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ブックマーク / honyakumystery.hatenadiary.org (8)

  • 第七十回はジャスパー・フォードの巻(執筆者・三角和代) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    みなさん、目玉焼きは片面でいきますか、それとも両面? 蓋をして少し蒸して、いい感じに白く固めた片面オンリーも素敵だけど、その少しが待てなくて、ひっくり返して裏もざっと火を通しちゃう(英語でover easy)きみは仲間だ。今回取りあげるのは“The Big Over Easy”(2005)。文学刑事サーズデイ・ネクストのシリーズでおなじみのジャスパー・フォードには他にもいくつかのシリーズがあり、こちらは童謡犯罪課シリーズのその1。文学刑事と同じく、現実とはちょっと違う世界を舞台にした捜査物なのです。被害者は卵なんで。 The Big Over Easy: An Investigation with the Nursery Crime Division (Nursery Crimes) 作者: Jasper Fforde出版社/メーカー: Hodder & Stoughton発売日: 200

    第七十回はジャスパー・フォードの巻(執筆者・三角和代) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    daddyscar
    daddyscar 2015/11/25
    ザンスを思い出すね。読んでみたいです。翻訳して欲しい。
  • 殊能将之の選ぶ変態本格ミステリ・ベスト5(執筆者・殊能将之) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    格ミステリー小説の醍醐味はやはり〈密室〉にあるように、格のSM小説にかかせないものは〈鞭〉だろう。――蘭光生『SM博物館』 変態格とは単に変態が登場する格ミステリではなく、格ミステリの醍醐味であるトリックやどんでん返しに変態性が深く関係している作品を指す。したがって、サイコスリラー風味の格ミステリ(アルテ『虎の首』)、変態度は高いが格味が薄い作品(乱歩『盲獣』)は残念ながら稿では扱わない。 ○ジャック・カーリイ『百番目の男』(文春文庫) 百番目の男 (文春文庫) 作者: ジャックカーリイ,Jack Kerley,三角和代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/04/08メディア: 文庫 クリック: 23回この商品を含むブログ (61件) を見る 良くも悪くも処女作で、文章は生硬、プロットはぎくしゃくし、達者とはいいがたい。そんな若書きが日での評価を決定づけたのは、

    殊能将之の選ぶ変態本格ミステリ・ベスト5(執筆者・殊能将之) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • TVを消して本を読め!第三十八回(執筆者・堺三保/挿絵・水玉螢之丞) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    第38回 現代のロビン・フッドか、仕置き人か? 緑色の射手が悪を撃ち抜くアクションドラマ『アロー』 年末年始を実家で過ごそうと日に帰ってきて、いきなり夏服のまま真冬の寒さにさらされている堺です。皆さま、風邪にはご注意ください。 それはさておき、2012年のアメリカ映画はアメコミ原作ものが席巻しておりました。『アメイジング・スパイダーマン』、『ダークナイト・ライジング』、『アベンジャーズ』の三連発は強烈でしたからねー。 来年以降も、『アイアンマン3』、『マン・オブ・スティール』、『アントマン』、『マイティ・ソー2』等々、新作の予定が目白押しなのですが、実はテレビの方でもいろいろなドラマ化企画が進行中との話も出ております。 そんな中、今年真っ先に登場したのが、今回ご紹介する『アロー』です。 これは、スーパーマンやバットマンと同じDCコミックスのスーパーヒーローの一人、グリーンアローを主人公に

    TVを消して本を読め!第三十八回(執筆者・堺三保/挿絵・水玉螢之丞) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • わが愛しのゲイ・ミステリ・ベスト5(執筆者:柿沼瑛子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    「ゲイ・ミステリ」のベスト5というお題をいただいた時は、両手両足いっぺんに叩きたくなるほどうれしかったのですが、困ったことに気がつきました。私の大好きな英国女流ミステリ作家たちの『〇〇〇〇の〇〇』とか『〇〇〇〇〇〇〇は〇〇〇た』といった傑作がネタばれになってしまうのでほとんど紹介できない! そしてなんといっても悲しむべきはゲイ・ミステリのほとんどが現在品切れ状態だということですね。探偵役がゲイということで比較的最近話題になったものといえばファージング三部作でしょうが、あれは別にゲイ・ミステリというわけではないし。余談になりますが『英雄たちの朝』の献辞にあったミコール・サドバーグという名前がずっと気になって検索してみたら、なんとピーター・ウィムジーとバンターのご主人さまと執事モノの二次創作サイトというとんでもないものに行きついてしまいました。まさに腐女子に国境はなしですね。 と、思いきり話が

  • 東京創元社発のひとりごと(編集部・S) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    「なんだか怪しいセールス・トーク」 皆さんこんにちは。いつもは「冒険小説にはラムネがよく似合う」で冒険小説についてのコラムを執筆しております、東京創元社編集部のSと申します。毎回変なことばかり書いてしまい、ブログに掲載されるたび「うぉぉ……」と恥ずかしさのあまり悶絶しております。とはいえこれからも懲りずにキテレツな文章を書いていきたいと思いますので、ぜひとも笑いながらお読みくださいませ。 さて、今回編集者コラムを依頼されたわけですが、実は格好のネタがあるのですんなり書けそうです。いやむしろ、絶好の機会をいただいたので、ここぞとばかりに声を上げて叫びたいのです! 我が社が総力を上げて取り組んでいる、「東京創元社文庫解説総目録(分売不可)」について! なんじゃそりゃ、という方もいらっしゃるかもしれませんのでご説明いたしますと、「東京創元社文庫解説総目録(分売不可)」は、東京創元社で刊行した全て

    東京創元社発のひとりごと(編集部・S) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    daddyscar
    daddyscar 2010/05/21
    こういうのこそ電子書籍で欲しい。
  • 早川書房発のひとりごと その1(執筆者・ミステリマガジン編集部 M・K) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    《ミステリマガジン》という翻訳を中心としたミステリ雑誌の編集をしているM・Kです。今回は「ミステリマガジンの作り方」について、少々お話しさせてください。これを読めば、あなたも《ミステリマガジン》が作れる!? さて、《ミステリマガジン》は、大きく分けて、特集と、連載コラム、連載小説で成り立っています。2010年1月号の特集ですと、ハードボイルドの嚆矢、ダシール・ハメットの作家特集で、題して「ハメット復活」。 連載は、長期計画で決めていくので、今回は、《ミステリマガジン》の魂、“特集”について、1月号を中心に、説明いたします。 ミステリマガジン 2010年 01月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/11/25メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る 1、特集テーマを決めます。 1月号の場合は、『デイン家の呪い』(ハヤカワ・ミステリ文庫刊

    早川書房発のひとりごと その1(執筆者・ミステリマガジン編集部 M・K) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    daddyscar
    daddyscar 2009/12/18
    「クーンズ」は間違いだろうが、「ななななんとかします」これは?
  • 早川書房発のひとりごと その1(執筆者・ミステリマガジン編集部 ナガノ) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    こんにちは。編集者エッセイ第二弾ということで大変緊張しています。早川書房のナガノです。翻訳ミステリーの雑誌《ミステリマガジン》や書籍に関わっております。 編集者と言われると、どういう職場を想像されるでしょうか。担当するジャンルによって仕事の内容も雰囲気もさまざまですが、翻訳ミステリーの場合はわりと地味です。 校了期と呼ばれる原稿を印刷所に入れる時期こそ、残業続きで昼夜の区別がよくわからなくなり、夕をとりに店に入ると「もう閉店ですが」と言われることもあるのですが、それ以外はそこまで死に物狂いになることはなく、ひたすら社内にこもってゲラもしくはパソコンと黙ってにらみあっています。ときどきパソコンとにらみあいすぎて液晶酔いします。そして窓から入り込む神田の飲み屋街が発する焼き鳥の匂いやお酒を飲みにいきたい気持ちやその他の誘惑と闘っています。 どうですか、普通でしょう。むしろ想像どおりでしょうか

    早川書房発のひとりごと その1(執筆者・ミステリマガジン編集部 ナガノ) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    daddyscar
    daddyscar 2009/12/18
    ミステリマガジンの中の人による、雑誌編集にまつわる小話。
  • 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    いつも翻訳ミステリー大賞シンジケートをご愛読いただきまして、ありがとうございます。 2009年からスタートしたサイトですが、このたびリニューアル&新サイトへの移転をすることになりました。 新しいサイトのURLはhonyakumystery.jpになります。 2017年7月31日分のコンテンツからは、新サイトでの掲載となります。ブックマーク、RSSの設定をされている方は、登録の変更をお願い致します。 こちらの旧サイトは間もなく閉鎖する予定ですが、新しいサイトでは過去のコンテンツも全て閲覧することができますので、ご安心ください。 今後とも翻訳ミステリー大賞シンジケートをよろしくお願い致します。 翻訳ミステリー大賞シンジケート 運営事務局 2017 CWA DAGGER AWARD SHORTLISTS (CWA賞最終候補作発表) On July 26 in London, The Crime

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    daddyscar
    daddyscar 2009/09/29
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