アメリカのFAA=連邦航空局は、全日空などの航空会社が使用しているボーイング787型機の一部の機体について、金属疲労によってエンジンの部品に不具合が生じるおそれがあるとして、運航の条件を厳しくする措置を発表しました。 このため、FAAは、このエンジンを搭載している機体について、問題が解決されるまで、緊急着陸できる空港が飛行ルートの近くにあるように、運航の条件を厳しくする措置を発表しました。 具体的には、これまでの飛行ルートは、緊急着陸できる空港までの距離が5時間半以内と定められていましたが、今後は、2時間20分以内に短縮されます。 これについて、ボーイングは声明を発表し、およそ670機ある787型機のうち、今回の措置の影響を受けるのは、およそ4分の1の機体だと明らかにしました。そのうえで、「ロールス・ロイス社と連携してエンジンの圧縮機の羽を点検しており、問題が見つかれば、羽を交換する。安全