米国のマティス国防長官と韓国の宋永武(ソンヨンム)国防相は28日、ソウルで定例安保協議(SCM)を開いた。北朝鮮の核・ミサイル開発の加速化を念頭に、米戦略爆撃機B1Bの朝鮮半島付近での展開を増やすなど、米国の戦略兵器のローテーション配備の拡大などで合意した。 戦略兵器の展開強化は、韓国政府が有事の備えとして強く求めていた。北朝鮮の6回目の核実験を受けて、韓国内では米戦術核の韓国再配備の声が高まるが、米韓両政府は中国を刺激する懸念があり、現実的ではないと考えている。グアムや在日米軍などを拠点とする戦略兵器の展開強化は、米韓双方の意向が一致した形だ。 協議では、朝鮮半島有事の際の作戦統制(指揮)権を米軍から韓国軍に移管する問題も議論された。自主国防力の強化を掲げる文在寅(ムンジェイン)大統領は9月下旬、「韓国が作戦統制権を持ってこそ北が我々をさらに恐れることになり、国民は軍をさらに信頼できるよ
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