CA1784 – 動向レビュー:図書館におけるナレッジベース活用の拡がりとKBARTの役割 / 渡邉英理子, 香川朋子 イタリアの“パブリック・ライブラリー”の現状と課題 ボローニャ市図書館協議会理事:アントネッラ・アンニョリ (翻訳 利用者サービス部サービス企画課:渡邉由利子・わたなべ ゆりこ) はじめに ヴェネツィアのマルチアーナ図書館、チェゼーナのマラテスティアーナ図書館、ボローニャのアルキジンナージオ図書館をはじめ、イタリアには世界的にみても非常に古い図書館が数多く存在する。これらの図書館は、500年という想像を超える歴史を持つ。それらは今でも、我々が現在認識しているような欧州文明の土台となった書物を確実に保存している。 しかし、ここで取り上げるのはこのような保存図書館(biblioteca di conservazione)(訳註:文書の保存を活動の中心とする図書館の呼称。制度
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