オリンパスが、かつて一世を風靡したカメラの名機「OM」シリーズを復活させ、同社が国内シェア首位のデジタルカメラ「ミラーレス一眼カメラ」の最上位機種として今春発売することが19日、明らかになった。 OMシリーズの初号機「OM―1」は1973年に発売されたフィルム一眼レフ。小型で耐久性に優れておりヒット。約30年間続いたシリーズ名を復活させ、巨額の損失隠し問題からの再生を目指す象徴と位置付ける。 新製品の名称は「オリンパスOM―D」で、「OM―1」に似たデザイン。高画質の写真を撮れるように高速自動焦点や手ぶれ補正などの機能を備え、画素数は約1600万画素。価格はレンズ付きで10万円超を想定している。