2011/03/24 SSL電子証明書を発行するコモドは3月23日、侵入を受け、その結果不正に電子証明書を発行したことをブログで明らかにした。同社はその後、これらの証明書を失効させたが、MicrosoftやGoogle、Yahoo!といった9つのサイトが影響を受ける恐れがある。 電子証明書は、Webブラウザでアクセスしたときに「そのWebサイトが本物である」ことの確認に利用できる。だが、こうした不正な証明書が利用されると、フィッシング詐欺やDNSポイズニングなどで偽のサイトに誘導されても、その真偽を確かめることが困難になる。 例えば、ユーザー当人はSkypeのサイトにアクセスしているつもりでも、実際には偽のサイトに誘導されており、証明書を使ってもそれを確認できない事態が考えられる。この結果、ユーザーIDやパスワード情報を盗み取られたり、それを使ってWebメールを盗み見られる可能性がある。ま