気仙沼市 浸水区域に海抜表示板設置へ 宮城県気仙沼市は18日、津波からの避難に役立ててもらうため、東日本大震災の浸水区域に海抜表示プレートを設置する方針を明らかにした。菅原茂市長が市議会12月定例会の一般質問で答えた。 菅原市長は「身近な生活圏域の津波浸水区域を知ってもらうことは、多くの市民の避難誘導に役立つ。本年度末までに20カ所程度の設置を予定している」と述べた。 市危機管理課によると、プレートは縦約30センチ、横約40センチ。国道45号や県道などの主要道路沿いの電柱に設置する。ポリウレタンなど耐久性のある素材にし、英語やハングルなどの外国語表記の採用も検討している。 プレートは2014年度、市内約200カ所に拡大するほか、避難誘導看板の導入も予定している。
2隻が依然、差し押え続く 今年7月下旬から8月中旬にかけて、ブラジルの環境保護規定に違反したとしてブラジル沖で操業していた日本のマグロ漁船3隻が同国当局に相次いで臨検・拿捕(だほ)された一件について、在ブラジル日本国大使館と漁船を派遣した日本かつお・まぐろ漁業協同組合(日かつ漁業)に問い合わせたところ、拿捕から4カ月余りが経過した現在も「第108欣栄丸」(岩手県)と「第58錦哉丸」(鹿児島県)2隻が当局によって差し押さえられていることが分かった。 在ブラジル日本国大使館と日かつ漁業の情報によると、現在も差し押さえられている2隻が係留している港はリオ・グランデ・ド・ノルテ州のナタル漁港だという。同港にはこれら2隻とリース契約を結んでいるブラジル現地漁業会社のAT社(アトランティック・ツナ社)があり、AT社と2隻がスムーズに連絡を取り合うため、9月の時点で「欣栄丸」はリオ・グランデ・ド・スル州
1945年の北方四島における実話をもとにした映画『ジョバンニの島』が、2014年2月22日より全国公開する。ソ…1945年の北方四島における実話をもとにした映画『ジョバンニの島』が、2014年2月22日より全国公開する。ソ連軍の進駐によって引き起こされる島民たちの過酷な運命を描いた作品だ。 本作の予告編が配信された。豪華キャスト陣による熱演や、実力派スタッフによる音楽、そしてProduction I.Gの手がける映像美を垣間見ることができる。 予告編では、樺太で飢えと寒さに苦しむ主人公たち兄弟と、シベリア収容所に送られた父の様子が描かれる。3人が再会を果たす場面は、見るものの心を打つ映像に仕上がっている。 原作・脚本は、テレビドラマ『北の国から』の演出や映画『最後の忠臣蔵』の監督で知られる杉田成道さん、音楽(メインテーマ)には、シンガーソングライターでタレントとしても活躍するさだまさしさん
東京大のチームが18日、山田町の海岸で新種の海藻を見つけたと発表した。本県で新種が見つかるのは75年ぶり。チームは南部藩にちなみ「ナンブワツナギソウ」と名付けた。 新種の海藻は、世界に分布する海藻「ワツナギソウ」の仲間。新種も含め、ワツナギソウには特有の臭いがあり、食べるのには適さないという。 チームによると、日本列島は世界的に見ても海藻の種類が多様で、1500種以上が生育している。山田町でもこれまでに178種が確認されている。鈴木雅大・同大特任研究員(海藻分類学)は「三陸沿岸の種の多様性は素晴らしい。保全するために、ここにどんな種が生息するのか正確に把握することが重要だ」と新種発見の意義を説明している。 【写真=山田町で採取され「ナンブワツナギソウ」と命名された新種の海藻】
海難事故などによって親を亡くした子どもたちを支援する募金活動が気仙沼市で行われ、小雨が降る中、漁協の担当者などが街頭で募金を呼びかけました。 この募金活動は海難事故などで親を亡くした子どもたちを支援している団体が行っているもので、おととし発生した東日本大震災によって中断していたため気仙沼市では3年ぶりの再開となりました。19日、気仙沼市内の3カ所で募金活動が行われ、このうち気仙沼市役所の前では、小雨が降る中、漁協の担当者など6人が街頭に立って募金を呼びかけました。 30代の会社員は「会社の仲間で集めて来ました。震災のあと、3年ぶりに再開したと聞いて募金させていただきました」と話していました。 19日に集められた募金は気仙沼市や南三陸町の中学生と高校生あわせて5人に贈られるということで、主催する気仙沼地区海難遺児を励ます会の佐藤亮輔会長は「震災も落ち着いてきたので募金の再開を決めました。子ど
11月11日、福島県いわき市小名浜港で「福島復興浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業 運転開始式」が行われました。第1期で実証する2メガワット洋上風車と浮体式洋上変電設備(サブステーション)の設置がようやく終了し、陸上とケーブルでつながったのです。 当初は9月中にも完成する予定だった第1期の工事がなぜ2カ月近くも遅れたのか。そして7メガワットの風車を2基設置する来年度の第2期に向けてどのような課題が見えたのかについて、この実証研究事業を率いる丸紅国内電力プロジェクト部の福田知史部長に説明していただきます。 荒れる海にほんろうされた工事終盤 こんにちは、丸紅の福田です。今回は年内最後の報告になります。 11月11日、佐藤雄平・福島県知事と赤羽一嘉・経済産業副大臣がボタンを押し、洋上からの送電が正式に始まりました。世界でも実験用の数基しかない浮体式洋上風力発電が、福島沖で動き出したのです。構
水産業と漁業に関するニュースを提供している。2013年12月19日 漁業構造改革総合対策事業の第23回中央協議会が18日、東京・千代田区のTKP大手町ビジネスセンターホールで開催され、インド洋と太平洋漁場を併用する新たな大型海外巻網漁船の計画(海外まき網漁業地域プロジェクト)が承認された。 プロジェクトは太平洋とインド洋漁場の2枚の操業許可を1枚にし、760トン型2隻を建造。操業の連携を図りながら、国内節主要3地域とも共同して、国内で慢性的に不足するカツオ節原料の安定供給も図る。 現在、海巻船が主漁場とする中西部太平洋海域は、カツオ資源状態だけでなく、入漁料の高騰や他国との競合、人工流木(FADs)利用期間の短縮など、国際規制の強化から将来に、懸念材料がある。こうした厳しい状況を緩和し、リスクを軽減するためにも、新たな漁場としてインド洋の開拓へと乗り出す。[....]
航海中の船舶に周辺の船の位置や針路、遭難情報などを知らせる「船舶自動識別装置(AIS)」に、市販の無線機とパソコンで偽情報を簡単に送信できることが18日、分かった。“船のカーナビ”ともいえるAISへの意図的な偽情報送信の成功は世界初。旅客船などを標的に、航路を狂わせるサイバーテロの危険性が指摘されている。 ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」を開発・販売するソフト開発会社「トレンドマイクロ」(東京)が実証実験で証明した。AISは特定の周波数の電波による信号を約40キロ以内の他船と送り合い、周辺の船舶の種類や位置、針路などの情報を送受信するシステムで、海上保安庁による船の遭難情報も受信できる。 トレンド社がパソコンで架空の船が周囲に複数あるとする偽の信号を作製し、約2万円の無線機に接続。特定の周波数に設定した上でAISに送信。水難事故の信号も送信できた。周辺に多く野架空の船が航行したことに
未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。 登録したい都道府県を地図から選択します。 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。 ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。 釜石市の海岸に釣りに行くと言って出かけた宮古市の男性が17日から行方が分からなくなっており、警察や海上保安部が18日、捜索を行いましたが、依然として見つかっていません。 行方が分からなくなっているのは宮古市の会社役員、山口哲史さん(46)です。 警察によりますと山口さんは、17日午前5時ごろ釜石市箱崎町の御箱崎の海岸に釣りに行くと家族に言って1人で家を出ましたが、夕方になっても戻らなかったため家族が警察に届け出ました。 届けを受けて警察や海上保安部が昨夜から捜索を行った結果、海から100メートルほどの道沿いで山口さんの軽自動車が見つかりました。 山口さんが行方不明になったとみられる御
未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。 登録したい都道府県を地図から選択します。 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。 ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。 八戸市で同じ会社に勤める男性3人が17日夜から釣りに出かけたまま行方が分からなくなっています。 海上保安部や警察は3人が海に転落したおそれがあるとして先ほど午前7時から捜索を再開しました。警察によりますと、行方が分からなくなっているのはいずれも会社員で、▼八戸市湊高台の鬼やなぎ隆行さん(30)と笹本紘芳さん(30)、それに▼階上町赤保内の浅水輝秋さん(39)の3人です。 3人は八戸市内の同じ会社に勤める同僚で、17日の夜、釣りに行くと言って出かけたまま戻らず、会社の別の同僚が18日夕方、八戸港のふ頭に、3人の乗用車が並んで止まっているのを見つけ、警察に通報したということです。 海上保安
クリスマスシーズンを迎えたまちはイルミネーション一色。堂島川沿いのほたるまち港(大阪市福島区)には、巨大アヒルの「ラバー・ダック」が登場し、光と水の競演を見守っている。 中之島西地区のほたるまち港南側では、「中之島ウエスト冬ものがたり」と題して堂島川沿いの各所でライトアップを実施。メーンイベントは光と音楽とともに大量の水を放水するウオーターファンタジアで、25日まで行われている。 ラバー・ダックはオランダの現代美術作家のフロレンタイン・ホフマン氏による、高さと幅9.5メートル、長さ11メートルの巨大バルーン作品。政治的な意味合いで分断される国境など関係なく、世界中の水辺を旅している設定。国内では、千島土地(大阪市住之江区)が所有し、2009年以降、大阪を中心に展示している。中之島エリアでの展示は8回目。 展示場所には、昼間でも多くの人が訪れ、ラバー・ダックを背に記念撮影を行っていた。ウオー
厚木基地内の地下壕跡で発見された夜間戦闘機「月光」のものとみられる部品。泥をかぶった状態で発見された(海上自衛隊第4航空群司令部提供) 海上自衛隊と米海軍が共同使用する厚木基地(神奈川県大和、綾瀬市)で、旧日本海軍の夜間戦闘機「月光」のものとみられる部品が見つかり、17日、報道陣に公開された。月光の機体は、米・スミソニアン博物館で展示されている1機しか現存しておらず、海自第4航空群司令部は「本物であれば部品だけでも貴重」とし、今年度中にも同基地内の広報資料館で展示を始める。 同司令部によると、部品は長さ約250センチ、幅約40センチでジュラルミン製。形状などから、第2次世界大戦末期に米爆撃機B29の迎撃などに当たった月光の右翼の部品で、低速飛行時に揚力を増すために取り付けられた「前縁スラット」とみられるという。 5月末、基地東部の配管工事中に偶然見つかった地下壕(ごう)跡で、泥をかぶった状
函館近海の今季のスルメイカ(マイカ)漁が終盤を迎えている。近年の海水温上昇を背景に、太平洋を北上する魚群が道南周辺を素通りして道東方面に集中。昨年に続く不漁となり、地元の水産加工業者は原材料不足による調達コストの上昇に苦慮している。 「今年はピークらしい時期がなかった」(函館水産試験場)。道南のスルメイカ漁は6月初めに解禁。日本海側を北上するイカから始まり、7~8月には太平洋側の近海でとれ、最盛…
タラの名産地として知られるむつ市脇野沢地区で、今シーズンのマダラ漁が18日に解禁され、網の仕掛け場所を取り合う伝統の「場取り」が行われた。良好な漁場への一番乗りを目指し、漁師たちを乗せた漁船は白波を立て、平舘海峡を勢いよく北上した。 10日に解禁予定だったが、連日の悪天候で8日遅れとなった。 この日は風が弱く、波も穏やか。20隻の漁船が底建網を積んで同地区貝崎沖に集結し、午前6時50分ごろ、旗振りの合図で一斉にスタート。漁師たちは経験を頼りに、エンジンをうならせてタラの通り道を目指した。 脇野沢地区のマダラは、昨シーズンの水揚げ量が約58トンと振るわなかった。脇野沢村漁協の蛸島康之業務課長は「予定よりも遅れたが、ようやく解禁になって安心した。昨シーズンより水揚げが増えることを期待している」と話した。 マダラ漁は来年2月末まで。(福田駿) 【写真説明】 良好な漁場を求めて平舘海峡
その日の午後、ナショジオ編集部Y尾とライターK瀬は、東名高速を西へと法定速度で飛ばしていた。 「高速からも見えるらしいよ」 「でも、初めて見るものを、『アレだ!』って、わかりますかね」 「わからないかもね」 我々取材班は、JAMSTECの誇る地球深部探査船『ちきゅう』に向かっている。 ちきゅうとは、深い海の底のさらに奥を掘り進み、さまざまな研究に必要な“コア”と呼ばれる柱状の地層サンプルを採取したり、海底下を観測したりすることをミッションとした船だ。 2005年から2年間の試験航海を経て、現在は研究航海にひっぱりだこ。この秋も南海トラフへ研究航海に出かけている。 取材陣はこれまで、JAMSTEC横須賀本部を訪れるたび、岸壁に大きな船が停泊しているのを見ていた。だから、船はすっかり見慣れたつもりでいる。 しかし、事前調査によるとちきゅうは「横須賀本部に接岸できないほど、とにかく大きい」らしい
「いまのままでは、携帯電話事業者もメーカーも販売代理店も破たんしかねない。少しずつお湯が熱くなっているのに気付かないでいるカエルが、結局“ゆでガエル”となって死んでしまう話を想起させる状況にある」---。これは、現在の販売代理店における問題を懸念した言葉ではない。今から約10年前の2004年初頭に、野村総合研究所の北俊一上席コンサルタントが提言した言葉だ(関連記事:このままでは全員「ゆでガエル」に--野村総研が携帯電話業界に提言)。
最近、「インソーシング」と呼ばれるシステム内製化の動きが活発だ。行き過ぎたアウトソーシングで不都合が生じ、「自社の事情に合致した情報システムは自ら作るしかない」と考える企業が増えているのだ(関連記事:インソーシングで好機をつかめ!これからのシステム内製術)。 この記事で紹介するのは、そのインソーシングの究極のミニマム形態である「ユーザーメード」の事例だ。主役は和田尚氏(次ページの写真1)。日本航空(JAL)の社員(パイロット)である。開発したシステムは「JAL CB-CT」と呼ばれている。CB-CTは、Competency Based Check and Trainingの頭文字をつなげたもの。「能力を基盤とした検証と訓練」とでも訳せるだろうか。自社訓練と資格審査での使用を目的に、2013年4月から本格的に稼働させている。 この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は登録月無料!
未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。 登録したい都道府県を地図から選択します。 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。 ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。 明かりの下に集まるという「ハタハタ」の習性を利用し、多くの卵を産みつけてもらおうと、酒田港に電飾をつけた竹が設置されました。 この取り組みは、庄内の冬の味覚「ハタハタ」を守ろうと、酒田市のNPOが産卵場所の一つとなっている酒田港の水路で行いました。17日は、NPOの職員5人が高さ10メートルほどの竹4本に500個の電飾などを取り付けたあと、一部を岸壁から海の中に入れて立てかけました。 NPOによりますとハタハタは、明かりの下に集まる習性があるとされていて、海中にはハタハタが卵を産み付ける産卵床が設置されていることから、NPOは電飾で照らすことでハタハタが集まり多くの卵を産み付けるのではな
素材メーカー各社が、薄型太陽電池の開発を強化している。好みの色で屋外の壁、窓に貼るなど、従来の太陽光発電のイメージが変わりそうだ。各社とも平成27年度の市販化を目指している。 三菱化学と東レが技術開発を進めるのは、軽量で柔軟性があり、低コスト化が可能な次世代の太陽電池「有機薄膜太陽電池」だ。 三菱化学は、向こう側が透けて見えるシースルー型。厚さが1ミリメートル以下と薄く、一般的に普及している黒以外の色も可能だ。「デザイン建築など意匠にこだわった建物の壁や屋根など室内外に設置できる」(石塚博昭社長) 東レは、従来は1年程度だった寿命を10年まで延ばした。太陽光を電気に変えるエネルギー変換効率は10・6%と、発電層が1層のみで構成される有機薄膜太陽電池で世界最高水準を達成した。製造コストは、太陽電池では主流のシリコン型の約3分の1になる見通しだ。 一方、積水化学工業が5日に発表した「フィルム型
三重県鳥羽市の鳥羽水族館で飼育され、来年1月2日で絶食期間が丸5年となる「ダイオウグソクムシ」の様子が、年末年始にインターネットサイト「ニコニコ動画」で生中継されることが決まった。 中継は31日午前9時~午後11時と1月1日午前9時~3日午後6時。同水族館は中継のさなかに餌を与える予定で、絶食が6年目に突入するかどうか見ることができる。 深海底に生息するダイオウグソクムシは、ダンゴムシの仲間。同水族館は10匹を飼育しているが、最初に飼育を始めた「No.1」(体長29センチ)は、2009年1月2日に50グラムのアジを食べて以来、絶食を続ける。 ニコニコ動画は今年3月末と4月末、7月末の3回、48~82時間の生中継を実施し、それぞれ75万~107万人が視聴した。サイトを運営するドワンゴ(東京)は反響が大きかったことから、年末年始の特別番組にすることを決めたという。
マダラ豊漁へ迷いなし むつ・脇野沢沖合で解禁 好漁場を目指し、夜明け間もない海原に幾筋もの白い航跡が描かれた=18日、むつ市脇野沢沖合 タラの里として知られる青森県むつ市脇野沢の沖合で18日、今冬のマダラ漁の幕開けを告げる恒例の「場取り」があった。網を仕掛ける好漁場を得ようと、漁船は白波を立てて先を争った。 底建網を満載した漁船20隻が平舘海峡に集まり、午前6時50分の合図と同時に一斉スタートした。各船は静かな海にエンジンのごう音を響かせ、白い航跡を描きながら数キロ先の漁場を目指した。 当初、10日朝の予定だったが、しけや悪天候で延び延びになり、8日遅れで待望の漁解禁となった。漁は来年2月まで。 脇野沢地区のタラ漁は1989年度に水揚げ約1300トンを記録した。その後不漁が続き、2005年度は約7トンに激減。12年度は58トンだった。
黄色や紫色などカラフルな貝殻が特徴のヒオウギガイが、苓北町で出荷の最盛期を迎えている。 ヒオウギガイはイタヤガイ科の二枚貝で、主に貝柱が食される。同町富岡の福島水産(福島晴喜代表)では、人工的に採取した卵を、富岡湾の沖で約1年半かけて養殖。直径10センチほどに育った貝を、従業員らが無菌処理した海水入りの箱に詰める作業に追われている=写真=。来年4月までに約23トンを全国各地に発送する予定。 福島代表(53)は「夏に海水温が高くなり、生育に影響が出ないか心配したが、例年通り、肉厚で甘みのある貝に育った」と話していた。20個入り3800円、30個入り5000円で販売している。問い合わせは同水産(0969・35・2377)へ。
隠岐の島町津戸の奥津戸海岸で17日、体長1・85メートルの深海魚「サケガシラ」が打ち上げられているのを地元住民が発見した。 水深200~500メートルに生息するフリソデウオ科の魚。体は銀白色で、背びれは朱色。光が届かない深海で巨大化した、ぎょろりとした目(直径約5センチ)が特徴。 環境省自然公園指導員野津大(まさる)さん(69)によると、一般的に深海魚は水温が下がると、海面付近まで上昇してくることもあるという。 同町では、昨冬も12匹が打ち上げられたり、釣られたりして、「地震の前触れか」などと話題になった。 野津さんは「今回のサケガシラは今まで見てきた中で最大級」と、その大きさに驚いていた。(岸下紅子)
浜松市のキャラクター「出世大名家康くん」が18日、ウナギのちょんまげを切り落とし、「出家大名」に改名した。切り落としたちょんまげは19日から、浜松市役所1階ロビーに展示される。 断髪式は一般非公開で行われ、25社40人の報道関係者が見守った。家康くんは「出世大名から出家大名に改名するで候」と宣言。その後、ミス浜松が長さ約60センチのまげを切り落し、「出家」すると、ウナギのパワーが無くなり話せなくなってしまった。 出家に先立ち、家康くんは報道陣に「修行を積んでもう一度頭に立派なウナギを生やすことを目指す。負けたままでは終われんからのぉ」と話した。 公務のため、断髪式を欠席した鈴木康友市長は「家康公は失敗を糧に着実に天下人への道を歩んでいった。必ずや復活を果たし、『出世の街浜松』の名を全国へとどろかせていこう」とのコメントを発表した。
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