愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、企画展「表現の不自由展・その後」が激しい抗議や脅迫などで中止に追い込まれた問題を巡り、文化庁が同芸術祭への補助金を交付しない方針を固めたことが26日、関係者への取材で明らかになった。県からの補助金申請の内容が不十分で手続き上の不備があったと判断した。 文化庁は4月、国が開催費などを支援する「文化資源活用推進事業」として芸術祭を採択し、約7800万円の補助金を交付する予定だった。審査は企画書に基づいて実施したが細かな展示物の内容までは記載されていなかった。企画展は少女像などの展示に対する激しい抗議などで中止に追い込まれ、文化庁は補助金交付について改めて検討していた。
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