ドッグランやストリートバスケット・コートがあり、ライブハウスからは軽快な音楽が街に流れてきます。美術大学の学生がアトリエ付きのアパートに住み、高齢者の話し相手になります。障がい者はカフェやクリーニング店で忙しく働いています。石川県の「Share(シェア)金沢」は、障がい者や高齢者が社会から隔離されることなく、みんなが共に助け合って生きていく「ごちゃまぜ」のコミュニティ。僧侶であり、青年海外協力隊で海外ボランティア経験もあり、起業家でもある理事長の雄谷良成氏に、地域や福祉への思いを伺いました。 働く、遊ぶ、アートする。 何でもありのコミュニティ、「Share金沢」 2014年3月にオープンした「Share金沢」は、佛子園が病院跡の敷地に住まいや文化施設などを配置して、一からつくり上げた街です。「私がつくる街」をコンセプトに計画段階から地元の自治会や町民館などの人たちを巻き込み、ドッグランも住