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ブックマーク / courrier.jp (11)

  • 日本はもはや「イノベーションの国」ではなく、AIの「巨大市場」なのだろうか | 米IT大手が続々と日本に出資するわけ

    人工知能AI)の中心地なのだろうか。 2024年4月、米IT企業大手「オラクル」が、クラウド・コンピューティングとAIに関するサービスの拡充のため、80億ドル(約1兆2500億円)を日投資すると発表した。その直前には、生成AIサービス「ChatGPT」の生みの親である「オープンAI」が、アジア最初のオフィスを東京に開設すると決め、さらにその2ヵ月前には、大規模言語モデル「Llama」を作った「メタ」社のCEO、マーク・ザッカーバーグの来日が大々的に報道されていた。 これと並行して、他にも大手テクノロジー企業が日ITインフラに天文学的な額の投資を発表し、生成AIを用いたサービスを展開しようとしている。

    日本はもはや「イノベーションの国」ではなく、AIの「巨大市場」なのだろうか | 米IT大手が続々と日本に出資するわけ
    deejayroka
    deejayroka 2024/07/26
    “現在日本をめぐってこの業界が熱くなっているとしたら、それは特にいまがビジネスチャンスだからなのだ”
  • 【調査報道】イスラエル軍の「殺害リスト」は人工知能が生成したものだった | すべてを変えた「人工知能による自動化」

    2021年、『人間とマシンのチーム:私たちの世界に革命をもたらす人間と人工知能のシナジーをいかに生み出すか』(未邦訳)と題する英語が刊行された。著者はY・S准将というペンネームだが、イスラエルのエリートの諜報機関、8200部隊を率いる人物であることが確認されている。 著書で彼は、戦火のなかで軍事攻撃の「標的」を何千という規模でマークするため、大量のデータをすばやく処理する特別なマシンの開発を提唱した。そのようなテクノロジーがあれば、「新たな標的の割り出しと、それを承認する意思決定の両方における人間のボトルネック」を解消できるだろうと、彼は書いている。 そのようなマシンは、実際に存在すると判明している。イスラエルとパレスチナ合同の独立系メディア「+972マガジン」とイスラエルの独立系ニュースメデイア「ローカル・コール」の調査によって、イスラエル軍が「ラベンダー」という人工知能をベースにし

    【調査報道】イスラエル軍の「殺害リスト」は人工知能が生成したものだった | すべてを変えた「人工知能による自動化」
  • 「AIは世界を支配できない」と断言するSF作家テッド・チャンが恐れること | AIは「応用統計」に過ぎない…

    哲学的SF作家と称され、数々の作品が高い評価を受けているテッド・チャンは、ブラウン大学でコンピュータサイエンスを学んだあとに、SF作家に転じた経歴の持ち主だ。生成AIが世界の話題となるなか、AIを巡る彼の考え方に注目が集まっている。AIは世界を支配するのでは、との懸念を否定するチャンが、それよりも恐れることとは。 AIを別の言葉で表現すると? テッド・チャンにランチをご一緒しませんかと尋ねたところ、その返答は、彼の書く物語に似て簡潔かつ的確だった。 「AIの現状と、SFがそれにどう関与しているかについてなら、喜んでお話しします。でも、私の個人的な生活について話す気はありません。それでよろしければ、ランチをご一緒します」 私が興味があるのはチャンの私生活ではなく、彼の頭の中の世界だ。 この中国アメリカ人作家は、同世代のSF作家の間でも最も評価の高い作家のひとりで、30年余りで執筆したわずか

    「AIは世界を支配できない」と断言するSF作家テッド・チャンが恐れること | AIは「応用統計」に過ぎない…
  • 日本の“カワイイ文化”が「生成AI児童ポルノ」の大量流出を招いている | 専門家が子供への「二次被害」を懸念

    生成AI技術が急速に進化するなか、日ではこれを利用した子供の性的画像の問題が深刻化している。欧米ではこうした画像が厳しく規制される一方、日ではなぜ野放しにされているのか。背景にある日の司法や文化的な価値観を中国紙が専門家に取材した。 日では、生成AIによって作られた児童の性的画像の大量流出が問題になっている。 地元メディアの報道によれば、国内のIT企業が法律の抜け穴をつき、生成AIによる児童ポルノを生産しているという。 人権活動家はこうした動向を憂慮しているが、日政治家は問題の介入には消極的だ。1998年に「子ども虐待ネグレクト防止ネットワーク(現・特定非営利活動法人チャイルドファーストジャパン)」を創設した山田不二子は、政府が生成AIによる児童ポルノの問題を放置していることを批判し、子供たちが性産業に取り込まれると懸念する。 「日の法律では児童ポルノは違法とされていますが

    日本の“カワイイ文化”が「生成AI児童ポルノ」の大量流出を招いている | 専門家が子供への「二次被害」を懸念
  • 「GAFA」は「GOMA」に? AIの未来を握る4社とは | 米誌が考える、テックの行き先

    「いまが後継者誕生の瞬間かもしれない」──「GAFAM」が支配するテクノロジー業界についてそう語るのは、コロンビア大学ロースクールの教授ティム・ウーだ。 これまでも、グーグル、アップル、フェイスブック(現メタ)、アマゾン、マイクロソフトの頭文字をとって表現されてきたテック業界の主要メンバーたちは、Netflixを加えて「FAANG」になったり、最近ではテスラとエヌビディアの台頭で「MATANA」と呼ばれたりしてきた。 そんななか、米誌「アトランティック」が着目したのは、勢いを増す生成AIの分野で注目を集める「GOMA」だ。AIチャットボットとその類のものはまだ初期段階にあるとしながらも、「AIの世界では、すでにすべてがたった4社に集約されつつある。グーグル、オープンAI、マイクロソフト、アンソロピックである」と書く。 従業員数たった数百人のスタートアップ企業オープンAIは、2022年11月

    「GAFA」は「GOMA」に? AIの未来を握る4社とは | 米誌が考える、テックの行き先
  • 作家ウォルター・アイザックソンが明かす「イーロン・マスク伝記の裏側」 | マスクと深夜に、電話やメールを交わしていた

    伝記『イーロン・マスク』の著者ウォルター・アイザックソンと英「フィナンシャル・タイムズ」紙の記者が、ニューオーリンズでランチマスクに伝記執筆のオファーをした直後に彼がとった驚きの行動からマスクの二面性についてまで、この「破天荒な男」に2年間密着したアイザックソンが裏話を語った。 金曜日の正午前、ルイジアナ州ニューオーリンズのバーボン・ストリートにある「ガラトワーズ・レストラン」にいる客でしらふなのは、どうも私ひとりだけらしい。 一方に目をやると、バービーピンクの服に身を包んだ女性たちがわめきながらどぎつい色のカクテルを振り回し、反対側では、結婚式の前祝いパーティーの男たちが大騒ぎしている。紫、緑、金のバルーンが店内のいたるところに吊るされ、まるで古い時代のフランス酒場にいるかのようだ。 「なかなかの喧騒だね!」と、米国人作家のウォルター・アイザックソン(71)が、周囲の喧騒に負けじと声を

    作家ウォルター・アイザックソンが明かす「イーロン・マスク伝記の裏側」 | マスクと深夜に、電話やメールを交わしていた
  • ジェフリー・ヒントン「人類を凌駕する人工知能に私は戦慄している」 | “AIのゴッドファーザー”だからこそ語れるAIの脅威

    5月初め、AI研究の第一人者であるジェフリー・ヒントンがグーグルを辞めたことが明らかになった。以来、世界中のメディアからの取材依頼をほぼすべて断っているという彼が、英紙「ガーディアン」だけに語った、AIの真の怖さ、人類滅亡の確率、その決定的瞬間が訪れるとき──。 悪意のある研究者はいない ジェフリー・ヒントンが、インタビューの最初で口にし、私が録音を止める間際にも繰り返したのは、彼が10年間在籍したグーグルを円満に退社したということだった。 「私はグーグルがこれまでに成し遂げたことや、いま現在取り組んでいることに何の異論もありません。メディアは私を『グーグルに不満を募らせた社員』に仕立て上げたいようですが、そうではないんです」 そこをはっきりさせておくのが大事なのは、つい逆の結論に走りがちだからだ。結局のところ、自分の元勤務先を、人類を絶滅へと導く可能性の高い企業のひとつとして冷静に語ると

    ジェフリー・ヒントン「人類を凌駕する人工知能に私は戦慄している」 | “AIのゴッドファーザー”だからこそ語れるAIの脅威
    deejayroka
    deejayroka 2023/06/14
    “「エネルギー面では莫大なコストがかかりますが、1つが何かを学べば、全体がそれを知ることになり、そのうえ簡単にコピーを増やせるのです。つまり良いニュースは、『不老不死』の秘密を発見したということ。そし
  • イーロン・マスクのAI開発 「挫折を味わった過去」と「歩みはじめた再挑戦への道」 | ライバルやかつての同志に出し抜かれたが…

    米実業家イーロン・マスク氏は10年以上前から人工知能AI)の開発を進めようとしてきたが、ライバルやかつての同志に出し抜かれる結果になっている。 しかし今、オープンAIの成功を受け、その取り組みを強化している。オープンAIマスク氏が共同創設し、権力闘争の末に去ることを余儀なくされた組織だ。同氏は何年も前から、下手なAIを開発すれば人類に壊滅的な影響を及ぼすことになりかねないと警鐘を鳴らしてきた。 昨年11月にオープンAIのチャットボット(自動会話プログラム)「ChatGPT(チャットGPT)」がセンセーションを巻き起こして以来、マスク氏はチャットGPTが道徳的に妥当な答えを出すよう訓練されていると非難し、人間がコントロールできないほどAIが力を持つようになりかねないと警告した。 マスク氏は、新たな取り組みを「TruthGPT(トゥルースGPT)」と呼び、いずれ宇宙をも理解する真実を追求す

    イーロン・マスクのAI開発 「挫折を味わった過去」と「歩みはじめた再挑戦への道」 | ライバルやかつての同志に出し抜かれたが…
  • 子供たちがアルゴリズムを“批判する力”を養う米国の「AIリテラシー教育」の現場を訪ねて | MIT研究者も推奨

    精度の高い文章を自動生成できるチャットボット「ChatGPT」の誕生は、新しいイノベーションへの期待感だけでなく、急速に成長するAIへの不安ももたらした。そんななか米国では、AIとの共存を避けられない次世代のために、アルゴリズムを理解し、批判的に評価する力を身に着けるための教育が始まっている。 マリサ・シューマンは、その日いつもと同じように午前の授業を始めた。彼女は、米ニューヨークのブロンクス地区にある中高一貫の公立女子高「ヤング・ウーマン・リーダーシップ・スクール(YWLS)」で、コンピュータ・サイエンスの教師を務める。 11時半になると、エネルギーに満ちあふれた高校生たちが教室に入って来た。着席し、ノートパソコンを取り出すと、生徒たちは教室前方にある電子ホワイトボードに目を向ける。そこには、授業のテーマであるウェアラブル機器に関する質問が映し出されていた。 教師歴10年のシューマンが、

    子供たちがアルゴリズムを“批判する力”を養う米国の「AIリテラシー教育」の現場を訪ねて | MIT研究者も推奨
  • 落合陽一×猪瀬直樹 異色対談「激論! 近代の超克」

    我々は、終わらない近代を生きている。百数十年にわたって、日の社会構造は根的に変わらなかったのだ。だが、なぜそうなったのかという歴史を問うことなしに、私たちは変わることはできない。「現代の魔法使い」落合陽一と作家・猪瀬直樹が解き明かす、真の「近代の超克」とは? 必読の対談。 西洋近代の「平等」に対抗しうるのが、日の「適材適所」 落合 僕はいま、ウェストファリア条約くらいから歴史の復習をしているんです。近代の国民国家の枠組みを勉強しなおすためです。そうしないと、いまの団塊ジュニアが抱えている「絶壁」が切り崩せないなと思ったんです。 猪瀬 僕はよく言うんだけど、団塊ジュニアの発想は当事者意識のない穏健な「中道左派」なんだよ、なぜか。親の団塊世代のイデオロギーがそのまま子世代のイデオロギーになってるんだろうね。でも近代というものに向き合わないと、左派だの右派だの言っていてもどうしようもない局

    落合陽一×猪瀬直樹 異色対談「激論! 近代の超克」
  • マイクロチップを身体に埋め込んで自分を“アップグレード”する若者たち

    チップを埋め込んだ手をかざすと、ロックを解除したり電子機器を起動させたりできる──。世界中の若者に注目されつつある、人間の“サイボーグ化”の最前線を仏誌記者が追った。 3月6日金曜日、午後6時。アナス・ホゥ・ニッセンは黒い治療椅子に腰かけている。ここはコペンハーゲンの中心街にあるボディピアススタジオの一室だ。ニッセンは、ひじ掛けの上の滅菌ガーゼに左手を置いてから元の体勢に戻ろうとして、頭を照明にぶつけてしまう。 「これって、今からすることより痛かったんじゃないの」 それを聞いたヨワン・ウェステルルンドは、それはどうかな、という表情で笑う。彼の手には10㎝ほどの注射器が握られている。注射針は、採血で使用する針より3倍ほど太い。 ウェステルルンドは、ニッセンの手の甲の皮膚をつまんで指示を出す。 「息を深く吸って」 つまんだ皮膚に注射針が素早く刺し込まれる。3秒ほどが過ぎただろうか。ウェステルル

    マイクロチップを身体に埋め込んで自分を“アップグレード”する若者たち
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