マルハニチロは卵からふ化させる「完全養殖」のクロマグロの出荷を2016年に始める。民間企業が卵から成魚まで育てて販売するのは世界初といい、まず10億円程度の売り上げを目指す。マグロは資源保護のため漁獲規制が厳しくなっており、通常の養殖も稚魚の捕獲や漁場の新設が制限されている。完全養殖の商用化はマグロ供給の安定につながりそうだ。 同社が20年以上研究を続けている鹿児島県瀬戸内町の養殖場で稚魚の生存…
長崎地裁(松葉佐隆之裁判長)は4日、国営諫早湾干拓事業(長崎県)の開門調査を国がした場合、営農者らに1日49万円の制裁金を支払うよう命じる「間接強制」を決定した。諫早干拓をめぐる間接強制では、開門賛成派の漁業者側の申し立てを受け、4月の佐賀地裁決定は国に1日49万円の制裁金支払いを命じており、国は開門の有無にかかわらず支出を強いられる「板挟み」となった。 営農者側は佐賀地裁決定によって「開門の蓋然性が著しく高まった」と主張したが、国は「国民の生命財産を守る立場で農漁業被害を防ぐ準備工事をせず開門することはあり得ない」と反論した。営農者側は2500億円の算定根拠を「開門すれば干拓事業が無に帰するため総事業費とほぼ同額」と説明。国側は「明らかに過大」と訴えた。 開門調査は平成22年12月の福岡高裁確定判決が3年以内の実施を国に命じた。だが営農者らの反対で国の準備工事が頓挫。昨年11月には長崎地
老化防止に役立つとされる野菜や魚などの食材を使い、カロリーや塩分にも配慮した「アンチエイジング(若返り)弁当」を、日本抗加齢医学会(理事長=坪田一男・慶応大教授)が開発した。 大手コンビニなどと商品化して年内にも販売する予定で、6日から大阪市で始まる同学会総会で披露する。 老化に伴う肌のシミやしわは、体内の活性酸素が原因の一つとされ、活性酸素を分解する「抗酸化物質」として、赤ワインに含まれるポリフェノールや野菜に多いベータカロテンなどが近年注目を集めている。 栄養指導に詳しい医師、レストランシェフらが、こうした抗酸化物質を豊富に含むサケや雑穀米、ニンジン、トマト、サツマイモなどをふんだんに使用した弁当のレシピを半年がかりで作成した。 減塩にこだわりつつ、だしのうま味や抗酸化作用のある梅酢などで味付けも工夫。油の使用を控え、カロリーは一般的な弁当より低い500キロ・カロリー程度。ダイエット効
夜の海、輝くコウナゴ 寿都で漁本格化 (06/04 16:00) 集魚灯が青い海を照らし、夜通し行われるコウナゴ漁(小荒井隆撮影) 【寿都】後志管内の日本海沿岸でイカナゴの稚魚コウナゴの漁が本格化し、いさり火が夜の海に輝きを放っている。 生炊きしらすのつくだ煮が特産の寿都町では、海水温の低下で出漁が例年より遅れ、5月末ごろからようやく本格化した。約30隻の漁船が日が沈むのを見計らって一斉に前浜から繰り出し、集魚灯の明かりに集まったコウナゴを目の細かい網ですくい捕る作業を翌朝3時ごろまで繰り返す。 現在の魚体は3センチほど。ほとんどがしらす干しやつくだ煮に加工される。寿都で生まれ育った漁師の阪内幸生さん(31)は「豊漁だった昨年に比べ、今年はいまひとつ。魚体もまだ小さいので、これからに期待です」。コウナゴ漁はナマコ漁が始まる6月中旬ころまで続く。<北海道新聞6月4日夕刊掲載> 前の記事 次の
KDDIと海上保安庁は2014年5月24日、鹿児島で実施された携帯電話基地局の船上開設に向けた実証実験を報道陣に公開した。陸上ではなく、海上保安庁の巡視船に基地局を開設する狙いはどこにあるのだろうか。 なぜ、固定できない船に基地局を載せるのか? 通常は固定されている携帯電話基地局の設備。それを車に搭載してさまざまな場所に設置できる移動基地局車は、災害時の携帯電話インフラ復旧やイベント時の輻輳(ふくそう)対策などで活躍していることから、今や多くの人に知られる存在となっている。 ただし、電波を発する基地局は、運用に免許が必要となる。そのため、法律上むやみに動かすことができないのが原則だ。移動基地局車も、電波を射出する時は地上に固定して用いる。また、かつて注目を集めた家庭にも設置できる超小型のフェムトセル基地局 も、Wi-Fiルーターなどとは異なり、設置した場所から不用意に動かしてはいけないもの
[2014/6/4掲載] 気仙沼市は、唐桑地区の大沢漁港で災害復旧事業による防潮堤の整備と、漁業集落防災機能強化事業による水産関連用地や道路の整備を計画している。防潮堤は整備延長が320mで、早ければ6月末にも詳細設計の地元説明会を開き、その後に半年ほどかけて用地買収を進め、年明けごろに工事発注する方針だ。完成目標は28年3月。 防潮堤は、震災津波で一部が倒壊した既存護岸の背後に築堤する。タイプはおにぎり形の重力式で、高さが海抜8m、勾配が海側5分、陸側約3分、天端幅50cm。延長94m区間は、幅員4mの乗り越し道路(坂路)を海側に摺り付ける。 築堤に向けた用地測量と土質ボーリング、詳細設計はアジア航測(気仙沼営業所・気仙沼市)が担当。ボーリング調査で地盤がよくないと判断すれば、今後に地盤改良や杭基礎を検討する。 防潮堤の背後には、漁業集落防災機能強化事業で、東側の国道45号から分岐する形
全長10センチほどに育ったウナギの稚魚約20匹が兵庫県明石市内の用水路で見つかり、近くの小学校教室の水槽で元気よく泳いでいる。須磨海浜水族園(神戸市須磨区)によるとウナギの稚魚が捕獲されるのは珍しいという。 国内で一般的なニホンウナギは、環境省のレッドデータブックで「野生での絶滅危険性が高い」とされる絶滅危惧IB類に指定されている。 発見した小学校関係者によると、用水路は海から約200メートル上流にあり、幅約2メートル、深さ約10センチ。稚魚は2日午後、メダカを採取中に網へ入ったという。 同水族園によると、天然のニホンウナギはフィリピン近海などでふ化し、日本などの川で数年間育ってから再び南下する。児童らは観察した後、稚魚を用水路に戻すことにしており、同水族園飼育員の東口信行さん(34)は「観察する人には(ウナギの稚魚が)何千キロも旅をして明石にやってきたロマンを感じてほしい」と話していた。
政府が検討する農業改革を巡り、自民党は3日、全国農業協同組合中央会(JA全中)の廃止を認める方向で最終調整に入った。 農業を成長させるには、JA全中による地域農協への一律的な経営指導が妨げになるとの判断が強まった。 政府は早ければ今秋の臨時国会にも、JA全中の指導権の廃止などを盛り込んだ農協法の改正案を提出する。自民党の容認で、改正案は成立する見通しだ。JA全中は一般社団法人化など、抜本的な組織変更を迫られそうだ。 政府の規制改革会議が打ち出したJA全中の廃止には、農林関係議員の一部を中心に反対論が根強いが、安倍首相の指示もあり、党として農協改革の方向に傾いた。JA全中の廃止にあたっては3~5年程度の猶予期間を設ける案もある。
与論島(与論町)とその周辺にすむ魚類の図鑑「奄美群島最南端の島 与論島の魚類」を、鹿児島大学総合研究博物館の本村浩之教授(40)=魚類分類学=らのチームが刊行した。国内で初めて確認された5種を含め、4年間にわたる調査で確認した全697種を写真やイラストで紹介している。 本村教授らは、これまでも屋久島や硫黄島(三島村)など県内周辺の魚類を調査を行い、図鑑にまとめてきた。与論島の調査は2011~14年の計7回、約80日間をかけて延べ約70人が参加し、計697種(111科323属)の魚類を確認した。 図鑑(B5判、646ページ)では全魚類を計1808枚の写真を使って、形態や色彩、分布などの解説もしている。
株式会社リクルートライフスタイルは、同社に設置された「食」に関する調査・研究、地域振興機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」にて、貝料理についてのアンケートを実施、結果を発表した。調査対象は、株式会社マクロミルの登録モニターで首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女9,735人。 調査期間は2014年5月1日(木)~8日(木)。 この1年で食べたことのある貝料理のうち、食べる頻度・回数が増えた貝料理を聞いたところ、「焼ガキ」が全体で26.3%と最多だった。次いで「パスタ」が22.8%、「生ガキ」も22.7%と僅差で続いた。特に、20代の男女では多くの料理について、頻度・回数の増加がみられた。 この1年で貝料理を食べたお店の業態は、「寿司屋」が最多で55.0%。性別ごとに見ると、男性では「居酒屋」、女性では「イタリアン」が多かった。再利用意向では、「オイスターバー」が75.4%と
» 【レジェンドグルメ】本田宗一郎が愛した伝説の「うな重」と「きも焼」を食べたら究極に美味くて他店のウナギが食えなくなった! 東長崎『鰻家』 特集 【レジェンドグルメ】本田宗一郎が愛した伝説の「うな重」と「きも焼」を食べたら究極に美味くて他店のウナギが食えなくなった! 東長崎『鰻家』 GO羽鳥 2014年6月3日 よく「この店の◯◯を食ったら、もう他の店で◯◯は食えなくなるぜ……」というグルメ世界の殺し文句がある。なんだかんだ言って、いつかは他の店でも食っちゃうのだが、それほど美味いという意味である。 そんな「もう他の店で◯◯は食えなくなる」の殺し文句が、まさにピタリと当てはまる、レジェンド的な美味さをほこる究極至高の「うなぎ屋さん」が、東京は東長崎に存在する。その名も……そのまんま『鰻家』(うなぎや)だ!! ・ホンダのレジェンドが愛したうなぎ 実はこの店、世界の「ホンダ」の創業者、ホンダ
□西日本シティ銀行「沖縄クルマエビ・ウナギ事業」(6) ■うま味成分の含有量向上に成功 シャコは全体のうち、食べられる可食部分が約半分といわれる。残りの食べられない部分は頭や殼、付着肉などだ。ボイルシャコを製造するため、むき身にすると大量の廃棄物が出ることになり、処理にはコストも当然かかる。廃棄資源のリサイクル活用ということからも、殼など廃棄物の有効活用は大きな課題でもあった。 福岡県水産海洋技術センター内水面研究所の協力を得ながら、西日本冷食はシャコ殼を使った餌でウナギの飼育に取り組んだ。実験データを分析したところ、青魚などを使った一般的な配合飼料で育てたウナギに比べて、うま味成分であるアミノ酸の含有量が高いウナギを育てることができた。 西日本冷食では、飼料開発に加え、適切な給餌法や水温管理など飼育ノウハウも研究。試行錯誤を繰り返し、2013年には養殖技術と配合飼料について特許を申請した
ふみくら茶屋 5月26日放送の「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日系、毎週月~金曜午後4時53分)で、「東京湾“絶品 グルメ”食堂 第4弾」と題して、東京湾の海の幸を使ったお宝グルメを特集。この時期にしか獲れない食材を使った丼ぶりが食べられる店として、「ふみくら茶屋」(神奈川県横浜市)が紹介された。 同店で今の時期だけしか提供していない「シャコどんぶり(1404円税込み)」は、鰹と昆布などを使用した自家製だしに東京湾産のシャコを入れて卵でとじたもの。東京湾でのシャコ漁は2006年に一度、全面禁止されており、資源状況に応じた休漁等の操業制限を実施している。その貴重なシャコを前に店主の浅葉玉穂さんは「素晴らしいシャコ。無いときは無いで商売しません」と語る。 どんぶりを食べた女性客は「シャコを初めて食べたんですけど、プリプリしていておいしいです」と絶賛。また、男性客は「歯ざわりが良くて海の匂
トップ > 石川 > 6月4日の記事一覧 > 記事 【石川】 富来漁港 今季初の天日干し シラス お待ちかね Tweet mixiチェック 2014年6月4日 天日干しされる真っ白なシラス=志賀町の富来漁港で 志賀町西海風戸の富来漁港で三日、今季初めてシラスの天日干し作業があった。潮の香りをまとった真っ白なシラスが、ずらりと並ぶ光景が広がった。 シラスは、カタクチイワシの稚魚。天日干しされたシラスは、地元漁師の高田良雄さん(63)が志賀沖や美川沖で捕り、釜ゆで設備のある美川漁港(白山市)に二日に水揚げした数百キロ。この日朝、トラックで富来漁港に運ばれ、台の上でかき混ぜながら天日干しした。 高田さんは五月上旬に漁を始めてから十五日ほど沖に出たが、不漁が続いていた。待望のまとまった水揚げに「ほっとした。これが続けばいいけど、魚も賢くなっているからなあ」と笑っていた。 シラスは、地元の県漁協西
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