2013/1/289:0 気仙沼市に住む人々は「復興」になにを思うのか ―― 日本災害復興学会・気仙沼市車座トーク 宮城県気仙沼市。水産業で有名なこのまちも、地震や津波によって甚大な被害を受けた。東日本大震災直後、このまちではいったいなにが起きていたのか。そしておよそ1年半の間に、どんな動きが生まれ、このまちに住む人々はいま「復興」になにを思うのか。望ましい支援のかたち、復興のあり方とはなにか。気仙沼復興協会にて、気仙沼市に生きる人々と日本災害復興学会が語り合った。(構成/シノドス編集部・金子昂 ) 永松 こんばんは。皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。 日本災害復興学会は5年ほど前に、復興についての経験や知識を学問として確立させ、よりよい復興を実現することを目標に設立されました。わたしたちはこれまで被災地に出向き、地元の方と車座トークを開催するなどの社会貢献活動を行ってき