イギリス王室のサセックス公爵夫人メガン妃は、王室の生活はあまりに困難で、「これ以上生きていたくないと思った」こともあったと打ち明けた。生まれてくる息子の肌の色について王室関係者から質問されたことも、明らかにした。 メガン妃の発言は、米CBSが7日に放送した2時間の特別番組で明らかになった。メガン妃は夫のハリー王子と共に、この番組のために米著名テレビ司会者オプラ・ウィンフリー氏のインタビューに応じていた。
イギリス王室のサセックス公爵夫人メガン妃は、王室の生活はあまりに困難で、「これ以上生きていたくないと思った」こともあったと打ち明けた。生まれてくる息子の肌の色について王室関係者から質問されたことも、明らかにした。 メガン妃の発言は、米CBSが7日に放送した2時間の特別番組で明らかになった。メガン妃は夫のハリー王子と共に、この番組のために米著名テレビ司会者オプラ・ウィンフリー氏のインタビューに応じていた。
「この赤はリンゴの赤だね」と言うとき、どんな赤色を見ているかは、実は人それぞれだ。そもそもヒトがどんな色を視ているかを科学的に考えたことがあまりない。ところがその色覚について、「正常」と「異常」に線引きする時代もあった――それなら色覚とはいったいどういうものなんだ? 猛然と、最先端のサイエンスの知見に挑む著者による、新たな色覚原論の決定版! 著者の川端裕人さんと言えば、最近では『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』や『科学の最前線を切りひらく!』など、サイエンスの現場の話を平易に伝えてくれるノンフィクション作家だ。と同時に小説も数多く手がけているほどで、読みやすい文章でこちらの守備範囲を広げてくれる。 1964年生まれ、学校健診の色覚検査で「色覚異常」とされた、当事者である川端さんが5年以上地道に調べて書き上げたのが、色覚をめぐる社会情勢と歴史、そして、2021年の科学
「オレの東大物語」。なんて夜郎自大なタイトルだと思ったら、著者は昨年(2019年)5月に亡くなった文芸評論家の加藤典洋さんだった。本の帯に「東大はクソだ!」と書いている。なんか面白そうだと手にしたら、読み終えるまで手が放せなかった。地方から東京に出てきた全共闘世代の若者の青春記として、長く読み継がれる本になる予感がする。 亡くなる直前2週間で書き上げた 本書『オレの東大物語 1966~1972』(集英社)は、東大入学前の山形での高校生活に始まり、6年間の東大生活、その後就職した国立国会図書館時代までを加藤さんが回顧した自伝的テキストである。 2019年3月、病気入院を経て加療中の東京都内の病院の病室でわずか2週間で書いた。毎日20~30枚書いたという原稿は異様な疾走感と全能感に満ちている。そして独特の伝法な文体をかたちづくっている。『敗戦後論』(講談社)など緻密な論理で書かれた評論とは明ら
御縁があって、数年前、叛乱論研(はんらんろんけん)という研究会に参加していた。正確には長崎叛乱論研(ながさきはんらんろんけん)という名の研究会で、長崎浩さんを中心に月に一度読書会をしていた。長崎浩さんは、1960年の安保運動で東大のどんな名前の団体か知らないのだけど、リーダーをしていた有名な元闘志だとほかの方から伺った。ある種カリスマと呼んでよい方で『叛乱論』など多数のご著作がある。ご存じない方はググってみてね。 長崎叛乱論研という研究会名だけども、長崎浩さんはご自分の名前を出そうとしたり、人の中心にいようとしたりするような方ではなかった。勉強や思考することにどこまでも真剣で、決して威張ったりせず、過去の話もこちらが聞かなければしなかったし、若輩者の私たちにも敬語を使って対等に議論してくださる凛とした方だった。それはやはり叛乱論研に参加していらした思想家で作家の笠井潔さんも同じだった。お二
森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の男性職員の妻は、安倍総理大臣が辞任の意向を固めたことについてコメントを公表しました。 安倍総理大臣が辞任の意向を固めたことについて、雅子さんは代理人の弁護士を通じてコメントを公表しました。 この中で安倍総理大臣に対して「体調不良で辞任されるとのことですが、1日も早く回復するようお祈り申し上げます」と気遣ったうえで、「次に総理大臣になる方は、夫がなぜ自死に追い込まれたのかについて、有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施していただきたいと思います。また、私は国に対して損害賠償請求などの裁判を起こしています。次に総理大臣になる方は、これらの裁判においても、夫がなぜ自死に追い込まれたのかが明らかになるような訴訟活動をしていただきたいと思います」と述べています。
女優やタレントなどマルチに活躍する、元アイドル歌手のいとうまい子さんが、ロボット開発者に転身していることをご存知だろうか。2019年1月には、AIによって超高齢社会などの課題解決に挑むエクサウィザーズのフェローにも就任している。 人生100年時代において健康寿命を延ばすためには予防医学が重要なことから、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」と呼ばれる運動機能不全を防ぐロボットのプロトタイプを開発し、国際ロボット展に出展するなど、精力的に活動しているといういとうさん。 そんな彼女に、予防医学に着目したきっかけや、ロボット開発に携わることになった経緯、自身の考えるテクノロジーが社会に果たす役割などを聞いた。 予防医学への興味からロボット開発へ ——いとうさんは女優としてだけでなく、テレビ制作会社の社長としても活躍されていますが、なぜそこからロボット開発者に転身されたのでしょうか。 最初の
犬からみた人類史 作者: 大石高典,近藤祉秋,池田光穂出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2019/05/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 本書は犬という視点から人類史を見るというテーマで様々な分野の研究者から寄せられた論考を集めたアンソロジーだ.3部構成で第1部は「犬革命」と称して犬の誕生から先史時代まで,第2部は「犬と人との社会史」で前近代から近代まで,第3部は「犬と人の未来学」で現代から未来までを扱う.犬から見たという視点が面白いし,普段読まないような分野の文章も読むことができていろいろ楽しい本だ. 第1部 犬革命 イヌの特徴である吠えるという行動がどうして進化したのか,狩猟採集民の遊動型狩猟におけるイヌの役割,縄文人のイヌの使い方,イヌの性格と遺伝子,イヌとヒトの視線のやりとり,犬の比較神話学という論考が並ぶ. 最初の「イヌはなぜ吠えるか」(第1章)という論考は面
4分間で350本――。自社サイトのみでの販売にもかかわらず、大ヒットしているチーズケーキがある。フランス料理人の田村浩二氏が手がける「ミスターチーズケーキ」がそれだ。 チーズテリーヌと呼ばれる最近流行中のクリーミーなタイプで、スプーンですくえるほど柔らかい。甘酸っぱい味のチーズケーキは、新しさがありながらも、どこか郷愁を誘う。ネットで購入すると冷凍状態で届くため、そこから半冷凍、そして完全冷凍の状態と食感の変化を楽しめるのも特徴。ネットで予約を受け付けたとたん、わずか4分で350本も売れたことがあるという知る人ぞ知るケーキだ。 販売開始から1カ月後、いきなり200本売れた もともと東京・白金台のレストラン「ティルプス」でシェフをしていた田村氏が“個人的に”チーズケーキを売り始めたのは2018年4月のことだ。インスタに乗せたケーキの試作品のウケがよかったため、販売に踏み切った。それから1カ月
(朝日出版社・5400円) 今年六月、八十八歳の祝いに素晴らしい「三番叟(さんばそう)」を見せた狂言の名手野村万作の芸談である。万作は名人野村万蔵の次男、三歳で初舞台。その八十五年に及ぶ芸歴は、狂言のおよそ三代にわたる歴史であった。 狂言は室町時代に起こって江戸時代に今日の姿に完成した。父万蔵はこの前近代の狂言に生きた名人。その時代の人は、狂言は演劇ではないと固く信じていた。しかし息子万作は、新…
執筆依頼を送ると「一人じゃ書けないけど、知り合いにも一緒に書いてもらったらできるかも」という返事を頂く事があります。要するに「単著」ではなく、「共著」という事です。しかし共著は単著に比べてデメリットが多く、完成に至らないまま中止・自然消滅に至ることがかなり多く、基本的にはお断りしています。 もちろん世の中には執筆者それぞれの、当人にしか知り得ない専門性を活かした、論文を集めた本もあります。良い論文でも短いと、複数集めて本にする以外にないという事もあります。しかしこの様な論文集も完成に至るまでには、編者や編集者が多大な苦労を強いられている事はあまり知られていません。 そこで今回はなぜ共著が単著より難しく、デメリットが多いのかを説明したいと思います。安易な気持ちで共著にはしない方が良いと思いますが、もしどうしてもそうなってしまった場合、以下に述べる点を前もって気に留めて頂ければ幸いです。 ・当
バスに乗ってお金を払いにいった。大金だった。ジャケットの内ポケットに入れていた。同じ高校の仲間も一緒に乗っていた。浪人はそこらにごろごろいる時代だったので引け目は感じなかった。 現国の講師は京大の理系学部を卒業した人だった。最初の講義で自分がどのくらい本を読んできたのか、引っ越しの時にトラック〇台分の本があった、などとマウントをとってきた。18やそこらの私なら十分おどせたが、今思い出してみると「蔵書自慢の割には全く魅力のない、面白みのないしゃべりであったな。」と感じる。彼の講義にはしばらくしたら出なくなっていた。覚えているのはその本読んだ自慢と五木寛之の「新作落語はなかなかいい」みたいな文章の説明で「古典落語の方がずっといい、五木寛之はあまり頭がよろしくない」と言ったことくらいだ。 もう一人の現国の講師は川村一馬という初老の人だった。ベシャリのレベルは最高だった。私の受講コースの現代文のほ
【筆者:Richard Askwith】 1937年10月17日、日曜日のチェコスロバキア。欧州で最も若い民主主義は崩壊寸前だった。何百万という国民が、建国の父であり国家の守護聖人のような存在だったトマーシュ・マサリク元大統領の死を悼んでいる。国境の向こうでは、ナチス・ドイツが国民の不満を扇動し、こちら側への侵攻を狙っている。そんな中で、スポーツ史上最も目が離せないドラマがクライマックスを迎えようとしていた。 この日のパルドゥビツェの街には、おびただしい数の群衆が集まっていた。危機にひんしたこの国で最も有名なスポーツ競技会、障害馬術レースのベルカ・パルドゥビツカを観戦するためだった。ベルカ・パルドゥビツカは、危険度の高い障害物や体力を消耗させる長いダートコースのおかげで、英国の有名な障害レース「グランドナショナル」ですら単調に思えてくるほどの世界最難関のレースとして知られていた。29の障害
大阪万博にともない「あいりん総合センター」が出来るまで旧小字・東四條に「寄せ場」があり全港湾建設支部西成分会(1969年)暴力手配師追放釜ヶ崎共闘会議(釜共闘 1972年)の闘争等を経て諸権利の獲得に至る、1970年代のアルバム約10冊、夏祭りや越冬闘争も定着して夜間学校等の試みに至る1980年代末までの約10冊、ドヤ街の建て替えラッシュを経てバブル末期に日雇労働者が大量の野宿者化をみながら関西国際空港の建設飯場に至る1990年代半ばまでの約20冊からなる。 この期間をつうじて中島敏のカメラは釜ヶ崎の街頭にみる日常を切り取ると同時に、頭上に増殖する監視カメラ、ドヤ形態の変遷等を外観からとらえるのみならずドヤ内部の構造、単身生活者の衣食住をはじめ、みずから身を寄せた労働現場あるいは飯場の様子・弁当の中身まで垣間見せてくれる。他に戦前の史料複写・暮石慰霊碑など『定点観測』等のための記録写真を多
ドキュメンタリー 日本文学研究者・故 ドナルド・キーン氏を偲ぶ追悼番組「ドナルド・キーンが遺したもの。」 (仮)放送決定 今年2月24日、日本文学研究者のドナルド・キーン氏が96歳でこの世を去った。 訃報を受け、テレビ・新聞ではキーン氏についてのニュース・記事が絶え間なく報じられた。 それは、改めて、氏の業績・功績の偉大さを感じさせるものであった。 BS-TBSでは、2011年1月3日放送「大英博物館から甦った 幻の古浄瑠璃 東京見参!!-越後国・柏崎 弘知法印御伝記-」に始まり、これまで10年以上に渡って、ドナルド・キーン氏を取材したドキュメンタリーやトーク番組を放送。その活動を紹介し続けてきた。 2月26日は、90分生放送の報道番組「報道1930」にて「ドナルド・キーン追悼特集 日本を愛したひとりの天才」を放送した。 そして逝去から約2カ月。BS-TBSはドナルド・キーン氏を偲ぶ特別番
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