伊那宏さん(80歳、長野県伊那市出身、本名=菅沼東洋司)=サンパウロ州アルミニオ市在住=が主宰して18年間続けてきた詩歌サロン『ふろんていら』が、このたび75号で終刊を迎えた。 原稿集め、編集から印字校正、製本、発送まで全ての作業を主宰者本人が担当した。年4回、多い時には50部前後も発行していた。元々は伊那さんが別に発行していた個人文芸誌『国境地帯』の詩歌欄だった内容を独立させたもの。 川柳仲間の今立帰さんもその中で「長い歳月に亘り、慈愛を込めて育て上げた文芸誌に、自らの手で幕を下ろすということは、恰もわが子に別れを告げるような、身を切られる思いに違いない。寄る年波には逆らえず、潔い決断だったと思うのだけれど、兄の複雑な心情を思いやる時、私は掛けるべき言葉を見いだせないでいる」と綴った。 国際日本文化研究センター名誉教授の細川周平氏も《終刊を祝す》の中で交友の経緯を振り返りつつ、「愛読者に
私事ですが、11月15日をもってアイティメディアを退職し、約10年関わってきたねとらぼの編集・運営業務から離れました。 いやー10年もいたのかと我ながら驚いていますが、いたらしいです(ちなみになんかモメたりしたわけではなくただの転職)。 そんなわけで、この記事はいわゆる退職エントリというやつになります。 ねとらぼという得体の知れないサイトのわりと初期から関わらせていただき、10年かけてそれなりの規模にまで育ててこれたというのは、なんだかんだで自分にとってはかなり貴重な経験でした。せっかくなので、ねとらぼがどのようにしてあの形になったのか、中の人は日々どんなことを考えて更新していたのかなど、怒られない程度に書き残しておきたいなと思います。 (といいつつ結構いろいろ書き散らかしたので、怒られたら五体投地してすぐにごめんなさいする所存です) 自分がねとらぼでやったこと自分がアイティメディアに入社
1989年大阪府生まれ。立命館大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在日本学術振興会特別研究員。臨床心理士。公認心理師。専攻は臨床社会学、男性・マジョリティ研究。一般社団法人UNLEARN(DV加害者更生カウンセリング)所属。モテないことに悩む男性たちの語り合いグループ「ぼくらの非モテ研究会」発起人。著書に『「非モテ」からはじめる男性学』(集英社新書)がある。 第1回「そういう男性っていますよね」? 第2回「からかい」を掘り下げる※公開終了 第3回教師の暴力をたどる※公開終了 第4回趣味をめぐる接点と切断※公開終了 第5回境界の向こう側に追いやること、追いやられること※公開終了 第6回ホモフォビアを吸い込む 第7回加害性を剥ぎ取る
(丸善プラネット・2200円) 米国人が調査分析、経済成長の実情 本書は長らく「幻の本」であった。著者はゲリ・D・アリンソンという既に物故の米国人日本研究者。第二次大戦で敗れた日本が短期間で都市化と「高度成長」を遂げたのは世界を驚かせた。日本で何が起きているのか。地方に住み込んで調査分析したい。そう思った研究者が愛知県刈谷市にきた。2度にわたって刈谷の民家に住み、1872年から1972年までの100年にわたる城下町・刈谷の社会経済史を現地調査によって書き上げた。 アリンソンはこの来日の間にスタンフォード大学大学院で日本史の博士号をえた。米国人のみた日本経済成長の現場での実証分析で、稀有(けう)な書物だが、日本語訳がなかった。外国人が珍しく、日本人が米国人に特に親切だった時代である。西村清という刈谷市民が調査に同行してアリンソンのインタビューを助けたが、この西村氏は晩年に、「歴史解説だけでは
2022.11.21 2022年11月10日(木)、学部の授業において、オーレリウス・ジーカス駐日リトアニア大使が「日本・リトアニア関係、その歴史と現在」をテーマに講演されました。ジーカス大使は、言語文化学部の授業科目「ロシア文学史」(担当:沼野恭子教授)と世界教養プログラムの授業科目「リトアニア語の世界を知るⅡ」(担当:櫻井映子講師)の合同授業において、リトアニアという国の紹介やリトアニアと日本の関係について、流暢な日本語でお話しされ、学生は熱心に耳を傾けていました。また、学生から多くの質問があり、ジーカス大使は、東京外大生のポテンシャルの高さに感服されているご様子でした。 ジーカス大使は今年リトアニア大使に就任されました。大使は以前本学の協定校であるヴィータウタス・マグヌス大学で教鞭をとり、同大に設置された本学のグローバル・ジャパン・オフィス(GJO)の立ち上げにもご尽力いただき、コー
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【11月11日 CGTN Japanese】11月11日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)アジアアフリカ放送センターが主催するパネルディスカッション、「中国と中日関係のいまを知るための対話」が、オフラインとオンラインの両形式で北京市内で行われました。中国社会科学院、上海国際問題研究院、北京大学、清華大学および日本共同通信社、横浜国立大学、明治学院大学、沖縄大学の中日学者が中国共産党第20回党大会の報告についてそれぞれの理解を述べ、第20回党大会後の中日関係に焦点をあてながら、両国関係の発展趨勢(すうせい)について踏み込んだ交流と討議を行いました。 CMGを代表して第20回党大会に出席した安暁宇代表は中国式現代化について紹介し、「中国式現代化は中国だけの現代化ではなく、隣国やアジア太平洋地区ならびに全世界にも大きな発展のボーナスをもたらすものでもある」と述べた上で、「
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入国制限が見直され、多くの外国人でにぎわう観光地=東京都台東区で2022年10月11日午後3時59分、和田大典撮影 東京に駐在する外国メディア特派員らの目に、私たちの社会はどう映っているのだろうか。韓国、フランス、英国、バングラデシュ、シンガポールの個性豊かな記者たちがつづるコラム「私が思う日本」。第63回の執筆者は英誌エコノミストのデイビッド・マックニール元東京特派員。新型コロナウイルス対策で外国人の入国を制限したことで、日本が何を失ったのかについて考える。 この夏、私は約3年ぶりに日本を出国し、3人の子どもたちと一緒に私の母国アイルランドに帰国した。世界中の多くの海外で暮らす人たちと同様に、新型コロナウイルスによって私は母国から締め出され、家族と会えなくなってしまった。そして、2020年10月、私の父が亡くなった時、4人の兄弟が病床に集まる中、私はスマートフォン越しに父に別れを告げた。
3年ぶりに行動制限のないハロウィンを迎え、東京・渋谷は“お祭り”ムードに包まれた。 韓国・梨泰院で10月29日に起きた雑踏事故を受けて厳戒態勢が敷かれる中、ひときわ目を引いたのが、様々なキャラクターに仮装した外国人たちだった。29日からの週末3日間、ごった返す繁華街に密着した。 舞妓姿でセンター街を練り歩いていたのは、アメリカから来たIT系企業の社員・ジェフリー・ブランドさん(36)。 「和服大好き。舞妓さんになって歩けて嬉しいです。着物と鬘、帯を買って、着付け代は2万円でした」 フランスから来たイヴァノフ・ヴィンセントさん(34)は、夫婦で来日。エヴァの衣装は「まんだらけ」で購入したという。 「妻はエヴァンゲリオンのアスカ、私はただの王様です(笑)。妻の衣装は3万円で購入しました」 ハチ公前で、アニメのキャラでポーズを取ったのはイタリアのエミーさん(写真左端)。23歳の大学生で、「日本学
静岡県の川勝知事の知事直轄組織である地域外交局地域外交課は、「日韓市民100人未来対話」が初めて静岡で11月11日から13日にかけて開催されることを発表した。 「日韓市民100人未来対話」は、韓国国際交流財団が主催し、未来志向で相互互恵的な日韓関係の基盤を構築することを目的に2017年から日韓相互の地域で開催されてきた。静岡県では、かねてから、日韓の相互理解の促進の場として、この会議の静岡県での開催を働きかけてきた。 その結果、今回は静岡県で開催されることとなった。テーマは、『日韓市民が共に作り上げていく平和共同体』となる。主催は韓国国際交流財団、ソウル大学日本研究所、早稲田大学韓国学研究所、協力は静岡県となる。参加する者は日韓市民 100人 (各国 50人)となり、交流言語は日本語・韓国語(通訳あり)となる。 開会式は11月12日に、ホテルグランヒルズ静岡5階「センチュリールーム」で開催
9月20日、一般社団法人読売調査研究機構との共催による「第2回 日文研×読売Bizフォーラム東京」をYouTubeライブ配信で開催し、242名のみなさまにご視聴いただきました。 当日は、光平有希特任助教と細川周平名誉教授が、日文研が所蔵するシートミュージックの表紙画や楽曲の音源等を交えながら、日本表象音楽の魅力と変遷を紹介しました。 この講座については、ライブ配信した動画を、読売調査研究機構 YouTube チャンネルにて公開しています。 https://youtu.be/dx_KSI89U6k 日本情報が今より格段に少ない開国期前後、日本は西洋でどのようにイメージされ、音楽で表象されていたのか――、「歴史に埋もれた音楽活動」に思いを馳せるひとときをお楽しみください。
「令和の大改修」を終えた岡山城(岡山市北区丸の内)が3日、装いも新たに全面オープンする。天守閣の展示を監修したのは岡山市出身の歴史学者磯田道史さん(51)=京都市。重視したのは「人物」「建築」「現物...
去る、10月7日(金)、国際交流基金関西国際センター2022年度専門日本語研修(文化・学術専門家)研修生8名の訪問を受入れました。国際交流基金関西国際センターでは、日本語能力を必要とする専門家(研究者、博物館・美術館学芸員等)の日本語学習を支援するため、実用的な日本語能力についての研修を定期的に実施しています。 当日は、まず、井上所長の挨拶が行われ、劉国際交流部会長からは日文研の概要説明と研究紹介の後、日文研が若手日本研究者支援に注力していることについての説明がありました。 次に実施された日文研教員と研修生との座談会では、まず教員および研修生の専門分野、所属先が紹介されました。続いて、日文研教員から研修生の専門分野についてコメントがあり、研修生からも教員に対して質問が寄せられるなど、終始和やかな雰囲気で意見交換が行われました。 最後の図書館見学ツアーでは、図書館職員による資料説明会が実施さ
国際日本文化研究センター所蔵の近代京都古地図「京都府組分細図」と現在の地図情報を連動させ、明石博高ゆかりの地を巡るイラストマップを制作、公開しました。このマップは、2022年5月に開催された企画展「明石博高―京都近代化の先駆者」開催記念シンポジウムとの連動企画により、総合情報発信室が制作したものです。明石博高が携わった京都舎密局、療病院など、計28箇所のスポット情報を写真とともに紹介しております。明治時代に書かれた古地図を使って、京都の街歩きが楽しめるマップとなっていますので、是非京都の観光や散歩のおともにご活用ください。 明石博高史跡マップはこちら(Strolyのサービスに移動します) https://stroly.com/viewer/1659403020?zoom=3 近代京都古地図「京都府組分細図」はこちらからご覧になれます。 https://lapis.nichibun.ac.j
京都府城陽市は、死亡届提出後の行政手続きを手伝う「おくやみ窓口コンシェルジュ」の事業を始めた。書類を準備し、複数にまたがる課の行き来を減らすことで、遺族の負担軽減につなげる。 死亡届に伴う手続きは、福祉や税、相続など多岐にわたり、市が配布する「おくやみハンドブック」に沿って、該当する課で手続きを行う必要がある。しかし、身近な人を亡くして日の浅い遺族にとって負担が大きい。 今回の事業は予約制を取り入れ、市側があらかじめ故人に関連した書類などを用意しておく。当日は、市民課職員がコンシェルジュとなって遺族を庁舎内の専用スペースに案内し、複数の課の職員が代わる代わる訪れて手続きを進める。 コンシェルジュの利用は午前9時と10時半、午後1時半と3時の4枠がある。 市民課の電話0774(56)4025か窓口で、希望日の2日前までに予約する。
『週刊少年ジャンプ』の歴史からひも解く、マンガ雑誌の文字とデザイン世界中で高い人気を得ている日本のマンガだが、その隆盛を支えてきたのはマンガ雑誌であった。本記事ではマンガを語るうえで頻繁に取り上げられる物語や絵ではなく、とくにマンガ雑誌における「文字」の歴史がいかなるものであったのかを、『週刊少年ジャンプ』を例にひも解いていく。 聞き手・監修=岡本正史(集英社) 文・構成=安原真広(ウェブ版「美術手帖」編集部) 歴代の『週刊少年ジャンプ』 いまやスマートフォンで見ることも多くなったマンガだが、世界中で高い人気を得るようになった日本のマンガ文化をつくりあげてきたのはマンガ雑誌に代表される、紙でつくられた本のマンガだった。月刊や週刊という刊行スピードで数百万部にも上るマンガ雑誌が印刷され、日本全国の書店に届けられる。この世界的に見ても稀有なシステムが、日本の多様なマンガ文化をつくりあげたことに
奈良市で演説中の安倍晋三元首相(当時67歳)を銃撃したとして、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(42)の鑑定留置を巡り、奈良地裁は20日、2023年1月10日までだった期間を同23日までに延長した奈良簡裁の決定を取り消した。山上容疑者の弁護士が明らかにした。 山上容疑者の精神鑑定をするための鑑定留…
この記事は、執筆業を15年(専業5年/副業10年)ほど続けている人間が、どのように原稿を書いているかを解説する、執筆メイキング記事です。 私が2年、寄稿していた『本の雑誌』新刊レビュー原稿を例として、初稿から完成稿までどのようにバージョンを重ねているか、説明します。 ◆【前置き】この記事を書いた背景◇想定読者想定読者は、「原稿をなかなか書き出せない人」「原稿を書くのに時間がかかる人」「原稿を思うように書けずに苦悶している人」です。 ◇きっかけもともと本稿は、執筆に悩む家族のために書いた、家庭内閲覧用の文書です。 家族(執筆の専業経験なし)は、たまに専門領域の記事や書籍の執筆依頼を受けて書いています。執筆するたびに「書けぬ……書けぬ……もうだめだ……」とうめきつつ、どうにか書き上げるのが風物詩でしたが、今とりかかっている原稿はとりわけ難産らしく、毎日「何の成果も!得られませんでした!!」状態
テキストから画像を生成できるAIお絵描きアプリ「AIピカソ」を提供するAI Picasso株式会社(本社:東京都港区、代表者:冨平準喜)は、かわいいイラストで有名なフリーイラストサイト「いらすとや」(運営:みふねたかし)と提携し、いらすとや風のイラストを生成するAIモデル「AIいらすとや」をリリースしました。 AIいらすとやについて 「AIいらすとや」は、AIでいらすとや風のイラストを生成することができるAIモデルです。高品質な画像を自由に生成できるAIピカソの画像生成技術を活用し、いらすとやのかわいいキャラクターたちを学習した専用のAIモデルを開発することで、テキストを入力するだけで、誰でもほしいと思った状況のいらすとや風の画像を無料で生成できるAIモデルを実現しました。 いらすとやは、様々なシチュエーションのかわいいキャラクターが素材化されており、多岐にわたり利用されています。AI
国立国会図書館 調査と情報―ISSUE BRIEF― 第1204号 No. 1204(2022. 9. 6) 防衛費増額をめぐる議論 国立国会図書館 調査及び立法考査局 外交防衛課 小槙 こまき 祐輝 ゆうき ● 令和 4(2022)年度当初予算における防衛関係費は、SACO 関係経費及び米軍再 編関係経費のうち地元負担軽減分に係る経費等を除き、 5 兆 1788 億円となってい る。また、その対 GDP 比は、これまでおおむね 1%の水準で推移している。 ● ロシアによるウクライナ侵攻もあって、防衛費増額をめぐる議論が活発化してい る。増額の水準、必要性と使途、財源などが論点として浮上している。 ● NATO は、国防費の対 GDP 比 2%目標を導入しており、2022 年 6 月時点の推計 で、 加盟 30 か国中 9 か国がこれを上回っている。 また、 ストックホルム国際平和 研究所
記録的な円安の影響で、千葉大学の図書館では電子版の学術雑誌のうち一部の海外分の雑誌の購読を取りやめざるをえない状況になっていて、研究活動への影響も懸念されています。 千葉大学附属図書館では、電子版の学術雑誌、「電子ジャーナル」をおよそ2万タイトル、年単位で購読契約しています。 このうち海外のものは、出版社側の都合で毎年、平均5%以上の値上がりが続いていたということで、大学は、複数年の契約で購読料を抑えたり一部の購読を取りやめたりして対応してきました。 しかし、ことしに入っての記録的な円安の影響で、来年度はこれまで以上に値上がり幅が大きくなる見通しだということです。 このため、大学は、来年度、600タイトル以上の購読を取りやめることを決めました。 こうした海外の雑誌が読めなくなることで、教員や大学院生などによる研究活動への影響も懸念されています。 大学では、購読を取りやめた雑誌に掲載された論
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