者には見えない不思議な布地を織る事が出来るという。 王様は大喜びで注文する。仕事場に出来栄えを見に行った時、目の前にあるはずの布地が王様の目には見えない。 王様はうろたえるが、家来たちの手前、当の事は言えず、見えもしない布地を褒めるしかない。 家来は家来で、自分には見えないもののそうとは言い出せず、同じように衣装を褒める。 王様は見えもしない衣装を身にまといパレードに臨む。 見物人も馬鹿と思われてはいけないと同じように衣装を誉めそやすが、その中の小さな子供の一人が、こう叫ぶ。 「王様は裸だよ!」 以上、有名なウィキペディアより「裸の王様」の寓話 を転載させていただいたが現代においてはこの続きができたらしい。 「王様は裸だよ!」と叫んだ子供に対して、 馬鹿

    『小飼 弾の批評精神~裸の王様~』
  • 女の毒舌

    斉藤美奈子は、女の毒舌について、こう書いている。 「男はバカだから」ってなことを男の人は年じゅう自慢げにいうくせに、同じ指摘を女性に面とむかってされると頭に血が上るらしい。いわれなれていないのかな、みんなすぐ怒る。そんなに打たれ弱くてはいけない。女どうしの茶飲み話なんか聞いたら憤死しちゃうぞ。 実際、おんな三人寄って男どもをこき下ろしているところを人が聞いていたら、その場で卒倒しかねない。情け容赦がないとはこのことで、相手を一寸刻みに切り刻んでおいて、さいごに回復不能のトドメを刺してしまうのだ。 こうした辛辣な毒舌が、外部に漏れることのないのには、きっと理由があるに違いない。その問題は後で考えてみることにして、ここではまず「偽天国」(中野翠)と「あほらし屋の鐘が鳴る」(斉藤美奈子)という二冊のを読むことから始めたい。 行きつけの古書店の100円コーナーに並んでいたこの二冊のを買う気に

  • Ayn Rand 『Atlas Shrugged』 (肩をすくめるアトラス) CUT 2000/05 Book Review 

    肩をすくめるアトラス。 (『CUT』2000 年 05 月) エイン・ランド。アイン・ランドと読む人にも会ったことがあって、どっちが正しいのかぼくは知らないのだけれど。(注:「アイン・ランド」が正しい。失礼)アメリカ人のインテリ層の 1/3 くらいは、人生のどこかでこのおばちゃんと何らかの対決を迫られる。有名どころだと、いまのアメリカの連邦準備銀行親玉のアラン・グリーンスパンは、ランド信奉者(でもないけれど非常に好意的な人)として有名だな。(注:その後調べてみると、なんか彼女のセミナーに夫婦そろって出入りしたりしていて、人ともかなりつきあいがあったとか)そしてそのランドおばちゃんの、全身全霊をこめた大思想小説が、Atlas Shruggedというこのすさまじい小説だ。 (注:その後、このAtlas Shruggedの翻訳が決まったそうで、とりあえずはめでたい。だがその翻訳者から 2001

    calibaby
    calibaby 2009/05/15
    Atlas Shrugged