自身の体調や特性から「頑張りたいのに頑張れない」と自信を失くしたことはありませんか。 現在フリーランスのプロップ(空間演出)スタイリストとして活動している菅野有希子さんは、体調の波が大きく「学校に行けない」「仕事が続かない」と悩んだ経験を持ちます。 時には「これでいいのかな」と葛藤しながら、今の仕事を10年続けられている「無理のない働き方」にたどり着くまでの過程を振り返っていただきました。 *** 遠くから幼稚園児の声と車の通る音、買い物客の大きな声が聞こえる。平日の午前11:00、こんな時間にパジャマでベッドにくるまって動けないのは私だけなんじゃないか、と情けない気分になる。 もういい加減やめればいいのに、SNSを回遊しては知人の輝かしいキャリアを眺めては「みんな頑張ってるのに私は一体何をしているんだろう……」とついつい思いそうになる。 学校も会社も“普通”ができなかった自分へのコンプレ