NHK岩手県のニュース 盛岡放送局 田老の防潮堤は14.7mに 岩手県は、津波で大きな被害を受けた宮古市田老地区にある国内最大級の海側の防潮堤の復旧にあたってこれまでよりおよそ5メートル高く14.7メートルの高さで整備する案を市に提案したことが分かりました。 宮古市田老地区は過去の津波で大きな被害を受けたことから国内最大級の高さ10メートル、全長2.4キロメートルの2重の防潮堤を築きましたが、今回の津波でこの防潮堤の一部は破壊され、179人が亡くなりました。 岩手県は専門家などでつくる津波防災技術専門委員会で宮古市田老地区の海側と陸側にある2重の防潮堤をどのくらいの高さで復旧させるか検討を進めてきました。 その結果、▼海側の防潮堤を今より4.7メートル高い14.7メートル、▼陸側の防潮堤を現在と変わらない10メートルの高さで整備する案を市側に提案しました。これは、昭和8年の昭和三陸津