深さ数千メートルの深海に眠る貴重な海底資源の開発につなげようと開かれている、世界初の深海探査レースの第1ラウンドの結果が発表され、日本のチーム「KUROSHIO」が、ことし10月から行われる決勝ラウンドに進むことになりました。 レースには、東京大学や海洋研究開発機構などがつくる日本のチーム「KUROSHIO」を含め、世界各国から19チームが参加し、第1ラウンドでは、探査ロボットにレースの目標を達成できる性能があるか、専門家による審査が行われました。 その結果、財団は9つのチームが実際に深海に潜って地図を作る決勝ラウンドに進むことになったと7日発表し、日本のチーム「KUROSHIO」も決勝進出を果たしました。 「KUROSHIO」の探査ロボットはイルカのような形をしていて、全長3メートル。レースでは3機のロボットが同時に深海をみずから動き回り、音波などを使って海底の地形を測定し、地図を作り上