県内で生産された水産加工品の味や技術を競う第37回県水産加工品品評会(県、県水産加工業協同組合連合会主催)が8日、石巻市水産物流通加工総合管理センターで開かれた。昨年より6社多い55社から、21点多い191点が出品され、石巻地方から10点が入賞した。 アイデアを凝らした練り製品や、乾物、つくだ煮、かまぼこなどが出品され、有識者らが製品の味やデザイン、包装などを審査し、21点の受賞作品を選んだ。 石巻地方では最高賞の農林大臣賞に次ぐ水産庁長官賞3点を独占。末永海産(石巻市塩富町)の「牡蠣味噌(かきみそ)」、津田海苔本舗(同市渡波)の「三陸磯の激旨(うま)ねばトロ」、魚喜久水産(同市松原町)の「仙台湾産 刻み煮穴子(あなご)」が選ばれた。 「牡蠣味噌」は地元産のカキとみそを使い、うまみを凝縮した。「三陸磯−」はメカブの粘りととろみのバランスがポイント。「仙台湾産?」はアナゴを軟らかく煮た