民主党などの野党は16日夜から17日未明にかけて、安全保障関連法案の成立阻止のため、女性議員を「盾」にするなど、なりふり構わぬ抵抗を繰り広げた。 16日夜、参院平和安全法制特別委員会の開催を阻止するため、野党の女性議員らが通路を封鎖。「怒れる女性議員の会」と書かれたピンクの鉢巻き姿で、当初は「女性の声を聞け」などと訴えていたが、与党議員が封鎖を解除しようとすると、「セクハラだ。懲罰だ」などと絶叫した。与党の男性議員が反論し、「触った!」「触ってない!」と怒号が響き合う事態になった。 女性議員らは、通路を確保しようとした国会の男性衛視に対しても「触った」などと声をあげた。衛視らは「体に触れたら『セクハラ』と言われるから、何もできない」と困惑した様子だった。