コン・ティキ号の船長の息子トール・ヘイエルダールJr.さん 1947年に、1500年前と同じ材料で作ったいかだで8000キロに及ぶ太平洋横断に挑んだ男たちがいた。船長の名はトール・ヘイエルダール(1914~2002)。ノルウェーの人類学者だ。その大冒険の日々をつづった映画「コン・ティキ」(ヨアヒム・ローニング監督、エスペン・サンドベリ監督)が、まもなく公開される。公開に先立ち来日した、ヘイエルダールさんの息子、トール・ヘイエルダールJr.さんに話を聞いた。(りんたいこ/毎日新聞デジタル) ヘイエルダールJr.さんは「俳優たちは、本当によく演じてくれました」と、両親役のポール・スベーレ・バルハイム・ハーゲンさんと、アグネス・キッテルセンさんをたたえる一方で、「実際の父はまったく感情を表さない人でした。だから父が生きていたら、多分このポスターを見て激怒するだろうね。男と男が抱き合うなんてあり