実は昔から藻の一種に石油が造る力があるというのは知られていたのですが、ある大学の研究グループが従来より10倍以上の生産能力が高いタイプの藻を発見し、商業利用に向けて特許申請をしたということです。この藻は海中の有機物をもとに重油と性質を同じとする炭化水素をつくるのです。研究グループの試算では、深さ1mのプールで培養すると1ヘクタールで年内約1万トンの重油を作り出せるということで、仮に2万ヘクタールの生産施設にすれば日本の輸入石油量に匹敵するということなのです。 ディズニーランドとディズニーシーを合わせた面積の約200倍、すごく広いようにみえますが、日本の耕作面積460万ヘクタールからみれば、たったの0.5%以下です。各地でつくれば日本だって産地国の仲間入りです。この原油さえあれば安定した電力発電が可能になります。CO2が増えたって、日本初の放射能汚染のことを考えればアリだと思います。 これま
飲んで語らう場に 陸前高田の居酒屋 あすプレハブで復活 プレハブでの居酒屋再開に向け、準備する太田さん(中央)=4日、陸前高田市 東日本大震災で全壊した岩手県陸前高田市の居酒屋が8日、仮設店舗で営業再開する。市街地が壊滅した同市内で、被災した居酒屋の再開第1号となる見通しだ。経営する太田明成さん(44)は「どれだけお客さんが来てくれるか分からないが、気楽に飲んで語り合える場を提供したい」と意気込む。 再開するのは、カフェフードバー「わいわい」。高台の住宅団地内に土地を借り、プレハブ3棟をトタン屋根でつないで、調理場や飲食スペース、倉庫を整備した。冷蔵庫、食器といった備品は知人らを通じて無償で譲ってもらうなどして集めた。営業時間は午前11時~午後9時(ラストオーダー)とする予定だ。 店は2009年11月、JR陸前高田駅前に開店、昼はランチ、夜は酒を提供した。豊富なメニューやカラオケ、ビリ
東松島にメガソーラー 三井物産方針、市と交渉 大手商社の三井物産が国内で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を検討し、うち1カ所については宮城県東松島市に建設する方針を固めたことが6日、分かった。同市は東日本大震災の津波で甚大な被害を受けており、復興支援にもつながると期待されている。 関係者によると、東松島市は日照条件が比較的良く、三井物産と市の間で発電所立地に向けた交渉が進められているという。市側は既に市有地など3カ所を候補地として選定。今後は両者で具体的な協議を進め、年内にも着工に向けた契約を結ぶ見通し。完成までは数年かかる見込み。 三井物産広報部は「メガソーラー建設を震災前から全国各地で検討しているのは事実。具体的な場所や稼働時期などはまだ話せない」としている。
記事一覧 漁村と農村で物々交換 若狭町でモデル事業始まる (2011年7月7日午前10時48分) 取れたての魚介類をトラックに積み込む大音組合長(中央)ら=福井県若狭町の神子漁港 福井県若狭町内の漁村と農村が、それぞれの地域をアピールする資源である「魚」と「コメ」を物々交換するモデル事業が始まった。第1弾として、たっぷりの新鮮な魚介類がこのほど、神子区から末野区などの住民に届けられた。 農漁村の交流と地産地消を促進しようと町が呼び掛け、本年度初めて取り組んだ。常神半島にある漁業の盛んな集落、神子と農村の末野がモデル地区に選ばれ、若狭三方漁業協同組合と農業生産法人「かみなか農楽舎」が協力して物々交換を進めていく。 神子の大敷き網漁で体長40センチを超えるサワラやトビウオ、マイカが水揚げされ、農楽舎の社員と農業研修生が神子漁港まで受け取りに行った。同漁協の大音正和組合長と組合員の森下幸太郎
南アフリカ、ダーバン(Durban)にあるサメ被害防止機関「クワズル・ナタール・シャークス・ボード(Kwazulu-Natal Sharks Board)」に展示されているサメの顎骨(2010年4月21日撮影)。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN 【7月7日 AFP】動物の顎(あご)が4億年前に初めて深海で形成されて以来、その形はほとんど変わっていないという研究結果が、6日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 英大による研究結果によると、顎に似た構造の部位が脊髄動物に登場してから比較的、短期間のうちに、目まぐるしいほど様々な形態の「顎」が現れ、最終的に「ちょうつがい形」の顎が脊髄動物の「不朽のモデル」となったという。今日、人間を含む脊髄動物の99%の顎は、この基本構造のバリエーションだ。 一方、4億2000年前のデボン紀で全ての海や湖、川を独占していたのは、
紀宝町井田の紀宝町ウミガメ公園で、甲羅一面に藻が生えたウミガメ=写真=が、「蓑亀(みのがめ)みたい」と評判になっている。 沖縄県生まれの27歳のメスで、アカウミガメとタイマイの交雑種。5年前、同園に来てから1〜2年後に甲羅から藻が生え始めたという。今は頭まで生え、最長約30センチに伸びている。 年2回、プール掃除を兼ねて体をきれいに洗ってもらうが、全15頭のうち、なぜかこのカメだけは、しばらくすると甲羅一面に藻が生え出してくる。 同園によると、淡水に生息するイシガメなどは甲羅に緑藻が生えることがあるが、海洋のカメに長い藻が付くことはないといい、斎藤宏恭飼育員(22)は「入館者からの返答に困っています」。 古くから、みのを羽織ったように見える「蓑亀」は長寿を象徴する縁起物とされる。最近は、このウミガメを「蓑亀」と見立てて手を合わせて拝むお年寄りもいる。
牟岐町灘の貝の資料館「モラスコむぎ」で、館の前に広がる浜辺にある松ケ磯の生物を紹介する特別展示「磯展」が開かれている。磯の生物のおいしさランキングや、生物採取セットの貸し出しといったユニークな催しがある。9月30日まで。 同館が、多くの子どもたちに海の生物に関心を持ってもらおうと初めて企画した。磯で観察できる生物のパネルや漂流物などを展示。このほか、磯に生息するカメノテやフジツボなどを同館スタッフが実際に食し、五つ星でおいしさのランク付け。調理方法も紹介している。 また期間中、1セット300円で、バケツや水中観察眼鏡の貸し出しがあり、同館前の磯で生物採取ができる。採った生物1匹を同館内の水槽に展示でき、珍しい生物を採った場合、無料入館チケットなどの景品と交換も。 阿南市から孫と来ていた春木俊之さん(63)は「カメノテは確かにおいしい。アメフラシも挑戦してみよう」。孫の小学2年、松本賢勇君(
成田空港で、フランスから到着した三陸地方のカキ養殖復興を支援するカキ養殖具のコンテナ(2011年7月6日撮影)。(c)AFP/SDV 【7月7日 AFP】過去40年の間に2回、東北地方の同業者に助けられたフランスのカキ養殖業者がこのほど、今度は自分たちが恩返しをする番だと立ち上がった。 3月11日の東日本大震災で、東北地方沿岸部は町ごと破壊しつくされた。巨大津波に何もかもが押し流され、カキ養殖業も壊滅状態となった。 6日、そんな三陸のカキ養殖業者たちへの支援として、筏や縄、作業着などカキ養殖に必要な装備7トン相当が成田空港に到着した。送り主は、仏西部ポワトゥー・シャラント(Poitou-Charentes)地域圏シャラント・マリティーム(Charente-Maritime)県とブルターニュ(Brittany)地域圏の同業者たち。これからトラックで三陸へ届けられる。 支援プロジェクト名は「F
東京電力は6日、郡山市で開かれた県内水面漁業協同組合連合会との会合で、同漁連に対して福島第一原発事故に伴う損害賠償の基本方針などを説明した。この中で、同漁連が損害賠償として計7550万円の仮払いを求めていることについて、出荷制限への補償などを盛り込んだ指針に基づき、回答期限の20日までに何らかの回答を伝える考えを示した。出席した漁協関係者からは「説明に来るのが遅い」「内水面を見放すのか」と厳しい声が相次いだ。説明には東電福島原子力被災者支援対策本部の橘田昌哉部長ら7人が訪れた。橘田部長は冒頭、「事故により多大なる迷惑をお掛けし、あらためておわびします」と謝罪した。続いて事故の収束に向けた工程表の進捗状況、同社がこれまでに示した補償の基本方針を説明した。現在、ヤマメやアユが出荷制限となり、内水面漁協が深刻な被害を受けていることについて橘田部長は「指針に基づき今後対応したい」と述べた。
防衛大練習船 定置網に絡まる 7月7日 16時42分 7日昼前、神奈川県三浦市の沖合で、防衛大学校の学生ら18人の乗った練習船が、訓練中に定置網に絡まって動けなくなりました。練習船はそのあと、近くにいた漁船に港までえい航され、乗っていた学生らにけがはありませんでした。 7日午前11時40分ごろ、三浦市の城ヶ島の5キロ余り沖合で、横須賀市にある防衛大学校の練習船が、訓練で航行中にスクリューが定置網に絡まり、動けなくなりました。練習船には学生と教官ら合わせて18人が乗っていましたが、およそ2時間後に近くにいた漁船がスクリューに絡まった網を切断し、近くの港までえい航しました。学生らにけがはありませんでした。海上保安部などによりますと、練習船は午前9時ごろから現場周辺の海上で、ほかの3隻の練習船と共に航海のための訓練を行っていたということです。練習船の責任者で、防衛大学校の小佐田基史3等海佐は「何
〈青森:「3.11」が教えてくれた(2)〉八戸水産・大川昭裕捕手 2011年7月7日12時56分 印刷 Check 3カ月ぶりに立ったグラウンドで、夢中でボールを追った大川昭裕さん。「地元を引っ張る漁師になる夢に近づけている」という=八戸市の八戸水産 八戸水産捕手の大川昭裕さん(3年)は3月11日、日本から数千キロ離れた海上にいた。ハワイ沖で行われる海洋生産科海洋漁業コースの長期航海実習のさなかだった。 約2カ月半、マグロのはえ縄漁を学ぶ実習は、高校3年間の集大成といえる一大イベント。延長約100キロにもなるはえ縄を仕掛け、キハダマグロやビンナガマグロ、時には体長160センチ、重さ70キロほどもあるメバチマグロを引き揚げた。自信を胸に、日本への帰途についた。 操舵室(そうだしつ)での当直中、ラジオから日本で大地震が起きたというニュースが流れた。「何か大変なことが起きたらしい」。しかし、全体
日本で初めて養殖キャビアの商品化に成功したことで知られる「釜石キャビア」。津波で岩手県釜石市内の施設は壊滅し、市によると、キャビアを産むチョウザメも200匹以上流された。再開は絶望的で、地元独自の事業が消えることを惜しむ声も聞かれる。【円谷美晶】 釜石キャビアの養殖場があったのは、釜石市沿岸にある県水産技術センターの隣。現在はがれきの山となり、付近に干からびたチョウザメの死骸が残る。住民によると、震災直後は市内のあちこちに死骸があったという。 釜石市内では20年ほど前にチョウザメの養殖の研究が始まり、同市や大槌町、地元漁協などが設立した第三セクター「サンロック」が03年、国内で初めて養殖キャビアの販売を始めた。07年からは釜石市内の水産加工業者らが出資して「釜石キャビア」を設立。事業を引き継いだ。 震災で3人の従業員に死者・行方不明者はいなかったが、サンロック時代から現場を指揮していた吉田
9月1日の漁再開を目指すいわき市漁協は6日、漁場周辺のがれきや漂流物の撤去を始めた。港湾の陸地部分のがれき撤去をほぼ終えたため、8月末をめどに漁港から沖合までの海面や海中で作業を進める予定。撤去作業は市漁協の7支所ごとに行われている。このうち同市久之浜町の久之浜漁港には久之浜支所に所属する組合員ら約80人が集まった。漁船8隻にそれぞれ4、5人が乗り、漁港から沖合10数キロまで列を組みながら約3時間にわたり漂流物を回収した。漁港から流されたとみられる刺し網などには流木が絡まり再利用は難しいとみられる。初日だけで4トントラック2台分を回収した。江川章副組合長兼久之浜支所長は「漁再開に向けて施設や漁場の安全を確保したい」と話している。
九州電力社員が佐賀・玄海原発の説明番組宛てに「やらせメール」を送信するよう子会社に依頼していた問題で、真部利応社長は7日、共同通信の取材に対し、自身の進退について「私の一存では決められない。11日に松尾新吾会長に相談して最終的に私が決定する」との考えを示した。 真部社長は「コンプライアンス(法令順守)が徹底されていなかった。責任は私にある」と辞任を示唆する一方で「原発再開問題を放り投げ、敵前逃亡のようになるのも良くない」とも述べた。 枝野幸男官房長官は7日の記者会見で、やらせメール問題について「言語道断だ。再稼働に一定の影響が出るのは避けられない」と述べた。 47NEWS 参加社一覧 北海道新聞 | 室蘭民報 | 河北新報 | 東奥日報 | デーリー東北 | 秋田魁新報 | 山形新聞 | 岩手日報 | 福島民報 | 福島民友新聞 | 産業経済新聞 | 日本経済新聞 | ジャパンタイムズ
印刷関連トピックス地震 国土交通省は6日、津波の危険度に応じ、土地利用を規制する「津波防災まちづくり法」(仮称)を年内にも国会に提案する方針を決めた。東日本大震災からの復興が本格化する中、津波被害に見舞われた沿岸部の土地を有効活用する狙いもある。工場は避難路をつくれば建てられるようにしたり、居室は浸水しない高さにつくるよう求めたりし、「1階は水産加工場、3階は寝室」といった建物も認められる内容になる。 これまでは50〜150年程度の周期で起きる津波を防潮堤などで防ぐ対策が中心だった。今後は、東日本大震災のような最大規模の津波にも、被害を最小限にする「減災」の考え方で対応することを明確にする。中央防災会議が先月公表した提言に沿った方針だ。 新法は東海・東南海・南海地震などの予想地域にも適用する一般法で、津波防災を規定した法制度は初めて。罰則もあり、各地の街づくりに影響しそうだ。 国交
宮城県気仙沼市階上地区の田畑には、津波で破壊された海沿いの冷凍倉庫から流れ出た魚ががれきに交じって残っており、腐敗臭が漂う中、大量のハエが発生していた。 近くに住む鮮魚販売業菊田清隆さん(64)は「まるでハエを養殖しているよう」。自宅の壁中がハエで真っ黒になり、数時間かけてかき集めると大きなごみ袋が死骸でいっぱいになったこともあったという。 菊田さんの自宅は1階が浸水し、妻と2階で暮らしている。資材不足で修理が進まず、ハエは2階にも入り込む。食事の際は直前まで皿にふたをしている。「妻がハエで寝られないとつらそうだ」と気遣った。 気仙沼市では、水産加工会社の冷蔵・冷凍庫から3万トンに上る腐った魚介類の海洋投棄や廃棄を完了したが、がれきの中には腐った魚が残っている。
全国漁業協同組合連合会(全漁連)は6日、「水産特区構想」に異議を唱える緊急全国集会を東京都内で開き、参加者全員の拍手で「水産特区構想によって浜の秩序を崩壊させないために~漁業者が一体となった復興を図るための決議」を採択しました。 この日の集会は、「漁業者が一体となった復興を目指す緊急全国漁業代表者集会」と銘打たれ、北海道から宮崎まで、全国から230人が参加しました。政府の「東日本大震災復興構想会議」が6月25日に発表した提言のなかに「水産特区構想」を盛り込みました。決議は、「国は、地域の実態と意向を十分に把握し、漁業者の絆を分断させることなく一体になって」「復興にとりくめるよう、関係者間の調整・仲介に最大限の努力をおこなう」ことを求めています。 宮城、岩手の県漁連会長が、反対の意見表明をすると「そうだ」の声や拍手がおき、集会は熱気にあふれました。日本共産党の志位和夫委員長が出席して、あいさ
カキ養殖復活へ前進 石巻湾で「台流し」作業スタート 浮きだるを付けたロープをカキの養殖漁場に流す漁師たち=6日午前7時40分ごろ、石巻市渡波沖の石巻湾 石巻市渡波沖の石巻湾で6日、カキの養殖用ロープを漁場に張る「台流し」の作業が始まった。県漁協によると、県沿岸の沖合にカキの養殖棚を設置するのは、東日本大震災以来初めて。 県漁協石巻湾支所の組合員約70人が参加した。午前5時ごろ、浮きだるや鉄製のいかりを積んだ小船に分乗して万石浦を出港、九つの班に分かれ、同市渡波町長浜沖の漁場に向かった。 決められた区画の目印となるロープを設置した後、たるが付いたロープを海面に流し、いかりを沈め固定した。ロープが等間隔で並ぶよう、漁師たちは旗を振ったり大声で合図したりしながら船を動かした。 石巻湾支所のカキ漁場は長浜沖の養殖棚が流されたものの、万石浦の種ガキは辛うじて残った。組合員は5月中旬、養殖再開の
東日本大震災の被災地では復興に向けた取り組みが進んでいるが、漁港の損壊や塩害など農林水産業は大きなダメージを受け、再建の見通しが立たないままの中小工場もある。インフラや住宅の再建などによる復興需要が国内総生産(GDP)を押し上げる効果も指摘されているが、産業や生活の基盤が築けない中で果たして経済を押し上げるほどの復興需要は発生するのか。被災地を歩いてみた。 ■ ■ ■ 「何も見えないよ。再開に向けて準備を始めたけれど、道筋が何も見えない」 津波で壊滅的な被害を受けた宮城県石巻市の石巻漁港。水産加工会社「大興水産」の渡辺智洋取締役はプレハブの仮事務所でため息交じりにこう話した。 年間12万トン以上の漁獲量を誇る石巻漁港には、大興水産のような加工会社が100以上あった。だが、震災から100日以上が過ぎた6月末でも見渡す限りのがれきの山と損壊したままの建物があるだけだ。 腐敗した魚は処分し
2011年07月07日(木) 県産食品でブランド弁当 アワビの煮貝、ワイン豚… グルメマルシェ 手ごろな価格、観光客にPR 甲府駅ビルエクランにある総菜・弁当販売「グルメマルシェ」は、県内の食品メーカーと連携したブランド弁当を販売している。伝統食品・アワビの煮貝のほか、ワインを飲ませながら飼育したワイン豚、飼料にこだわった鶏肉などを使用。山梨の玄関口にある立地を生かして、観光客を中心に売り出しており、「弁当が県特産の食材に親しむきっかけになれば」としている。 販売している弁当は8種類。このうち、アワビの煮貝弁当(1500円)は水産加工品製造販売の「かいや」(甲府市下曽根町)のアワビの煮貝を使っている。煮貝が入った炊き込みご飯の上に、スライスした大ぶりの煮貝が載っており、伝統食品を存分に堪能できる。 食肉卸「うし奥」(甲府市相生1丁目)のワイン豚で作ったしょうが焼き弁当(780円)や、
県は6日、応急仮設住宅の第14次着工分として石巻市など7市町の3067戸の建設を決めた。これで対象15市町のうち、気仙沼市を除く14市町で100%の達成率となった。残る気仙沼市の673戸は用地が決まらず、目標の8月中旬までの全戸完成に間に合わないことになる。 第1~14次の総戸数は2万1762戸で、要望戸数2万2435戸の97%に当たる。このうち1万4836戸がすでに完成しており、残りも目標だった8月中旬までにはほぼ完成の見通し。気仙沼市の673戸は入居者の希望に沿った用地が見つからず、ずれ込むことになったが、8月末までの完成を目指して用地を選定する方針という。 第14次着工分のうち山元町と女川町の計288戸が町発注。また、気仙沼市など6市町で高齢者用グループホーム型福祉仮設住宅14棟124戸と、障害者用グループホーム型福祉仮設住宅6棟40戸が建設される。
柱が曲がり、操舵(そうだ)手のいない「平新(ひらしん)丸」を僚船が母港に曳航(えいこう)した。貨物船との衝突事故で仲間を失った漁師たちは、日に焼けた顔に深いしわを刻ませ、損傷した漁船を陸に引き揚げた。「錨(びょう)地(ち)」と呼ばれ、船舶の往来が激しい一方、年間を通じ優良な漁場でもある事故現場。漁師たちは細心の注意を払って操業しているという。「なぜ事故が起きたのか」「現場の海を知り尽くした人なのに」とベテランの死を悔やんだ。 亡くなった平野新太郎さん(79)は中学卒業後から60年以上漁師を続け、仲間からは「匠(たくみ)」と称されていた。事故発生の10分後、平新丸が所属する横浜市漁協柴支所の小山紀雄さん(64)に「転覆」との一報が入った。午前7時前に横浜市中区の本牧ふ頭沖合の海上に漁船で駆け付けると、平新丸が赤い船底をあらわにして浮かんでいた。行方が分からなかった新太郎さんを海上保安庁のダ
シロメバルからセシウム=福島 シロメバルからセシウム=福島 厚生労働省は6日、福島県いわき市沖で取れたシロメバルから、食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える3200ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。シロメバルから放射性物質が検出されたのは初めて。同県では漁業協同組合がすべての漁を自粛しており、シロメバルが市場に出回ることはないという。(2011/07/06-21:58)
県、腐敗水産物の処理終了 海洋投棄など総量7万トン 宮城県は6日、津波で被災した石巻、気仙沼両市と女川町の冷凍・冷蔵庫内にあった水産物計7万52トン(速報値)について、海洋投棄と山形県内での埋め立て処分を終えたと発表した。海洋投棄を始めた4月11日以来、約2カ月半で作業が完了した。 気仙沼市内の処理は1日に終了。同市分の総量2万3777トンのうち、2万509トンを23回に分けて、東方沖90キロに海洋投棄した。残る3268トンは主に山形、米沢、村山の3市の最終処分場に埋め立てた。 石巻市と女川町は6月24日に終了。両市町の総量は4万6275トン。計3万2585トンを22回海洋投棄し、1万3690トンを埋め立てた。 腐敗が進む水産物の冷蔵庫などからの取り出しや仮置き場までの搬入、魚と段ボール、ビニールなどの分別、海洋投棄、埋め立てまで、一連の作業には延べ2万600人が携わった。 水産物
ロボット使い海中調査 漁業再開に障害なし 石巻・網地島 海中にロボットを沈める調査関係者=6日午後1時ごろ、石巻市の網地島近海 津波被害を受けた宮城県石巻市の網地島の周辺海域で5、6の両日、東大などのグループによる海洋調査が行われ、水中ロボットを使って海中を撮影した。がれきなどの残骸はほとんど確認されず、漁業関係者は今秋のギンザケの養殖再開を目指す。 調査は宮城県漁協網地島支所の要望を受け、島周辺の4カ所で実施。ビデオカメラを備えたロボットを水深20メートルに沈めて遠隔操作し、がれきなど障害物の有無や魚の生息状況を確かめた。 終了後の報告会には地元住民ら約50人が参加。海中の映像が上映され、メバルの群れなどの水産資源も確認された。東大大学院農学生命科学研究科の黒倉寿教授(国際水産開発学)は「漁業再開に大きな障害はない。ただ、地震の影響かどうか分からないが、生き物の数は少ない印象を受けた
宮城県が復興計画の第2次案 7月6日 17時50分 宮城県の震災復興本部の会議が開かれ、被災者の災害復興住宅を、今後5年間をめどに建設することや養殖漁業の復興策などを盛り込んだ、復興計画の第2次案が決まりました。 宮城県の震災復興本部は6日、県庁で会議を開き、村井知事が、「復興に向けた対策が着実に進むよう、県庁組織が横断的に連携して全力で取り組んでほしい」とあいさつしました。会議では、復興計画の第2次案が示され、了承されました。計画案には、被災者の災害復興住宅を今後5年間をめどに建設することや、津波から避難するための高層のタワーなどを7年後を目標に沿岸部に整備することなど、316の事業が盛り込まれています。また、壊滅的な被害を受けた水産業の復興策として、今後3年間、漁業者にわかめの苗を供給し、技術指導も行います。宮城県は、今月16日から県民説明会を開き、来月中に最終案を取りまとめて、9月の
大竹市長に入山氏4選 (6/18) 高校生平和大使「被爆者の思いを」 (6/18) 平和宣言 北朝鮮非核化訴え (6/18) 広島叡智学園説明会に1000人 (6/18) 避難所の運営、カードで学ぶ (6/18) ママさんバレー、三矢クが4連覇 (6/18) 少年少女、囲碁で熱戦 尾道 (6/18) 中国ユース福山予選、75人競う (6/18) 地上イージス説明会で疑問相次ぐ (6/18) 被災状況をドローンで確認 (6/18) 善意のランドセル 匿名で今年も (6/18) 冷静に110番 山口の留学生訓練 (6/18) 原子力担当相、島根原発を視察 (6/18) 中国将棋名人戦の鳥取代表決まる (6/18)
津波の被害を受けた宮城県気仙沼市で先日、震災後初めての水揚げがありました。この日を待ち望んできた市民の一人ひとりの手元に、カツオを届けようとした人たちを取材しました。 夜明けとともに動き始める水産業の街で、ひときわ早い朝を迎える人がいます。廣野新聞店は、82年前からこの街の市民に「気仙沼の今」を配り続けてきました。 「配達できる箇所を歩いた時も、ここは家が残っていたと行ったら旦那さんが出てきてね、その時はこちらもやっと来られたと、そういう思いで声が詰まってしまいました」(廣野新聞店 廣野昌紀さん) 海の、そして朝の空気を感じながら配達員が走り回った街。ですが、3月11日を境に多くのものが変わりました。 「現場へ行ってみて、建物がどこにあったかを探しに行くと、全然隣近所もないから、どこにあったかわからない。住宅地図を見ないと思い出せなくなってきたのは、さみしいことですね」(廣野新聞店
福島県を代表する漁港で、東北地方有数のカツオの水揚げ港でもある福島県いわき市の小名浜漁港が、苦境に立たされている。 カツオ漁が最盛期を迎えた中、津波で被害を受けて3週間前に再開した魚市場への漁船によるカツオの水揚げはゼロ。東京電力福島第一原発事故の影響で「福島産」とみなされるのを心配して、漁船が同港での水揚げを避けて他県に向かうためだ。「漁場は同じなのに……」。地元漁業関係者の苦悩が続く。 春から夏にかけて太平洋沿岸を北上する群れを追うカツオ漁は5月から本格化し、いまが最盛期。しかし、小名浜魚市場では、魚を入れるカゴが高く積まれたまま、静まり返っている。 「例年なら、仲買人や市場の職員でごった返し、すごい活気なんですけどね」。市場職員の中野聡さん(35)はため息をつく。 水産庁によると、同港で2009年に水揚げされたカツオ(生鮮)は、全国の漁港で5位の約2420トン。地元漁協では、約7割が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く