![国際公文書館会議(ICA)、緊急時における紙の記録遺産のデジタル化に関する手引書を公開:ウクライナのアーカイブズ支援プロジェクトの一環として](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)
午後から、東大国語国文学会の公開シンポジウム「一次資料から考える」を聴きました。コロナ以来オンラインでしたが今年は対面のみ。構内はむせ返るような若葉の匂いです。 講師は堀川貴司(日本漢文学)、光延真哉(歌舞伎)、石山裕慈(国語学)、司会は近代文学の河野龍也、出席者は100人弱、大半が30~40代でもう知らない顔ばかり。河野さんは、佐藤春夫が戦時中に書いた原稿には北京に日本人が侵攻したことそのものが戦禍だとあったが、掲載誌が見つかってみるとその箇所はなかったという話をしました。 堀川さんは話し方も内容も分かりやすく、シンポ向き。五山文学資料を例に、一次資料でないとわからないこと、近年の研究動向、二次資料の拡大、普及を挙げて、それぞれの問題点を述べました。光延さんのパワポはよく出来ていて見栄えがしました。歌舞伎台帳(いまで言う台本)は、書き換えられるものなので、一次資料で見ると舞台上の創作過程
オスロ大学図書館のデジタルサービス オスロ大学図書館(University of Oslo Library):マグヌスセン矢部直美(やべなおみ) 1. はじめに 近年、学術全般で使われるようになったデジタル手法は実に幅広い。例えば、様々なプログラムを使い大量のテキストや数値データを基に言語の変化や文学表現の推移を分析したり、古い時代のテキストにある地名や古地図に見られる地名を地図上で重ねて現在と比較したりといった研究が挙げられる。これらはオープンサイエンスの動きとも綿密に繋がっており、将来に向けて学術活動を行う上で、研究者も研究を享受する側も避けて通ることのできないものである。ここでは、オスロ大学(ノルウェー)の図書館で近年発足したデジタル関係学術サービスについて報告する。 2. オスロ大学図書館DSC オスロ大学のDigital Scholarship Centre(1)(DSC)は2年
ウェブサイトや本、音楽などのあらゆる情報をアーカイブする非営利団体「インターネット・アーカイブ」は、レコードの中でも初期に登場した「SPレコード」をデジタル化してアーカイブする「Great 78 Project」を進めています。そんなGreat 78 Projectでは、一体どのようにSPレコードをデジタル化しているのかを、インターネット・アーカイブが公式Twitterアカウントで解説しています。 At the Internet Archive, this is how we digitize #78 rpm records. Our partner @georgeblood_lp has perfected this technique, digitizing with 4 different styli at once. We put as much effort into captu
寺田倉庫、文化庁公募の「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業」を7.5億円で受託~緊急事態舞台芸術ネットワークと協業、芸術団体の支援事業を推進~ 寺⽥倉庫株式会社(東京都品川区 代表取締役社長:寺田航平)は、文化庁が公募した文化芸術収益力強化事業に「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(以下、EPAD)」を提案し総額7.5億円で受託、緊急事態舞台芸術ネットワーク(東京都豊島区 代表世話人:池田篤郎 野田秀樹 吉田智誉樹)と協業のうえ、芸術団体の支援事業を広く推進いたします。 多くの文化芸術団体等は、これまで入場料収入を中心に経営を維持してきており、新型コロナウイルスの感染拡大による収益機会の減少などによって、経営環境は厳しさを増しています。文化財やコンテンツのデジタルアーカイブ事業を強みとする寺田倉庫は、コロナ禍における舞台芸術界の安全な再開と現場への支援を目指
英国図書館が進める音声記録の保存事業 利用者サービス部音楽映像資料課・鈴木三智子(すずきみちこ) ●事業の概要 英国図書館(BL)では2015年に,録音資料の保存のために我々に残されているのはあと15年ほどである,という報告がなされた(E1753参照)。それを受けて同館では音声記録の保存プロジェクト“Save our Sounds”を発足し,その一環として,“Unlocking Our Sound Heritage”(UOSH)を2017年から開始した。UOSHの目的は,記録媒体の物理的劣化や旧式化により再生できなくなるおそれがある音声記録50万点を保存することである。BLが地域のハブ機関である国内10機関と連携して希少なコレクションをデジタル化・目録化し,その音源を誰もが自由に聴くことができるウェブサイトを開設する計画である。対象となる音源は録音の歴史が始まった1880年代からの多彩な音
「定本弘法大師全集」の電子化作業に取り組むスタッフ=和歌山県高野町の高野山大学密教文化研究所で、松野和生撮影 高野山大学(高野町、乾龍仁学長)が、弘法大師空海の著作など所蔵する貴重な史料や文献を最新のIT技術で電子化する「高野山アーカイブ」の構築を進めている。電子化された史料などをインターネット上に公開し、広く学術研究に活用してもらう。町役場や関係施設とも連携し、観光客や参拝者向けの情報サービスに役立てる地域貢献としての役割も期待されている。【松野和生】 アーカイブとは重要な記録を保存する場所をいい、これらの記録を活用し、将来に伝える意味も含む。「文化財の宝庫」高野山にあり、昨年創立130年を迎えた高野山大には仏教や密教に関する約30万冊の蔵書があり、文化財として価値のある史料も多い。
CA1853 – 神戸大学附属図書館「震災文庫」利用の現状と課題 / 井庭朗子, 小村愛美, 花﨑佳代子 国立図書館によるデジタル化資料の専門家育成:LCとBLの事例から 国際子ども図書館資料情報課:東川梓(ひがしがわ あづさ) 1. はじめに 海外の国立図書館では館外の研究者や図書館員の専門性を育成する活動の一環として、フェローシップと呼ばれる研究奨励制度やレジデンシー・プログラムと呼ばれる一定期間滞在しながら研究を行うプログラムが実施されている(1)(2)。特にデジタル化資料に携わる研究員や図書館員の専門性を高めるために、米国議会図書館(LC)ではNational Digital Stewardship Residency (NDSR)(3)、英国図書館(BL)でもBLラボ(British Library Labs)(4)などが近年始まった。資料のデジタル化に関する技術や人材は確立さ
SF小説好きによる小説好きのための同人誌(fanzine・ファン雑誌)を1万冊以上所蔵しているアイオワ大学が、雑誌の紙面が傷んでしまう前に内容を保存するべく、収集したファン雑誌をデジタルアーカイブ化して誰でも無料で見られるようにウェブ上で公開しています。 Hevelin Collection http://hevelincollection.tumblr.com/ 10,000 zines and counting: a library's quest to save the history of fandom | The Verge http://www.theverge.com/2015/9/4/9257455/university-iowa-fanzine-fan-culture-preservation-project アイオワ大学図書館は約100年前からファン雑誌を収集しており、
5月12日より、京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で京都大学新聞の公開を開始しました。今後順次掲載号を増やしていく予定ですのでご期待下さい。 アクセス方法:KURENAIトップページ研究科一覧の「999_その他」から「京都帝國大學新聞」をクリックすることでアクセスできます。 学生団体など 学生団体ivote 関西 若者超会議2015 3月31日(火) 会場:みやこめっせ 第3展示場B面 ◆参加費 学生:前売1500円/当日2000円 社会人:前売2000円/当日3000円 MUSEUM 京大総合博物館 [京大構内] 京大生無料 医は意なり ー命をまもる 知のあゆみー 2月11日 ~ 4月12日 京都市美術館 [岡崎公園] PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015 3月7日(土)~ 5月10日(日) 京都府京都文化博物館 [三条高倉] みやこを描く
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
郡上市和良町の横野自治会が、地元に残る江戸から明治時代の古文書を長期保存するため、デジタルカメラで撮影してDVDに記録する作業を進めている。古文書にはアユに関する興味深い記述もあり、郷土史家は史料価値の高さを指摘する。 床にずらりと並べられた古文書。一枚ずつ慎重に手に取って、カメラのシャッターを切っていく。和良町下洞の和良おこし公民館では、自治会から作業を委託された「アーカイブ郡上」のスタッフ加藤真司さんが、真剣な表情でファインダーをのぞき込んでいた。見守りながら助言をするのは、郷土史家の酒井銀之助さん(90)だ。 古文書は一六六六(寛文六)年から一九〇九(明治四十二)年までの約三百六十点。自治会で所有し、地元の民家の大きな土蔵に保管されていた。年貢の徴収の基礎台帳とするため耕地の面積や持ち主を記録した帳簿、横野地区と隣の地区が山の所有権を主張し合った「山争論」をめぐる史料などがある。 ア
1月23日、NTTデータのプライベートイベント「NTT DATA Innovation Conference 2015」が都内で開催された。特別講演(基調講演)ではバチカン図書館のCIOが登壇し、同図書館がNTTデータと共同で進める一大プロジェクト「所蔵手書き文献約8万冊のデジタル化」の意義や裏側を語った。 「NTT DATA Innovation Conference 2015」で講演した、バチカン図書館 Information Technology Centre CIOのルシアノ・アメンティ(Luciano Ammenti)氏 「人類の歴史的遺産」をあまねく共有するためのプロジェクト 世界最古の図書館の1つであるバチカン図書館。そこには、2世紀から20世紀に書き残された約8万2000冊、4000万ページにも及ぶ手書き文献も所蔵されている。 「マニュスクリプト(manuscript)」と
科学映像館配信映像は多くの方のご協力によって初めて皆様にお届けできます。寄せられた情報をもとに、貴重な映像を所有されている著作権者と配信の許諾の交渉、ついで科学映像館と正式の契約を結ぶ。発掘した作品が、許諾されるまでに年単位、時には3年間、根気よく交渉したこともあります。 次いで提供のフィルムやVHSを東京光音(http://www.koon.co.jp/)で試写(筆者も立ち会うことも)、デジタル化とそのレベル(SDまたはHD)を決定、ロゴを映像に貼付し(盗作防止)、メディアイメージ(http://www.mi-j.com/)に送付。エンコード後、映像が科学映像館に届き、先行配信を行う。映像と提供者の資料をもとに作品に関するメタデータを作成、メディアイメージに返送し、ウェブサイトに掲載して、初めて配信の準備が整い、毎週木曜日に配信。フィルム納品後、配信までに約1ヶ月を要する。 当初は提供作
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