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  • 彦坂尚嘉 Naoyoshi HIKOSAKAの《第163万8400次元》e-leaning ArtStudies

    2024-01 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » ある寒い1月の朝、一人の男がワシントンD.C.の駅で座りながらバイオリンを弾き始めました。彼はバッハの曲を1時間程演奏しました。その時間帯は通勤ラッシュだったため、約1100人がその男の前を通りました。 3分後、ある中年の男はバイオリンを弾いている人がいると気づき、足を止めました。しかし、結局止まったのはほんの僅かな時間で、数秒後にはその場を離れました。 1分後、バイオリニストはやっとお金を稼ぐことができました。ある女性がケースに1ドル札を投げ入れましたが、彼女は止まることなく歩き続けました。 少しした後、壁に寄りかかって彼の音楽を聴く者が現れましたが、腕時計を見るとすぐに歩き始めました。会社に遅刻しそうだったのです。 一番彼の音楽が気になったのは、3歳の男の

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    2024-02 « 1234567891011121314151617181920212223242526272829 » 「コンテンツ」というのは、あるものの「内容」のことです。 媒体やシステムではなくて《情報内容》ということです。 たとえば「近代美術とは何か?」という情報内容は、いままでも幾つもが書かれてきています。一番手っ取り早い新書で、Amazonでさがすと、高階秀爾著『日近代美術史論』(ちくま学芸文庫) 、土方定一著『日の近代美術』(岩波文庫) はありますが、『日』という文字がくっついてきてしまいます。 【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】 『日』という文字の無いものはないか? 滝口修造著『近代芸術』(美術出版社)というのがありますが、1962年のです。内容としても古いので、現在の視点から書かれたもの、つまり近代の終焉という事実を踏まえたが欲しい

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    2024-07 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 会田誠さんの、美術というのは世界を表面的に浅く見る浅薄な視線で制作して良いと言う考え方は、少なくとも伝統的な芸術の成立の根拠とは違います。わかりやすい例で言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチも狩野元信も、そして雪舟も、決してのような浅い視点を根拠として美術作品を描いてこなかったのです。 それもモダンアートになっても、セザンヌも、ピカソもモンドリアンも、ポロックも、靉光や井上長三郎も、麻生三郎も、浅い上っ面の視線を根拠としては、制作してきませんでした。 それが変わったのは、いわゆる《根拠無き熱狂》が世界を覆うようになってからです。今日の私たちの世界は、《根拠無き熱狂》を基盤にした、浅い認識でできているシャボン玉の表面に写るかのような《象徴界》だけの幻の世界になったの

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    2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » チベットの焼身自殺が84人となった。このチベットの人々の抵抗と激突は私たちの未来へと投げかけられている。私たちの世界は煉獄の中にある。来るべき煉獄の中で芸術こそが《サントーム》となって、私たちの精神の崩壊をつなぎ止める。世界の崩壊をつなぎ止めるための芸術精神の屹立。こういう世界中に広がる地獄の中に、私は、芸術精神の存立の根拠を見る。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ チベット族2人焼身自殺=知識人が断中国 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 時事通信 11月29日(木)18時36分配信 【北京時事】米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、中国で2

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    2024-02 « 1234567891011121314151617181920212223242526272829 » 岡太郎の錯誤を乗り越えるために・・・ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 芸術は2つある ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 芸術は2つに分裂している。 ○Hアート(ヘビー・アート)=重アート ●Lアート(ライト・アート)=軽アート それは次のような分裂としても出現してきている。 □高級な芸術(ハイアート) ■低級な芸術(ローアート) さらに次の様な分裂もある。 △人称芸術=有名作家の芸術 ▲非人称芸術=無名作家の表現、民俗芸術、民衆表現、柳宗悦の民芸など。 つまり、このような分裂は、複雑な分裂状態を示していて、しかも久しい昔から分離し、かつ、からみあ

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    2024-02 « 1234567891011121314151617181920212223242526272829 » 彦坂尚嘉主宰の私塾 ひこさか L&H アート 塾 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 大げさですが、人類史700万年の記憶に立つ、グローバルな感性と思考の追究を目指します。基テキストとしては『30、000 years of art/美術の3万年』という洋書を使います。高いですが、できれば一人一冊買って欲しいと思います。 日の限界が明らかになっている現在、リスクを回避して日国内に縮小していくだけでは日のアートは生きえません。むしろ国境を越えて異文明の多面的な交流と展開をグローバルに進めなければなりません。 異なる文明の多様な価値観や世界観を互いに認め合いながら、日人としての人格を、日の美術史の豊かさと超一流性を自覚することで豊かに成長させて、積極的

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    2024-02 « 1234567891011121314151617181920212223242526272829 » 芸術の秘密が、私なりに理解できたのです。結論を簡単に言うと、社会は芸術を通俗的に理解しているということです。 直接はE.H.ゴンブリッジの『美術の物語』というカラー図版のたくさんある大著なのですが、その内容は一般的で、通俗なのに驚いたのです。 この日版は2007年の発行ですが、にはきちんと書いてあるのを見つけられませんでしたが、ゴンブリッジが1950年に書いた『The Story of Art』名著の翻訳版だと思います。 【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】 『The Story of Art』は、美術批評の重要文献として広く認められ、視覚芸術に関する最適の入門書としても評価されているというものです。若い読者を想定して書かれたもので、20以上の

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    2024-02 « 1234567891011121314151617181920212223242526272829 » 《現実界》だけの人格の出現をめぐって 初代アメリカ大統領は《現実界》だけの人格 書き込んでいくと、この程度のブログの文章でも手間がかかります。それと多くの人には、読めない文章になります。読めないというのは、コミュニケーションができないということです。 多くの人とコミュニケーションすること事態が、なかなか難しいのですが、それにはいろいろの理由があるにしても、実は人間精神が一つではなくて、いくつもあるからではないのか? 人間関係や、芸術の理解のむずかしさの中から出てきた疑問は、こうした人間の多様性の問題でした。つまりジャック・ラカンが言うように、人間精神には《想像界》《象徴界》《現実界》という3界があるということが規準ではないのではないか? という疑問です。 それは美術作

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    2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » はじめたばっかりですが、『e-learning ArtStudy6400』にはじめての有料入会者がありました。一ヶ月の入会です。感謝です。 ■入会者は誰だかわかりません! 誰が入会してくださったのかは、このFC2のブロマガシステムでは一切わかりません。 これは驚きがありましたが、良いシステムだと思います。 このことは重要です。 誰だか分かりませんから、入る方にも負担がかかりません。 同時に私は、普遍的な他者に向かって書いて、教育をして行きます。 しかし教育をするというのは、何なのか? ■天婦羅学生がはいれません! 昔から親しくしている方から、次のようなメールをいただきました。 演習ブログには、どう入るのでしょうか?入れるのでしょうか? (月謝を払わないで、、、

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    2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » ホンマタカシ               村越 としや 《第6次元》デザイン写真        《第6次元》《真性の芸術》 ホンマタカシ               山方伸 《第6次元》デザイン写真    《超~50次元》《真性の芸術》 ホンマタカシ               糸崎公朗 《第6次元》デザイン写真    《第1~50次元》《真性の芸術》 糸崎公朗さんは、今、TAPギャラリーで個展をやっています。 糸崎公朗さんの欲望は、TAPギャラリーを中心にして形成されている《村》の人々に認知されて、同じ村人の仲間に加わりたいと言うもののように、私からは見えていました。 【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】 外部性 糸崎公朗さんのこれまでの

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    2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 安すぎる!/ネガデス13の逆襲 彦坂尚嘉が改作した笹山直規のデスフェイス 笹山直規さんから、次の様なコメントをいただいた。感謝です。 笹山直規 ‏ @negaDEATH13 14:51 フレーム付きで2万円ですか、これまた恐ろしい破格ですね。近い年代の写真家だと、ホンマタカシの10分の1くらいの価格かな。@itozaki RT:「気体分子ギャラリー」にてオークション販売開始 確かに安いですね。 笹山直規さんが上げているホンマタカシの作品を見ると、タグボートで額付きで25万2000円ですね。 ただし作品サイズは48.5x58.5cmで、面積比で約2倍です。機械的に糸崎公朗さんの作品価格をホンマタカシの価格と比較すれば、約6分の1です。 糸崎公朗 2万円(額付き)

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    2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 先日の日ラカン教会の学会発表をしてから、《超次元》~《第51200次元》というのは、死の問題だと言うことが、よく分かりました。 そうすると話はかなり単純化してしまって、生を見つめている視点と、自分が死ぬ存在であるということを意識した視点との2つに分類されます。結果的には、当たり前すぎて面白くない結論ですが、単純化して言えば、芸術というのは、死を意識した視点ですが、この死は、最終的には自分の死という個人の死です。一方でデザインというのは、生を意識した視点です。この生というのは、個人の生徒言うよりも、集団的な生です。 さて、そういう単純で凡庸な結論をかかえたまま、ジョニー・サヴィルをご紹介します。この作家を私に教えてくれたのは太田丈夫さんです。 ジェニーサヴィル

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    2024-02 « 1234567891011121314151617181920212223242526272829 » 山口俊郎さんの新作を見せていただいた。 《超次元》~《第6400次元》あるペインティングになっていて、すばらしかった。 グーグルアースによる風景画というのは、時代的な必然がある。 山口俊郎さんの誠実ながんばりと、描くことの丁寧な積み重ねが生んだ成果である。 彦坂尚嘉責任による言語判定法による [ 山口俊郎 sagarmatha01]の芸術分析 アヴァンギャルド美術ではない。 世間体アートである。 伝統美術である。 現代アートではない。 《想像界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》 《象徴界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》 《現実界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》 《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重

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    2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 糸崎公朗への再批評と、無償の行為と有料ブロマガ 私自身は、ニーチェが好きな人です。ニーチェの哲学は、好きな人と嫌いな人に割れるという傾向が強いものです。ニーチェは「贈与の徳」ということを言って、無償の行為を評価しましたが、しかし多くの人は、無償の行為を嫌うのですね。私の廻りでボランティアに強い拒否反応を示したのはM7のやのまきさんや、アーティストの佐々木薫さんでした。ボランティア活動というものを嫌悪しているから、やのまきさんや佐々木薫さんが商売人であるというかというと、決してそうでは無くて、商売人としても下手な人と言う印象があります。何かを根の所で誤解している人たちで、むしろエゴイズムの強い子供のような無垢な人たちという印象なのです。普通は無垢な子供はすばら

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