大阪の夏の風物詩で、約120万人が訪れる「天神祭」で、メインイベントの「船渡御(ふなとぎょ)」(7月25日)に参加する「市民船」の運航が、企業からの協賛金が減った影響などで中止されることが26日、分かった。天神祭は全国の他の祭りと同じく、資金難に苦しんでおり、累積赤字は昨年度までで約3400万円に。主催者側は支出の見直しを進めるとともに、インターネットなどで幅広く出資金を募る「クラウドファンディング」(CF)を今年から導入。21日から募集を始めた。 ■航行100隻…赤字8年続き 市民船は、約100隻が大川を航行する伝統神事の船渡御に加わる1隻。10年以上前から始まった。抽選で選ばれた市民らが遊覧船「アクアライナー」に乗り込み、船上から無料で祭りを楽しんでいる。 大阪天満宮などによると、天神祭の運営は平成20年度から赤字を計上。一方、来場者増で警備費は25年度から3年間で約1千万円増え、累積
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