「iPhone」という名称をめぐり、米Cisco SystemsがAppleを相手取って起こした商標侵害訴訟は、その対応期限として設定されていた1月31日の直前になってAppleが期限延長を要請したことで、重大な局面へと移行している。 AppleとCiscoは1月31日に共同声明を発表し、新たな対応期限を2月15日とすることで合意したと発表している。この合意はサンフランシスコの連邦地方裁判所に提出された。 Appleは当初、Ciscoによる提訴をもっとのん気に受け止めていた。 Appleの音楽事業部門PR担当ディレクターのナタリー・ケリス氏は1月11日の時点で、eWEEK編集部に次のように語っていた。「Ciscoの訴訟はばかげている。事実、iPhoneという名称は既にほかにも多くのVoIP企業が使っている」 今回の共同声明が発表された後に改めてケリス氏と連絡を取ったが、声明の内容を繰り返す