第165回芥川・直木賞の贈呈式が27日、都内で行われた。芥川賞を受賞した「貝に続く場所にて」(群像6月号)の石沢麻依さん、「彼岸花が咲く島」(文學界3月号)の李琴峰さん、直木賞を受賞した「テスカトリポカ」(KADOKAWA)の佐藤究さん、「星落ちて、なお」(文藝春秋)の澤田瞳子さんにそれぞれ、正賞の時計と副賞の賞金100万円が贈呈された。 李さんは、受賞が報じられた後、「おびただしい数の暴言やひぼう中傷。ヘイトスピーチが私のところへ飛んできました」と明かした。「反日は出て行け」などの言葉があったという。 贈呈式の壇上で李さんは、「言うまでもありませんが、自分が生まれ育った台湾、自分の意思で移り住んだ日本、どれも私にとって大事な場所です。私を育んできた日本と台湾の言語と文化。間違いなく私の文学の血肉となっています」と改めて述べた。 石沢さんはドイツ在住のため、新型コロナウイルスの感染状況を考
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