先日、日本で女子大が減っていることが取り上げられました。 報道によると、ピーク時の1998年には98校あった女子大が、現在は国公私立合わせて73校に減りました。時代の変化とともに、人文系が中心の女子大ではなく、就職につながりやすい学部がある共学の大学を受験する女子学生が増えたとのことです。 ドイツで再評価されている女子校 ドイツに日本でいう女子大はありませんが、大学につながる教育機関であるギムナジウム(大学進学を希望する子供たちが通う8年制の学校)には、近年数が減ってきているものの、女子校はあります。2022年5月の時点で、ドイツ全土の女子校の数は120校です。 かつて女子校というと「カトリック」のイメージが強くありました。そのため、教会離れが進んでいる今のドイツでは女子校を称賛すると、けげんな顔をされることがあります。その一方で、女子校を見直す声もあるのです。 南ドイツ新聞にインタビュー