FAの世界で、標準的な技術を取り入れて接続性や相互運用性を高める「オープン化」の動きが進んでいる。その震源地は、インダストリー4.0を推進するドイツだ。2017年11月下旬に同国・ニュルンベルクで開催されたFAシステムの展示会「SPS IPC Drives 2017」では、生産ラインを構成するコントローラーやネットワークでオープン化の提案が目立っていた。 ドイツをはじめとする欧州では、特定のベンダー企業による囲い込みを避けるために、ユーザー企業は標準的な技術を志向する傾向が強いといわれる。インダストリー4.0に代表されるデジタル化によって、FAの世界でITの重要性が高まり、オープン化がさらに加速している。この動きは欧州企業にとどまらず、世界中に工場を展開する日本のユーザー企業や、それらの企業を顧客に持つFAメーカーにとっても大きな影響を与えそうだ。 多様な言語でプログラミング