自分の生き辛さはきっと病気だから治療を受ければ治ると思い込んで病院に行ってみたけど、普通に無気力で自堕落なだけの健常者だった。
![鬱でも無ければADHDでも無ければ発達障害でも無かった。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)
こんばんは、牡蠣です。正確には、前世で牡蠣でした。無脊椎動物のため、当時は考えるということができず、ただ感じていただけでした。 あなたに教えてあげられることとしては、リズムについてです。海には大きなリズムと小さなリズムがあり、その波のなかで波に打たれ揺らぐ自分の体(身)は肺もないのに呼吸をしているようでした。私は穏やかな入江に暮らしていましたが、あまりに波が静かになるリズムの只中では、体が刺激を求め、どんな些細な水のゆらぎも感じ、その微細な振動の中にさらにリズムを見つけることができました。まれに、その整ったリズムを破るように私の背中にガリッ、ザリッという衝撃をうけることがあり、あれはおそらくイシダイなど立派な魚たちが私を噛んでいたのだと思います。食いちぎれなくてさぞかし悔しかったでしょうね。 私は、ある日体が溶けはじめ、それで命を失いました。波のリズムが遠のき、些細な刺激も消え、ほんとうの
風呂掃除をしていてうっかりゾーンに入った。 タイルの目地を狂ったようにタワシで磨く行為を1時間程続けていたのだ。汗が眼に入った。脇から流れた汗がTシャツを通って腰に伝った。今日はよく晴れていて、風呂の窓からは蝉の声がシャーシャー聴こえてきた。頭の位置を変えたら酷い立ちくらみがして、大きく長い息を吐いた。 普段まったく家事をしない。必要に迫られないとしない。そして「必要に迫られている」と感じるのが人よりだいぶ遅いようで、自分でも呆れる位、家事をしない。 今日、年に何度か訪れるこのうっかりゾーンの最中、あることを思い出した。 以前、同居人がいた。2年と少しくらい一緒に暮らしていた。 同居人は家事全般、とりわけ料理が得意だった。事情があって一緒に暮らしはじめ、事情があって家事はあまり分担せず同居人が一手に引き受けていた。家事が好きだから、好きな方がやればいいじゃない、と同居人はよく言った。色んな
1 「起きろーー!」 娘の声に促されて1階に降りると、 夫が朝食を用意してくれていた。 十八番のスフレ風オムレツに、 ベーコン、レタス、トマト、トースト。 目覚まし代わりに 淹れたてのコーヒーをすする。 「今日は休みなんだっけ?」 「そ。ぽっかりスケジュールが空いてね。 ま、いーかって。ジム行くことにした」 スポーツバッグを抱えて玄関を出て、 ジムへ向かう道……、から 途中で逸れて駅へ。 跨線橋の階段から最も遠い位置で電車を待ち、 人もまばらな車両に乗り込んで、 ポーチを取り出す。 車内で化粧するという行為を、 昔は全く理解できなかったけれど、 今は、その理由の一つだけは分かるようになった。 太陽から隔絶された数時間を先輩と過ごし、 駅ビルの寿司屋へ。 カウンターに並んで座り、 刺身をつまみにビールグラスを傾けながら、 先輩の変わらぬ……少し変わったかな?……横顔を見て、 人生は面白いと、
(最初に書くがビートルズは入ってない) 必要以上に音楽を聞くようになったのが10代後半、 そして現在までジャンル問わずかなりの数を聴きまくった自分の良い曲だと思った10曲 Apple Musicも始まったことだし 曲ありすぎて何から聞けば良いか分からないやつとか参考にしてもらえれば ● Golden Lady - Stevie Wonder 誰もが知っているスティーヴィーだけどこの曲はシングルでもなくたぶん推し曲でもない そしておれは特にスティーヴィーのファンでもないMotownの初期のカタログを少し聞いていた程度 2年ほど前彼女にフラれて音楽とかクソ時間のムダだわと絶望してたおれは ”そういやいわゆる名盤には手を出してねーな救われねーかな"と思い 「名盤」で検索して引っかかったスティーヴィーの"3部作"と呼ばれる傑作アルバムがある事を知った。 さっそくその中の「Innervisions」
その頃東池袋に住んでいた。2008年ころのことだ。 週末の、もう土曜だったか金曜だったか忘れたが、とにかく次の日が休みの日だった。 赤羽からでた最終列車。池袋に到着。下車すれば大いなる酔客の群れ。上り階段に座り込む男。イチャイチャする初老の男女。「お持ち帰り」を狙う若い学生。 タクシー乗り場には長蛇の列。ストリートミュージシャン。人いきれ。8月末の暑苦しい夜のことだ。 喧噪を尻目に帰路につく。向原付近のビルの谷間に、くのいちがいた。正確に言うとエアコンの排気ダストの蔭にもたれ込んでいた。 あの例のお約束の、裾の短い装束。あわてて小刀を携えるが、私が一般人だとすぐに認識して警戒を解き、去るように眼で促す。 私はこの時点で此奴はコスプレでやってるんじゃあない、ガチだ、と認識した。それだけの説得力が、彼女のその少ない仕草から充分に伺い得たのだ。 読者諸君は「まさか」と思うだろう。しかし諸君のなか
ゴリラとドライブしたら楽しいだろうな。 行くなら海岸沿いの景色の綺麗な道がいいだろうな。 海なんかほとんど見たことないからウホウホ無邪気に喜ぶんだろうな。 で、一緒にバナナなんか食べたりして。 いつもより美味しいねなんて言ったりして。 だけど、そのあとバナナの皮をポイポイと投げ捨てたのはいけなかった。 びっくりしたんだろうね。後ろの車が「車からバナナを投げてるゴリラがいます」って警察に通報しちゃって。 警察もびっくりしたのか、たくさんのパトカーでやってきて俺たちを取り囲んで、「手を上げて今すぐ車から出てきなさい」って。銃まで取り出して言うんだ。 仕方がないから車から降りるんだけど、警察は俺に向かって「危ないからそこから離れなさい」って言うんだ。きっとゴリラを撃つつもりなんだろう。 だから俺は、「ここでおとなしく撃たれるよりは、いっそ逃げよう」ってゴリラに言ったんだ。 そしたらゴリラは俺を片
http://anond.hatelabo.jp/20160728000910 お前は今まで心の底から渇望したことがないんだろう。そして、求めても得られず、何年も苦しんだことがないのだろう。あまつさえ、お前にとっての「プラスマイナスゼロ」になるために、ただ「ふつう」になるためにゴミのような境遇から這い上がらなければならない人間のことなど何も気にかけていないのだろうな。 俺はそれが許せない。 お前のように、何も求めずとも得てきた人間。 健康的な精神、健康的な肉体、趣味、友達、親、彼氏、社会的な成功、生きる理由などなくても生きられる暖かい暖かい生活をして生きたお前。 俺は憎悪する。 お前の境遇そのものではない。その境遇にあって何も感じず、その無知から軽い気持ちで他者を見下す前をこそ憎む。 お前が不幸になったときはゲラゲラと笑ってやろう。お前の子供が入院したときは鉢植えの橙百合を贈ろう。 それま
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASH5J0DLMH5HPTIL03C.html 私は医者で研究者です。この件について思うことを書きます。中の人ではありません。 まず、この恣意的に一方的な病院側の過失を匂わせる見出しに納得できません。 しかも一方的に破棄したような印象すら受けますが、実際には「管理が十分でない環境」だったとのことです。 ですが本文を書く記者とタイトルを付ける担当者は違うという話も聞きましたので、 また病院と家族との意思疎通と契約についても議論のあるところですが、 それは専門家に譲ることとしまして、今回は技術的なことに絞って書きます。 精子は液体窒素中で保存します。酵素活性がほぼ完全に失われ半永久的に保存できますが、10年単位では部分的に失活していきます。 液体窒素で満たされたタンク中にバイアルを保存するの
ルミネのCMが炎上したが、自分の中であれと類似していると思うのが、 女性や上司に「髭を剃れ」と言われることだ。 なぜ剃らないといけないのか。 世の中では不潔と思われているからというが、別に不潔でもなんでもない。 ちゃんと毎日顔を丁寧に洗っているし、朝風呂にも入る。 本当に不潔というデータがあるなら、それもわかる。 しかし、世間のそれは単なるイメージやステレオタイプだ。 それなのに、なぜ「だらしない。」やら「ちゃんとしなさい。」やらいわれないといけないのか。 子供の頃から体毛が濃く、それを笑われ、辛い思いをしてきた人間からとすると、 体毛が生えていると不潔と言われるのは甚だ不当だと怒りが湧くし、落ち込む。 二日でものすごい伸びてくるこの身体を、カミソリ負けで肌を痛めながら、 なぜこの差別に答えつづけないといけないのか。
はじめにわたしの職場に、自他ともに認めるクラシック・マニアがいる。近・現代の作曲家は一通り聴いているというが、中でもお気に入りはスクリャービンで、携帯の着信音とアラームには「神秘和音」が設定してあるくらいだ。 その彼が、最近、急にジャズに興味を持つようになった。なんでも娘さんが部活でサックスを始めたのがきっかけらしい。彼の机には娘さんの小さいころの写真が立てかけてあるが、父親と血がつながっているとは思えないかわいらしさだ。パパだってジャズくらい分かるんだぞ、ということにしたいのかもしれない。 彼はわたしがジャズ・ギターを弾くことを知っている。音楽に関して(だけ)は寛容なので、各種イヴェントの際には有給を消化しても嫌な顔ひとつしない。 ある昼休みの会話「ちょっと私用なんだが」と彼は言った。「こんどの休みは空いてるか? お前の好きなジャズのCDを10枚くらい持ってきてくれ。うちのオーディオで聴
店内ではインストゥルメンタルっていうのか、歌のついてない有線の音楽がかかってた 野菜売り場でキャベツを買うか白菜を買うかで迷っていたら、店内の音楽に何か小さな違和感を感じた 白菜を持ったまま耳を傾けると、その曲は「ひなまつり」だった 「あかりをつけましょ~」という旋律を電子音でなぞっているんだけど、「~今日は楽しいひなまつり」で終わった瞬間、ピアノソロが始まった そのピアノによる間奏がノリノリのラテンだったから、びっくりしたのだ たらったたーたたた…て感じで同じフレーズを繰り返すサルサピアノなの キューバの「Los Van Van」という老舗グループの名曲「サンドゥンゲラ」のピアノパートに少し似ていた しかも次第にテンポが早まる とにかくなんか煽ってくるんだよ、そのひなまつりサルサが! なんだか楽しくなってくるんだよ! 俺は昔、その当時付き合ってた彼女にサルサダンス教室へ無理やり連れていか
今日の会計士不足に関する日経記事が地味に注目を集めているようだ。 「会計士不足が深刻 合格者減、採用枠に届かず」http://www.nikkei.com/article/DGXLASGD26H7W_S5A200C1AM1000/ 日経記事によれば、原因は金融危機後に監査法人が採用を絞り、会計士離れが進んだためだそうだ。そんなに単純な話ではない。某監査法人のシニアマネージャーをしていたものが、業界内から見たこの10年の会計士需給の変遷と背景を書いておきたいと思う。 会計士試験の合格者数は2000年の838人から徐々に増えて2005年時点で1308人。1990年の634人から2000年の838人と前の10年間での合格者数の増加が200人であることを考えれば、5年で470人増は大きな増加であるが、2005年の増加までは、需要の増加(上場企業数の増加、監査手続の厳格化、M&Aやコンサルファームへ
最近まで、ネット上のIT系ニュースで度々システム障害で我々にネタを提供してくれる某巨大都市銀行の次期システム開発に下請けとして新卒から参画していた。「某巨大都市銀行の次期システム」という時点でどこの銀行かピンとくると思う。次期システムとは大雑把にいうと80年代に構築され今なお稼働しているシステムのうち、外為、内為、預金などの業務にて稼働するサービス(実際のプログラムになる)を疎結合化してそれぞれのサービスを部品として再利用性やメンテナンス性の向上を図る、いわゆるSOA(サービス指向アーキテクチャ)で作り直そうというものだ。この辺も心当たりのある銀行と次期システムとかでググれば出てくると思う。銀行システムをSOAで構築するのは日本では初めて!!すごい!!先進的!!!という触れ込みだったらしいが、立ち上げからいるわけでもなくSOAの利点も結局実感できぬままこの業界から去ってしまったので本当に謎
http://anond.hatelabo.jp/20150114174939 カレンダーを物色してたら隣を小さな男の子が、ひとりすり抜けていった。 歳のころは、どうだろう、小学2〜3年生か。 どこへ行ったかというと、大人のビラビラゾーンである。 そう、「鉄道」「イラスト」「アート」「スポーツ」などで整然と分けられた紀伊國屋本店の特設カレンダー売り場の奥には、エロカレンダーコーナーが有るのだ。おれも知らなかった。 レイアウトはTSUTAYAの例のコーナーを想像してもらえればよろしい。 エロカレンダーの存在は知っていたが、これだけ多くの種類を見られる機会は初めてだったので、彼より前に当然眺めに行ったわけだが、結果は、はて、この実物大より拡大された高精細極まりないB2サイズの砂まみれ乳首を1ヶ月眺め続けると、人間の精神状態はどうなるんだろう、というのが感想だった。大量のエロカレンダーというのは
知らない人からラインが入った。 「了三だよ こんばんは」 ん? 了三? 知らないな。 「誰?」 と送ると、 「知らないわけ無いでしょ。」 という。 俺は人生で了三という名前の人間に出会ったことがない。 三と付くのだから三男だろう。 兄弟が二人もいて了三だったら覚えているはずだ。 全く覚えがなかったので、 「ごめん。マジでわかんない。」 と送った。 「先週飲みに来たでしょ。ライン教えたじゃん。」 ん? 確かに先週、昇給疲れが抜けず飲みに行った。 おもむろに財布の中を見る。 名刺が入っている。 アミだった。 紛らわしいな。
ここまで自己顕示欲と承認欲求が強くてよくハッセみたいな事態にならないよなあ。はてな村民は優しいなあ。いや、FB民もか。まだ青二才のことがよくわかっとらんやつおるな。青二才に対して自己顕示欲とか承認欲求って言っても無駄だぜ。青二才は言葉の置き換えできない。相手がその言葉によって何を言ってるかって類推する能力は無い。あくまで自分のボキャブラリーの中でしか考えることが出来ない。相手が何を言ってるかはわかるところだけわからない。わかろうという努力は一切しない。だから、青二才本人がその言葉に割り当ててる以外の意味で語りかけても青二才には理解できないよ。一つ一つの言葉の使い方がメッチャクチャ狭いんだ。だからしょっちゅう言葉の意味についてオレオレ定義の記事書いてるでしょ? 前置きはこの辺りにして、先に結論を書こう。青二才が何を目指して頑張ってるかというと延々とPVとかはてブ数という数字を出すことだ。ただ
古代では「ぴよこ」って言ってたんだぜ。ひよこは「ぴよぴよ」言うからなァァ~~~~~~~ッ!! でだ。平安時代~鎌倉くらいから「ふぃよこ」になったんだぜ? 「ぴ」は両唇破裂音って言ってよぉぉぉぉ~~~~~~~~ッ、発音が比較的面倒なんだぜ。唇をよぉぉぉ~~~~~~~わざわざ完全に閉じなきゃならねえからなッ!そこで唇を完全に閉じねえ「ふぃ」のほうが楽ってなったわけだッッ!!これを両唇摩擦音と呼ぶッ!!!! 羽柴秀吉なんかも「ふぁしば ふぃでよし」なんて風に言われていたんじゃあねえかって言われてるッッッ! ところがよぉぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、話はこれで終わらねえんだ。江戸時代くらいになると両唇摩擦音「ふぃ」すら面倒になっちまうッ! 硬口蓋摩擦音ッッ!こうして「ぴよこ」は「ふぃよこ」を経て「ひよこ」になったッ。名物ッ!!!!東京名物ッ!!!!! 日本語のハ行には謎が多い。
■中学生の頃まで親の事を「パパ、ママ」と呼んでいたので高校入学と同時に一気に「おやじ、おふくろ」に変えたらおふくろが笑い過ぎて呼吸困難に成ったので今でもパパ、ママって呼んでる。 ■結局呼び方を変えない内に、ママが死んでしまった。 葬式の日、雨が降ったのでつい「見よ、天も泣いておるわ…」と言ったら弟に「なんでそんなふざけた事を言えるんだよあんたって人は!」とマジギレされた。 因みに弟は小学校の頃から父さん母さんって呼んでる。俺よりずっとマザコンの癖に。 ■先週帰省したら父から思わぬ物を見せられた。子供の頃のホームビデオ。 父から将来の夢を訊かれた小さい頃の俺が「おいしゃさんーー!!みんなのびょうきをかいふくさせるのー!」なんて可愛い事を言っているんだよ。父溜息俺苦笑い。父は「この儘素直に育っていればパパも病気診て貰えたのになあ」と嘆いて見せてくる。返す言葉も無い俺。 ところがビデオの中では当
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