今年4月に鳴り物入りでデビューした動画ストリーミングサイト「Quibi(クイビィ)」が、わずか4カ月で終了することが決まった。映画プロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグと、イーベイの元CEOのメグ・ホイットマンらが設立した同社は、サービス開始前に17億5000万ドル(約1840億円)を調達したが、成功をつかむことは出来なかった。 Quibiはさらに、広告にも巨額の費用を注ぎ込み、6カ月の運営期間中に少なくとも6300万ドルの費用をテレビやウェブ、雑誌などに投入したと調査会社メディアレーダーは分析している。同社の出稿費用はアマゾンプライムやDisney+、Hulu、Peacockらに次いで5番目の規模だったという。 メディアレーダーによると、Quibiの6300万ドルの広告費はスーパーボウルのCMに加え、立ち上げ前の3月と4月のキャンペーンに集中的に投下されていた模様だ。 カッツェンバ