現役中、引退後を含めて、かたくなに口を閉ざしてきた海堀があえて今回、斜視で物が二重に見える症状のことに触れたのにはある強い想いがあるからだった。(前編はこちら) 引退を発表していた澤穂希のために戦ったという皇后杯。見事優勝で有終の美を飾った「いろんなことが起きる可能性は誰にでもあると思うんです。でも、どんなに苦しい状況でも一度自分で受け入れないと何も始まらない。自分も受け入れてなかったらヒステリックにサッカーしていたかもしれないし、目の症状が出たせいでサッカーをやめることになったと言い訳にしていたかもしれない。受け入れた上で何をどうするかが大事。自分はいろんな人の助言やサポートがあったから現実を受け入れられた。だからすべての出会いに感謝しています」 さらには斜視の症状が出たこと自体は、大きな壁ではなかったと言い切った。 「そこはちゃんと立ち向かってクリアしてますから(笑)。要はそこから頑張
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