衆院本会議で民主党議員らに声をかけられる松木謙公氏(中央)=2日午後3時4分、飯塚悟撮影 不信任案は絶対に可決する――。2日の代議士会まで、そんな高揚感に包まれていた小沢グループは、首相の辞任の意向表明で一転、沈滞ムードに陥り、打つ手を見いだせないでいる。 2日夜、小沢氏はグループの議員約40人と都内のカラオケ店へ出かけた。日本酒党の小沢氏には珍しく、テキーラのショットグラスをあおり、まわりが止めるほどだった。議員らは特例公債法や参院での首相問責を、再度の「菅おろし」につなげようと盛り上がり、小沢氏も「みんなの結束が退陣に結びついた。次の戦いに向けて結束して頑張ろう」と上機嫌だった。 だが、不信任案可決で場合によっては党を割り、新たな連立の枠組みで政権入りも視野に入れていただけに、先に首相から辞任カードを切られたショックは大きい。小沢氏自身も採決では欠席するにとどまり、不信任案はあっ