2020年11月13日、本記事を削除しました。詳細は以下のとおりです。 (削除した記事) 東北大学附属図書館本館、同大学教員向けに「授業支援のための蔵書電子化サービス」を開始:「授業目的公衆送信補償金制度」に基づく試行サービス Posted 2020年11月10日 (削除理由) 記事の情報源である東北大学附属図書館から、同サービスの実施中止に伴い、本記事の削除要請が寄せられたため。
![本記事は削除しました](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)
図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織“Electronic Information for Libraries”(EIFL)のウェブサイトに、2015年11月20日に発効したポーランドの新しい著作権法についての紹介記事が掲載されています。 新しい著作権法では、教育や文化遺産の保存等といった社会的に有益な目的のためのデジタル化を可能とする新規定が設けられているほか、EUの「孤児著作物指令」や「絶版資料の利用の原則についての覚書」を実行に移しているとのことです。 また、公共図書館の著作物に限定して公共貸与権が導入されているとのことです。 New copyright law in Poland heralds new era for libraries(EIFL,2015/11/20) http://www.eifl.net/news/new-copyright-law-
著作権法第37条第3項では、著作権法施行令で定められた施設は視覚障害その他の理由で読書に困難のある人々のために著作者の許諾なく複製が行えるという権利制限が規定されています。大学については、著作権法施行令第二条第一項第一号ロにおいて、 大学等の図書館及びこれに類する施設 が複製の主体(著作権法第37条第3項に基づく複製が行える機関)として規定されています。 大学図書館が複製の主体に含まれることは間違いありません。しかし、「これに類する施設」に何が該当するかという点です。 現状として、視覚障害など障害のある学生のために著作物のテキストデータの作成は、ほとんどの大学で障害学生支援室のような学生支援部局が行っており、大学図書館でそれを行っているところは立命館大学図書館などのごく少数の例外を除き、ほとんどありません。 大学図書館は著作権法第37条第3項の規定に基づいて著作物の複製が行えますが、障害学
著作権は著作者の死後も保護され無断で複製したり公衆送信したりできませんが、著作者人格権を除く著作権(著作財産権)はアメリカや日本など多くの国では著作者の死後、一定期間を過ぎると消滅し、自由に複製したり配布したりできるパブリックドメイン(公有)に帰することになります。年が明けた2015年1月1日から新たにパブリックドメインになる有名な著作者をまとめるとこんな感じです。 Class of 2015 | The Public Domain Review http://publicdomainreview.org/collections/class-of-2015/ ◆ワシリー・カンディンスキー(ロシア・1866-1944) ワシリー・カンディンスキーは「抽象絵画の創始者」とされる画家で、代表作は「即興 渓谷」 ◆エドヴァルド・ムンク(ノルウェー・1863-1944) 言わずと知れた「叫び」で有名
江戸の浮世絵師は読本小説の挿絵書きが収入の大きな柱だったわけで、それは明治大正になってもかわらず、月岡芳年門下は小説の挿絵書きを生業としていたわけですが、その流れの有名な人たちの没年を調べてみてビビった。 名前 生没年 死後51年 死後71年 月岡芳年 1839-1892/6/9 1943 1963 水野年方 1866-1908/4/7 1959 1979 鏑木清方 1878-1972/3/2 2023 2043 伊東深水 1898-1972/5/8 2023 2043 岩田専太郎 1901-1974/2/19 2025 2045 岩田専太郎は戦後も長く死ぬまで第一線で活躍していたから有名で、専門の美術館があるくらいだからわりと調べがつきやすく、この人の挿絵がのってる本は国会図書館デジタルコレクションで一般に公開できない。人気の売れっ子だからあちこちに描いてたりしてもう大変ですね。吉川英治
青空文庫のお知らせ掲載ページ「そらもよう」で、“TPPによる著作権保護期間延長に際して”と題するコメントが掲載されています。環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉についての「著作権保護期間が著作者の死後70年で統一される方向で調整されているとのニュース」に関するものです。 TPPによる著作権保護期間延長の危機に際して(青空文庫のお知らせ「そらもよう」、2014/5/22付け) http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html 電子の本が燃やされるとき(aozorablog、2014/5/22付け) http://www.aozora.gr.jp/aozorablog/?p=2737 青空文庫、TPPによる著作権保護期間延長についてコメント(Internet Watch, 2014/5/23付け) http://internet.
e-Govサイトの全てのページを暗号化することに伴い、URLが「https」から始まる形に変更となりました。「https」から始まるURLへ変更してアクセスください。 e-Govサイト全ページのHTTPS化について 「https」のe-Govのトップページ Due to encrypting all the pages on the e-Gov site, the url was changed to start with "https". Please access to the e-Gov site with "https". e-Gov Top Page with "https"(English)
カテゴリー:本,電子書籍,青空文庫 | 投稿者:OKUBO YuAuthor: OKUBO Yu About: 青空文庫には高校生のとき参加して、今や翻訳家・翻訳研究者。しばらく青空文庫をお休みするつもりだったのにそうも言ってられなくなってしまっててんてこまいの日々。ここでは電子本のことをしゃべったり、物語を書き散らしたり、はたまた青空文庫批判をしてみたり、自由にやっていくつもり。See Authors Posts (55) | 投稿日:2014年5月22日 | 本が青空の棚から消えてなくなる、という事態は、単に図書が閉架になることでも、禁帯出になることでもない。 著作権法上、データベース上にアップロードしてアクセスだけ禁じる、という形で残すこともできない。また青空であることは館内がないということだから、まさに本を棚から消すことしかできないわけだ。 それは青空の棚の実務に携わる者からすれば
4月21日に、国立国会図書館のデジタル化資料を活用した「NDL所蔵古書POD」が、インプレスR&Dから発表されました。実はこのニュースを受けて、変電社の持田泰さんとFacebook上で議論になりました。持田さんが、このインプレスR&DのNDL所蔵古書PODのように「変電社文庫」を作ってみたいが、国立国会図書館とどうやって話を付ければいいのだろう? という投稿をしており、そこへ私が「パブリック・ドメインなら許諾不要では?」とコメントしたのが議論の発端でした。 実は当時、国立国会図書館のデジタル化資料を利用するには、パブリック・ドメインの作品でも転載依頼フォームからの申し込みが必要でした。私は「それってパブリック・ドメインの意味がない」という意見、持田さんは「でもそういうルールになっているのだから、煩雑であろうとちゃんと申し込みは必要だ」「外部からの妙な抗議で、せっかく公開したデータがまた非公
インターネット上の真のニュースは、煽りや文法的に不正確な醜さを抜きにすればコメント欄で発生する。電子化されたグーテンベルク聖書の画像を共有するポストは、本自体の歴史的意味に関する多くの背景情報だけでなく、言語と印刷の進化を目の当たりにする機会を読者に提供するものだった。 やりとりのほとんどは聖書そのもの、つまり、それが書かれた当時のスタイルと文法的慣例に関してであったが、今回、プロ品質の非侵襲的・非破壊的写真によって行われた電子化作業自体について深刻な懸念が寄せられた。あるユーザーの会話によると、それぞれのページにある写真の著作権により、Wikipediaを含むさまざまなWebサイトとの利用条件によりオンラインでは利用できないという。 huskyrによると「そのような素晴らしいインタラクティブな方法でこの出版物をオンライン化する取り組みを賞賛したが、ページ下部にクリエイティブ・コモンズのB
国立国会図書館が「近代デジタルライブラリー」でインターネットに無料公開していた著作権の切れた書籍が、当分の間、館内での閲覧だけに制限されることになった。 ネット公開について出版社側から抗議があり、国会図書館が検討会議をした結果、「出版事業の維持に直接の影響を与える可能性を現時点では否定できない」として、当面インターネットでの提供を停止する。 「紙の本が刊行中のネット公開に納得いかない」 国会図書館は、2014年1月7日、「インターネット提供に対する出版社の申出への対応について」という資料を公開した。それによると、出版社から「近代デジタルライブラリー」での公開停止を求められたのは、『大正新脩大蔵経』(全88巻)と『南伝大蔵経』(全70巻)の2種類で、どちらも「仏教学における基本資料」とされる仏教の経典だ。 編者の高楠順次郎氏は1945年に亡くなり、95年には死後50年が経過したことから、すで
第八回コンテンツ流通促進シンポジウムに参加した後の感想の一部として。 孤児作品の救済について、EUの取り組みは「作者不詳の本もどんどんデジタル化して非営利公開し、著者の名乗りでを待つ」というもの。 アイデアとしては悪くないが、「非営利公開」するということはデジタイズした孤児作品から収益が得られないということ。 つまり、「じゃあ、孤児作品をデジタル化するために掛かるコストは誰が負担するのか?」についての議論が出てこない。 続きを読む
2013年08月09日00:20 カテゴリ博物館研究のタネ 学術図書著作権の公的機関への譲渡のススメ 時おり、出版業界の人と話す機会がある。そうした時には古典的な総説本や古い図鑑の再販をリクエストをすることも多い。他分野の方からすれば日進月歩な学術世界において、2ー30年も前に出された古い図鑑なんて、今更役に立つのかと思われるかもしれない。しかし、現実には種の認識、特徴の記載という点において、不朽の名作ともいえる図鑑はたくさんある。見事な線画だったり、簡潔な記載だったり。学術書の中にも鋭い着眼点であったり、今だから検証し得る仮説であったり、旧いものを温めて学べるものは数多い。 旧い学術書はけして懐古主義でなく、旧世代から若手へバトンタッチすべき着想ノートでもあるのだ。 しかし、書籍には限りがある。人気図鑑・書籍であれば再版され、そうでない場合には絶版になり、古本屋、図書室でしか読めなくなる
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