必死に働いて築いた親世代の資産。総務省データによれば70歳以上の人の平均貯蓄額は2249万円に上り、その多くはいずれ子供や孫に相続されることになるだろう。しかし、何もせずにいると、親の資産は失うリスクを伴う。老親のお金を守るのは子供の役目。今こそ親の資産を守る方法を学ぶべし! ただでさえ複雑な死後の手続き。預貯金、不動産、生命保険などをスムーズに親から相続するには、2つのアイテムを準備しておくと便利だ。まずは「法定相続情報一覧図」というもの。 本来、相続するには親が生まれてから死亡するまでの戸籍謄本を複数の役所で収集し、相続を受ける人それぞれの戸籍謄本を集め……と煩雑で面倒な作業を財産の種類ごとに各機関に提出しなければならない。 「法務局で法定相続情報一覧図の写しを取得してしまえば、その後、各機関に提出するたびに戸籍がすべて揃っているか確認する手間が省けます。提出された機関も戸籍の束を読み