1999年2月のiモード開始をきっかけに、急速な成長・発展を遂げた日本のモバイルIT産業。それが今、新たなきざはしを上がりはじめている。スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末は進化・多様化し、従来のケータイコンテンツの世界は、これらスマートデバイス向けのアプリ・コンテンツ市場へと変化しつつある。また、インターネットの“モバイル化”とクラウドサービスの広がりは、新市場・新ビジネスを創出するとともに、爆発的なトラフィック増という問題にもなっている。過去10年に匹敵するほどの変化が、今後2~3年の短い間で起こるのは間違いない。 そのような中で、国内最大手のキャリアであるNTTドコモはどのような舵取りをするのか。NTTドコモの山田隆持社長にインタビューを行った。 スマートフォン市場の現況とXiの新料金体系 ――(聞き手:神尾寿) スマートフォン市場が急拡大していますが、この市場におけるドコモ
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