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心理と人工知能に関するcastleのブックマーク (106)

  • 404 Blog Not Found:書評 - 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?

    2007年08月06日01:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? 献御礼。 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? 前野隆司 この夏、一番怖いノンフィクション。肝試しが好きな方は、是非。 ただし、どう怖いのかは解説が必要かも知れない。なにしろ著者自身もその怖さに気がついていないふしがあるからだ。 書〈脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?〉は、ロボット研究者という工学者である著者が、著者の研究の過程でたどりついた結論、受動意識仮説に関して広い観点から考察、検証した一冊。 それでは、受動意識仮説とは、何か。 我々のほとんどは、何かをする時に、まず「何かをしよう」と意識し、それを行動に移すのだと考えている。これが、能動意識仮説。ところが、最近その逆と考えた方がつじつまがあうという研究成果が多く出されてきた。まず行動があり、意識はその

    404 Blog Not Found:書評 - 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?
    castle
    castle 2007/08/06
    「まず「何かをしよう」と意識し、それを行動に移す。これが能動意識仮説。まず行動があり、意識はその後で「実はそうしたかった」と思い込むというものが受動意識仮説」「自由意志は存在しない」「私という信仰」
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
    castle
    castle 2007/08/04
    「衣食住、酒、芸術、生存、種の繁栄など、人間の活動はすべてブロゴスフィアの維持を目的としたものだと捉えられうる。利己的ブロゴスフィア仮説」似たようなことを考えたことがあるなぁ…。
  • 人はネットの言葉から受ける影響を自己管理できるか? - アンカテ

    ぶっちゃけソースコードと言葉は違う。言葉は見た瞬間自動実行されるバイナリみたいなもの。 これは非常に鋭い指摘だと思う。というか、rnaさんと議論していてなかなか解けなかった謎が「見た瞬間」に氷解した感じ。 確かに私は、ネット上に書かれた言葉を「ソースコード」に近いものとしてとらえている。つまり、それが与える影響を読む人が管理できるものだと思っている。 だから、自分の所でも他人の所でも、無意味な誹謗中傷の類があっても、それを実行可能な状態にすることなく捨ててしまう。だから、それは私に影響を及ぼすことはなくて、私にとって存在してないのに等しい。 自分にとって意味があって有用な影響を及ぼす言葉だけを私は「コンパイル」して実行する。つまり、自分に影響を及ぼすことを許す。 私にとって、見た瞬間に自動実行される言葉には2種類あって、ひとつは、まさにこのrnaさんのコメントがそうであるように、「知識」あ

    人はネットの言葉から受ける影響を自己管理できるか? - アンカテ
    castle
    castle 2007/07/28
    「言葉は見た瞬間自動実行されるバイナリみたいなもの」「私は、ネット上に書かれた言葉を「ソースコード」に近いものとしてとらえている」「「言葉はソースかバイナリか」という問題設定」「ウィルスっぽい言葉」
  • 感情ってハック可能だよ : 404 Blog Not Found

    2007年07月28日01:30 カテゴリArt 感情ってハック可能だよ 以下の文章を読むと、感情というのがあたかも理性と対立するものであるかのように感じられる上に結論づけられるけど、当にそうなのだろうか。 void GraphicWizardsLair( void ); // 「感情論こそが真に正しい」が正しくないと思った理由 困ってる人の助けに成ろう。という行動が溢れることで、かえって困らせてしまう。 だから論理から導かれた「新・感情論」というのが必要になっていると思う。感情というのは、蟻が合理的であるのと同様に合理的。喜怒哀楽をそれぞれ観察してみれば、生物学的に合理的であることがとてもよくわかる。我々は喜ぶべきときに喜び、怒るべきに怒り、悲しむべきときに悲しみ、楽しむべきときに楽しんできたからこそ、今がある。 逆に、理性が感情の奴隷となることもしばしばある。理性的な行動の理由が、実

    感情ってハック可能だよ : 404 Blog Not Found
    castle
    castle 2007/07/28
    「感情というのは、生物学的に合理的である」「逆に、理性的な行動の理由が、実は単純な好悪だったなんてことはよくある」「感情と理性は補完する。どちらも人の行動パターンをプログラムするためのメタプログラム」
  • 痛いニュース(ノ∀`):米紙「日本人は、ロボットに人間性を求める。神道とマンガが影響か」

    1 名前:なべ式φ ★ 投稿日:2006/07/13(木) 08:57:00 ID:???0 人間型ロボットの研究が進んでいる日を、世界でも珍しいロボット好きの国として、ロサンゼルス・タイムズが取り上げている。 ホンダの「アシモ」や、産業技術総合研究所(AIST)と川田工業が共同開発した「プロメテ」のほか、トヨタや日立、NEC、三菱などの大手企業も現在、2足歩行や起き上がり、命令への反応などができる人間型ロボットの開発を進めている。AISTは年間約 200万ドル、ホンダは1億ドルをロボット開発に投じている。 (中略) 日人のロボット好きは世界でも格別で、ロボットを人間味のない機械と見る欧米人とは異なり、親しみやすくかわいいという好印象を持つ人が多い。 日人がロボットを好む背景には、全ての物に魂が宿ると考える神道が影響しているほか、 1950〜60年代の「鉄腕アトム」などロ

    castle
    castle 2007/07/26
    「潤沢な予算は軍事・実用の方が出るが柔軟な発想は遊びでないと出にくい」「米人間の考え方が機械的なだけだろ」「欧米人のロボット概念は本格的に人工知能搭載のロボットが市民権を得てってリアリズム前提」
  • 薄曇り、台風4号か - finalventの日記

    沖縄で暮らしているころは毎日フリピンくらいの海域まで天気図を見ていた。台風オタクっぽくもなっていた。東京に戻ると台風を忘れる。 昨晩のはてなスター騒ぎだが、ざっと見渡すと否定的な意見が多い。ちょっと誤解されるかもだけど、個人的には選択可能なサービスだったらよかったのにというに尽きる。ただ、これを普及させるにはこのくらいゴリっとやるしかないかというのも理解できないわけではないし、そのゴリ感が今の5万人はてな村を広げるのに必要なのかもしれない。 なんだか弁解めくが、私はミクシィはほとんど使わない。ただ、ミクシィにメッセージがあれば見られるようにはしている。他、ボツエントリの墓場にしている。コミュニティ活動をしなければなと思いつつ。なんとなく手薄。で、ようはネットでの交友関係みたいなものだが、たとえば、私はこの日記のコメント欄はかなり好きで、それを手放して別サービスに行くのはちょっとうっとうしい

    薄曇り、台風4号か - finalventの日記
    castle
    castle 2007/07/15
    「feecle(ミニブログ)は自分のなかでは基本的にケータイメディアと考えている」「ネットでの交友みたいのは、基本的に去る者を拒まぬ、来る人とは一期一会というか、そんな感じ」
  • 「動物化」とはなんだったのか? 「動物化」をめぐって その1 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    コジェーブ的動物化とデリダ的動物化 動物化を二つに分けて考えましょう。 コジェーブ的動物化 コジェーブはハイデガーの現存在を繋ぎつつ、ヘーゲルの人間/動物の形而上学的二項対立から人間を考えます。そしてコジェーブは消費文化に埋没するアメリカ人をみて、ヘーゲル的人間というよりも、動物のようだと考えます。だから「形而上学的動物化」です。ラカンがコジェーブを師と仰ぎ、フロイト+コジェーブ(ハイデガー、ヘーゲル)として、精神分析的人間を思考したのは有名です。 デリダ的動物化 デリダは、このようなヘーゲル的、ラカン的人間/動物を形而上学的二項対立と考えて、脱構築します。人間が動物化しているのではなく、人間はそもそも人間であり、また動物である、ということです。これは「倫理的な動物化」です。 では東の動物はどちらか、まず脱構築されたところのデリダ的動物化の意味を持つでしょう。そもそも精神分析的な強い人間は

    castle
    castle 2007/07/08
    「ボクは「動物化」を、人間が動物化しているのではなく、社会システム(=環境管理権力?)が、人間を動物のように扱おうとしているということではないかと考えます」「転倒し、自らを見いだすために人間化する」
  • なぜネットはリバタリアン化するのか 池田信夫「ウェブは資本主義を越えていく」 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    なぜウェブは資主義を越えていくのか 池田信夫「ウェブは資主義を越えていく」(ISBN:4822245969)を読んだ。書では、この野心的な題名の意味はなにかを経済学的に説明している。 資主義社会の前提は、資が稀少で労働は過剰だということだ。工場を建てて多くの労働者を集める資金をもっているのは限られた資家だから、資の希少性の価値として利潤が生まれる。・・・情報の生産については・・・ムーアの法則によって1960年代から今日まで計算能力の価格は1億分の1になった。・・・こうなると工場に労働者を集めるよりも、労働者が各自で「工場」をもって生産する方式が効率的になる。P96 これによってITの世界では、資家と労働者を区別している「資」の意味がなくなり、だれもが情報生産を行うことだできるようになった。「物質的生産の領域のかなた」にあるサイバースペースでは「貨幣の消滅」が起こるかもしれ

    なぜネットはリバタリアン化するのか 池田信夫「ウェブは資本主義を越えていく」 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
    castle
    castle 2007/07/08
    「世の中で人間が行動を決める要因は、道徳と法律と市場とアーキテクチャーの4つ」「人々がネットへ向かうのか/情報過多な社会では、稀少なものは「人の関心」。人々は価値があると「せき立て」られている」
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
    castle
    castle 2007/07/08
    「心と呼ばれる曖昧な物を人間の総体であり最小単位として捉える姿勢の妥当性」「言葉はツールに乗る。人と人を言葉が繋ぐならツールで人は変わる。人の言葉が人を形作るなら、ツールが変わると人間の構造も変わる」
  • 私が言うと誤解されるんだろうけど(リライト版) - finalventの日記

    最初の版では、私ことfinalventの立ち位置(アルファーブロガーと言われることがある)から読まれると誤解されるだろうと懸念したことと、具体的な著作家やブロガーを指示したこともあり、私としてはそういう含意も内意はなかったのだが、ご不快に思われたかたもあったようだった。ブログは書き方を注意しないといけないものだなと反省する機会にもなった。以下、具体的な著作家やブロガーを指示しない形で、内容点だけ構成しなおしてリライトしてみた。 ----------------- ブログユーザーが現状どの程度広がっているかについては統計的には知らないが、はてなダイアリーが始まり、アルファーブロガー企画などがあった4年前から比べれば、大きな変化を遂げた。そこで原型的ともいえる4年前のブログの世界だが、さらにその先駆型となるMTなどの技術への関心の話題やfj的な技術系を引いた話題のブログがあり、それに傍系として

    私が言うと誤解されるんだろうけど(リライト版) - finalventの日記
    castle
    castle 2007/07/03
    「コアのあるいはプリミティブなブログシーンは、別の2極の影響を受ける。よりマス=大衆的な動向、と、イスタブリッシュな知性の動向」「ブログの中で生きている…それはネットの中に生きているというのではない」
  • 404 Blog Not Found:世代論には(いい)訳がある

    2007年07月02日00:45 カテゴリCulture 世代論には(いい)訳がある 私自身、ものごとを決めるときには世代論にはほとんど重きをおかないのだけど、しかしなぜ世代論が発生するかは理解できる。 批評には世代論がついてまわる 映画批評を生産/消費している層とは、ヌーベルバーグの作家たちが旺盛に作品を発表していた時期に学生であった人たちなのである。 マンガ批評を生産/消費している層とは、ニューウェーブの作家たちが作品を発表し始めていた時期に学生であった人たちなのである。 アニメ批評を生産/消費している層とは、ヤマトかガンダムエヴァがブームだった時期に思春期だった人たちなのである。 美少女ゲーム批評を生産/消費している層とは、Leaf・Keyがブレイクする時期に思春期だった人たちなのである。 例えば明治維新の頃、世代論はほとんど話題にならなかったはずだ。その代わり、話題になっていたの

    404 Blog Not Found:世代論には(いい)訳がある
    castle
    castle 2007/07/02
    「それでは何論が台頭するかというと、それはおそらく「コミュ論」といった感じ」「「コミュニティ」というのは、物理的な立脚点をも含んだ概念だが、「コミュ」というのはもっと心理的なものだ」
  • Twitter化する公明正大な早漏化社会 - アンカテ

    私は、1995年頃からネットに関係する仕事をしていて、だから、ついついプライベートでも雑談や相談ごとの中で「それはネットで(メールで)出来ますよ/探せますよ/随分楽になりますよ」等という発言をしてしまうことが多かった。そして、それに「私はそういうの駄目なタイプなんで」と答えてくる人が結構いた。 「タイプ」というからにはそれは何があっても一生変化しない属性であるはずなので、「だったらおまえ2007年の今でもネットやってないだろうな」と言いたくなるが、職種年齢性別性格その他さまざまであるがごく普通の社会人であったそれらの人たちは、たぶんというかほぼ確実に今はやっているだろう。 因果は巡って、Twitterというサービスが流行っていると聞いてその概要を知った瞬間に、私は「あっ、私こういうの駄目なタイプ」と思ってしまった。 第1回 Twitterキホンのキホン|gihyo.jp 新SNS「Twit

    Twitter化する公明正大な早漏化社会 - アンカテ
    castle
    castle 2007/06/23
    「だらだらとプライバシーを露出しあっている状態を背景として、必要に応じて機能的な目的のあるコミュニケーションが進行」「その頃には、こういうサービス上で一定の人脈を構築しないと簡単な仕事もできなくなる」
  • Gマシーンの目覚め - アンカテ

    Long Tail World: 見えすぎるGoogleストリートビュー:Google Street View Knows... Google Map に追加された「ストリートビュー」という機能が、たくさんの悲喜劇を生み出しているという話。 ひとつひとつの事件がそれぞれ面白くて、ニコニコ動画のようなコメント機能とこれがマッシュアップされたりしたら、もっと楽しいだろうなと思った。 しかし、注目すべきは、これを正当化するGoogleの論理。 米国では公共の場で撮影するのは合法だ。グーグルは「人が道を歩いていて見える風景となんら変わらない画像を見せている」という理屈。 これは、一般化すると「公的領域に存在する物体は全部スキャンします」と言っているのだと思う。つまり、「1人が見るのも60億人が見るのも同等であり、パブリックであるというのはそういうことだ」と宣言しているのだ。グーグルは、公的領域と私

    Gマシーンの目覚め - アンカテ
    castle
    castle 2007/06/15
    「米国では公共の場で撮影するのは合法だ。グーグルは「人が道を歩いていて見える風景となんら変わらない画像を見せている」という理屈」「1人が見るのも60億人が見るのも同等であり、パブリックである」
  • Amazon.co.jp: 幽霊を捕まえようとした科学者たち: デボラブラム (著), Blum,Deborah (原名), 恵,鈴木 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: 幽霊を捕まえようとした科学者たち: デボラブラム (著), Blum,Deborah (原名), 恵,鈴木 (翻訳): 本
  • 心身問題 - Wikipedia

    心身問題(しんしんもんだい、英語:Mind–body problem)とは哲学の伝統的な問題の一つで、人間の心と体の関係についての考察である。この問題はプラトンの「霊―肉二元論」にその起源を求めることも可能ではあるが、デカルトの『情念論』(1649年)にて、いわゆる心身二元論を提示したことが心身問題にとって大きなモメントとなった。現在では心身問題は、認知科学・神経科学・理論物理学・コンピューターサイエンスといった科学的な知識を前提とした形で語られている。そうした科学的な立場からの議論は、哲学の一分科である心の哲学を中心に行われている。 稿では、デカルトの時代における心身問題の議論から、心の哲学による科学的な心身問題の議論に至るまでの、大きな流れを記述する。 デカルトの心身二元論[編集] 松果体の働きを説明するためにデカルトの「省察」でもちいられたイラスト デカルトは心を「私は考える」 (

    castle
    castle 2007/05/21
    「人間の心と体の関係についての考察」「機械論・唯物論:感情などの心の現象も生物学・化学的な作用。「心」は「体」の脳の機能によって発生し、独立した実体などなく、脳によって作り出されたもの」「心脳問題」
  • Freezing Point -  斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 4 ひきこもりについて

    【講演レポート1】、 【講演レポート2】、 【講演レポート3】 【上山・注】: 最後に、質問時間について。 ▼以下の記録の前に、男性と女性がそれぞれ1名ずつ長く質問され、かなり長時間のお返事があったのですが、当ブログのテーマである「ひきこもり」との関連が薄かったり、すでに繰り返し扱われた話題であったりするので、講演者の了承を得て割愛致しました。 ■質問(id:iDESさん) 「ひきこもり」の定義が、人によってちがう。 斎藤さんの定義では精神障害は除くとなっている。 厚生労働省の定義では発達障害も含むことになっている。 質問の一つ目は、斎藤さんの定義に発達障害に対する言及がない理由。 厚生労働省の定義に発達障害が含まれていることについての斎藤さんのご意見。 質問のもうひとつは、発達障害に対して精神分析ができることがあるとしたらどういうことか。 ■斎藤環氏の返事: 私はひきこもりの定義には発達

    Freezing Point -  斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 4 ひきこもりについて
    castle
    castle 2007/05/21
    「ひきこもっている人というのは、欲望は持たされているにもかかわらず、それを実現する手段を奪われてしまっているがために、「自分には欲望はない」と繰り返し自分に言い聞かせ続けているような主体」
  • Freezing Point -  斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 3 ラカン派精神分析のパラダイム

    【講演レポート1】、 【講演レポート2】、 【講演レポート4】 ラカン派精神分析のパラダイム 精神分析にはさまざまな理論があり、非常に多様。 フロイトとラカン以外にも、ユング、アドラー、フェレンツィ、ウィニコット、コフート、クライン、カーンバーグ、などなど。 とりわけ「自我心理学 Ego psychology」というアメリカの精神分析一派が、最近「脳」との関連に非常に熱心になっているが、今日の私(斎藤)の話は、そうしたものとはかけ離れている。 最近の精神分析の主流は、脳科学や生物学的精神医学との接近をひとつの特徴としている。 それは状況上避けられないことだったのかもしれないが、フロイト・ラカンとはかけ離れてしまった。 「フロイト=ラカン」という言い方をするのは、ラカンという精神分析家は、「自分こそが、フロイトの創始した精神分析のもっとも正統的な後継者だ」と主張したから。(そのことは、ラカン

    Freezing Point -  斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 3 ラカン派精神分析のパラダイム
    castle
    castle 2007/05/21
    「主体は存在しない」「欲望とは他者の欲望である」「欲望を追求するのが倫理である」=「中途半端な幻想によって、欲望が満たされたと思い込んではいけない」「ラカン派精神分析は幻想破りの機能を持っている」
  • Freezing Point -  斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 2

    【講演レポート1】、 【講演レポート3】、 【講演レポート4】 ベイトソンの学習理論 「心脳問題」については私(斎藤)の思考実験を含むので聞き流してもらってもいいですが、ここから先はとても役に立つ思考ツールの紹介になります。 ベイトソンは、生物的主体(Organic Subject)としての人間について、より多くのことを研究した。 それゆえ彼は人間とイルカを区別せず、「どちらも学習ができるし、言葉も使える」という(これについてはやや限界を感じる)。 しかし、彼の学習理論は非常に洗練されたもの。 ベイトソンは学習を5種類(学習0〜4)に分類し、だんだんメタレベルに繰り上がる仕組みになっている(階層的な学習理論)。 私(斎藤)はここから、「学習は脳のレベルでしか起こらない」「心のレベルでは学習は生じにくい(生じたとしても維持できない)」と思いついた。 刺激と反応が一対一対応で、変化がまったく起

    Freezing Point -  斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 2
    castle
    castle 2007/05/21
    「ゼロ学習:刺激と反応が一対一対応で、変化がまったく起こらない状態。 機械的な運動」「学習する主体は、刺激と反応を覚えこむだけではなくて、同時に「学習のコンテクスト(文脈)」をも学習している」
  • Freezing Point -  斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 1

    斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 日時: 3月6日(火) 14:00−16:00 場所: ユメンヌホール(大阪大学人間科学部東館 2階 207講義室) 概要: 脳科学ブームの昨今、脳で人間の心や社会が説明できるかのような言説がまかり通っている。 しかし実際には、現時点での脳科学は、人間の心や行動を整合的に説明できる学問たりえてはいない。 精神医学者アンリ・エイは、脳の障害と精神症状との間にギャップがあることをふまえて「器質−臨床的隔たり」と呼んだ。 この指摘はいまこそ有用である。 「階層性−非階層性」をキーワードとして、脳科学による心の解明において、設定されるべき限界について述べる。 聴講してきました。 同講演に参加されていた、谷川茂氏(双風社): 「斎藤環さんのセミナーにいってきました」 以下、音声ファイルや配布されたレジュメなどを元に、大まかな記録をアップします。

    Freezing Point -  斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 1
    castle
    castle 2007/05/21
    「脳科学の一番の弱点は、器質因に還元して一元論化してしまうこと」「過去の記憶を持っていて内省できる存在はすべて人間」「人間というアプリケーションが動くハードだったら、人工的な脳髄であってもかまわない」
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1042.html

    castle
    castle 2007/05/14
    「科学は観察、技術は制作、数学は理解の拡張」「我々の知識のほとんどすべては言語的な作用によって編集構成されている」「方法を自覚することが創造なのだ」「(適応の)失敗が新たな科学的世界像を生んだ」