本を借りる施設から、誰もが参加し、発信できる場所へ。いま各地で新しい図書館が生まれている。 みんなで作る地域拠点 図書館といえば、分野別もしくは著者別に整然と分かれた本棚が並んでいる光景を誰もが思い浮かべるだろう。でも、ここは違う。 さいたま市大宮区にある新しいタイプの図書館&本屋「ハムハウス」。本棚を小さく区切ってその一つひとつにオーナーがいる。いわゆるシェア図書館だ。本棚の仕切り板には、通常ならジャンル名や作者名が書かれているのに、ここではオーナーの「屋号」が書かれている。例えば、「あおBOOKS」の棚には韓国文学の本が並んでいる。「びあんか堂」は猫の本ばかり。「こもんブックス」は画集など大判の本が多い、という具合だ。 ハムハウスのオープンは今年4月30日。2019年までさいたま市立大宮図書館だった建物が図書館の移転で、複合施設に生まれ変わり、その一角に入居している。公立ではなく、ハム
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