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ブックマーク / mickmack.hatenablog.com (7)

  • 新著が出ます:ジョー・セルコ『プログラマのためのSQL 第4版』 - ミックのブログ

    皆さん、お久しぶりです。長らくブログの更新が止まっていたのは、少し大きな仕事をしていたためです。ジョー・セルコ『プログラマのためのSQL 第4版』の翻訳。これに集中するため、ブログもやらずTwitterもやらず(こっちはちょっとやってしまった)頑張っておりました。 長かった。 当に長かった。 原著が800ページ以上あるうえ内容も簡単ではないので、もともと楽な仕事とは思っていませんでしたが、いや大変でした。ですが無事今月刊行とあいなりました。すでにAmazonはじめオンラインショップでも予約受付を開始しています。あらかじめ言っておきますが「表紙のおっさん誰?」という質問は私にはしないように。私も答えられないので(笑)。 さて、書の内容を紹介する代わりに、少し長くなりますが訳者前書きを引用します。購入するか判断の参考にしていただければと思います。なお、実行環境としては前書きでも書いています

  • Club DB2 でゲスト講師をしました - ミックのブログ

    昨日 7/13 に渋谷マークウェストで Club DB2 のゲスト講師としてお話をさせていただきました。RDB の設計における物理と論理のせめぎあい(トレードオフ)というテーマで、前回以上に自由に喋らせていただきました。いつもながら運営の寛大な方針に感謝しています。ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした。 講演では説明が足りなかった部分、また質問をいただいたことで改めて自分でも考えてみたことを、少しここで補足しておこうと思います。 ぐるぐる系が悪いケース まず、前提としてぐるぐる系が猛威を振るうのはバッチです。オンラインでは、そもそもループ回数が少ないので大きな問題にはなりません。講演でも、最初にこのことを明示して話を進めるべきでした。前提をはしょったせいで混乱を招いたかもしれません。 ぐるぐる系を並列させるのはどうか ループそのものは直列だとしても、ループ自身をジョブレベルで並列させれば、

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  • 新著が出ます:『達人に学ぶDB設計 徹底指南書』 - ミックのブログ

    3/16 に新著が出ます。タイトルは『達人に学ぶDB設計 徹底指南書』。名前からピンと来た方もいるかもしれませんが、『達人に学ぶ SQL徹底指南書』の続編に当たります。の装丁も同じ轟木亜紀子さんにお願いしたので、シリーズものっぽく仕上がっています(写真は文末の Amazon へのリンク参照)。 書も、前回の SQL 編と同様、初級者から中級者へステップアップするためのコツやノウハウを詰め込んだ盛りだくさんな内容になっています。ただし、正規化や ER 図の描き方や、インデックスの仕組みやバックアップといった論理・物理両面における設計の基礎についてもカバーしているので、初級者であっても置いてけぼりにすることのないよう配慮したつもりです。 ただ、DB 設計というのは非常に広範囲な内容を含むので、イメージが湧かない、という方もいるでしょう。そこで以下に、書の章構成と前書きを示しますので、購入

  • フリーランチとトレードオフ:岩瀬大輔『生命保険のカラクリ』 - ミックのブログ

    手数料、というものをご存知でしょう。休日に銀行を利用したり、外貨両替をすると取られるアレです。もっと大きいところでは、ローンを組んだり投資信託を買うときにも取られます。この手数料は、普通は幾らかかったか分かります。しかし、日の金融商品の中で一つだけ、手数料を教えてくれないものがあります。それが、生命保険です。 なぜ生保の手数料(正確には純保険料とは別に取られる付加保険料)が公開されないか。それは、手数料が保険料全体の3〜6割という群を抜いた高さだからです。他の金融商品でこんな手数料取ったら客は怒り出します。生命保険会社もそれが怖いので公表しない。 生保の付加保険料が高いのは、それだけ事業経費が高いからです。特に高いのが人件費で、大勢の保険の外交員(いわゆる「保険のおばちゃん」)を抱える保険会社は、どうしても手数料を高く設定せざるをえません。 しかし2008年、この付加保険料を含む商品原価

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  • 統一と多様 - ミックのブログ

    ※システム業界以外の人には無関係の内容です。 先週の木曜、青山のオラクル社で「WebLogic勉強会 第4回」に参加してきました。私は Web/AP サーバの経験はそれほどないのだけど、最近仕事で使うことが多いので改めて勉強中です。かなり盛況で80人ぐらいは参加者がいました。用意された椅子だけでは足りず、満員御礼状態だった。これは、WebLogic がエンタープライズ用途としては以前からメジャーな APサーバだったことに加え、Oracle が OAS を捨てて WebLogic に一化しようとしているという戦略も絡んでいるのかもしれない。むかし OAS を使っていたシステムは、サポートが切れるタイミングで WebLogic で改修せざるをえなくなる可能性が高い(いっそフリーのAPサーバとかに変えてしまう、という選択肢もあるけど)。 今回参加して一番強く持った感想は、「やはりOracle

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  • 盛者必衰って本当ですか:クレイトン・クリステンセン『イノベーションのジレンマ』 - ミックのブログ

    当時、客に何が欲しいかと訊ねたら、速い馬がほしいと言われただろう。 ―― ヘンリー・フォード(自動車メーカーのフォードの創業者) ある企業が、まったく無名のベンチャーやバラック同然の町工場から出発して、ライバルとの数々の闘いに打ち勝ち、業界を代表するリーディング・カンパニーに成り上がり、そしてやがて新しい挑戦者との闘いに敗れて歴史から退場していく。資主義社会では、このサイクルが延々繰り返されます。永遠に存在しつづける企業はない、という事実を、私たちは経験的には理解している。どんな優良企業だって、いつかダメになるときは来る。ビッグスリーと呼ばれた自動車業界の帝王たちは破産の危機に瀕し、長らく大学生の憧れだったテレビ局や新聞社は赤字を計上し、ジリジリと追い詰められています。 しかし、"なぜ" 企業は永遠に勝ちつづけることができないのか、と聞かれると、その理由に関しては、私たちはそれほど確固た

  • 小ネタ:Oracle 10g XE のサイレントインストール - ミックのブログ

    Oracleについての小ネタです。このソフトを使ってない方は読み飛ばしてかまいません。 Oracle社は、Oracle Database 10g Express Editionという体験版(略して「XE」と呼ぶ)を無料配布しています。表領域が4Gまでとか、インスタンスをCPU一つにつき一つしか作れないとか、機能はStandard やEnterprise などの商用に比べると劣りますが、基的なことはできるし、個人利用はもちろんOK、開発に使うのもOK、再配布するのもOK、という制限の緩さで結構広く使われています。WindowsLinux 版があります(リンク先はWindows版のサイト)。 それで、再配布されることを念頭においてのことでしょう、サイレントインストールをするための設定ファイル(応答ファイルまたはレスポンス・ファイルと呼ぶ)も提供されています。リンク先のサイトの下の方にあ

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