国内最大規模のインターネットサービスを提供しているYahoo! JAPAN。多数の顧客情報を抱え、"日本一狙われる"企業と言ってもいい同社は、どのような原則でセキュリティリスクに取り組んでいるのだろうか。中でも鍵となる「認証セキュリティ」対策を中心に、同社の取り組みを聞いた。 「業務を妨げない」を前提にしたセキュリティ ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を中核に、インターネット検索サービスやショッピング、オークション、ニュース、ゲーム、広告に至るまで、国内最大規模のインターネットサービスを提供しているのがYahoo! JAPANだ。 ニールセンの調査によると、国内インターネットユーザーのうち約8割がYahoo! JAPANを利用しているという。これだけユーザー数が多いと、サイバー攻撃者から魅力的な攻撃ターゲットに映ってしまうだろう。事実、2013年に同社は複数回の不正アクセスを受け