東日本大震災で被害を受けた宮城県気仙沼市に大相撲の十両以上で構成する力士会が寄贈した土俵の落成式が13日、同市で開かれ、会長を務める横綱白鵬関らが出席した。 直前に白鵬関と横綱鶴竜関が地元産の塩で真新しい土俵を清めた。白鵬関は「この土俵で稽古して、汗をかいて、たくさん思い出をつくって、この国を引っ張ってくれるような人材が育ってほしい」とあいさつした。 気仙沼市に以前あった土俵は東日本大震災の津波を受けなかったが、被災した市の施設が土俵のあった場所に移転したために使用できなくなっていた。
セブン-イレブンから千葉県限定の勝浦産びん長まぐろ使ったおにぎりが発売 セブン―イレブン・ジャパンは8月1日、千葉県との「地域振興・地域貢献に関する包括協定」の締結6周年を記念し、勝浦漁港で水揚げされた「まぐろ」を使用した「おにぎり」などの販売を開始した。千葉県のセブン―イレブン(6月末現在908店舗)限定のメニュー。 勝浦漁港で水揚げされた「びん長まぐろ」を使用。ツナマヨネーズを組み合わせて、「勝浦漁港水揚げまぐろ使用 江戸菜飯とツナマヨネーズ」として販売している。販売価格は税込み価格で130円。 勝浦漁港は「かつお」の水揚げで知られているが、勝浦市内の漁港全体では「びん長まぐろ」も水揚げされている。セブン―イレブンは地域復興の一環として、勝浦産びん長まぐろを商品原料として採用したもようだ。 今回のおにぎりは千葉県内のセブン―イレブンで販売されているので、千葉へ足を運んだ際はぜひご賞味い
東日本大震災から3年5か月。被災地では、各地に小中高校生が自主的に活動するグループが誕生し、民間団体の協力を得ながら地域活性化に一役買っている。 一方で、貧困など家庭の問題を抱え支援を必要とする子どもも多い。被災地での子ども支援の現状と課題を探った。 高校生グループが郷土料理アレンジ…宮城・気仙沼 「酒かすを増やしてみよう」「うん、あざらっぽい」 宮城県気仙沼市で6日、市内の高校生グループ「底上げユース」が、郷土料理のあざらを試作する「あざら会」を開いた。あざらは白菜の古漬けと魚を酒かすで煮込んだもの。くせがあり、若い世代はあまり食べないという。「昔の人の知恵が詰まった料理を途絶えさせたくない。初めての人にも食べやすくしたい」と、メンバーで高校3年の村上はなさん(17)。 試作はこの日が3回目。あざらをパスタとあえたり、ピザに載せたりした。レシピカードを作って地域に配布することを計画してい
石垣に船上でバーベキューをできるようにした「海のレストラン」(石垣市浜崎町、TEL 0980-87-0566)がオープンして1カ月半が過ぎた。 「八重山の海と食を同時に楽しんで」と呉島さん オーナーは市内で「北京龍」と「レッドドラゴン」を経営する呉島英男さん。「友達に誘われて船上でバーベキューをし、そのロケーションと海の上だからこその味に感動した。そこで飲食店のノウハウを海で生かそうと3店舗目として営業することにした」という。 ツアーは午前便、午後便を用意し、2人のガイドが案内をする。午前便は10時~14時、午後便は16時~20時。竹富島近海や潮が引く時に現れる「幻の島」と呼ばれる浜島でシュノーケルを1時間楽しんだ後、船の中央に設置したバーベキューテーブルで料理を味わう。午後便では水平線に沈む太陽を見られる可能性も。 バーベキューは、「牛肉」(200グラム)、「焼き鳥、豚串、ウインナー」(
マリンピア松島水族館(松島町、TEL 022-354-2020)で現在、最後の夏休み企画「ラストサマーバケーション」を開催している。 開館当時のシンボル「竜宮門」の写真も 1927(昭和2年)年4月にオープンした同館。第2次世界大戦の影響で一度閉館したが、1950(昭和25)年に再開。1969(昭和44)年からは仙台急行(仙台市青葉区昭和町)が営業権を引き継いだ。 現存する国内の水族館では富山県の魚津水族館に次いで2番目の古さ、同じ場所で営業する施設としては国内最古となる同館だが、昨年11月に閉館を発表。同社による営業期間だけでも約2037万人の来場者に多くの思い出を提供した同館は2015年5月10日、88年の歴史に終止符を打つ。今後は同時期に仙台港背後地へのオープンを予定する「仙台水族館(仮称)」と業務委託を結び、飼育業務の委託管理を行うほか、現在飼育する魚類や動物の移動を行うという。
北海道と北東北3県で、水田地域に置かれた巣箱周辺で相次いでいるミツバチの大量死は、カメムシ防除用殺虫剤が原因である可能性が高いと、農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所(茨城県つくば市)などが発表した。 同研究所の木村澄主任研究員は、「ミツバチが水田に近づかないようにする技術開発を進めたい」と話している。 果物や野菜の花粉を運ぶミツバチは、2009年春に全国的に不足して問題となった。特に北海道と青森、秋田、岩手県の3県では、水田近くの巣箱周辺で夏にミツバチが大量死することが多く、原因究明が待たれていた。 同研究所と農業環境技術研究所(同市)は、大量死の原因の一つとみられるカメムシ防除用殺虫剤に着目。2012年7、8月に北日本の水田周辺に置かれた415の巣箱やミツバチを観察したところ、100匹以上の大量死が24回確認された。 死んだミツバチやミツバチが集めた稲の花粉の塊からは5種類の殺
三陸の海に面した岩手県大船渡市、白浜集落にある「岡田荘」は五部屋しかない小さな民宿だ。名物といえば、主人の熊谷正吾(88)が自ら採るウニやアワビ、それと「おっかねえ」話だろうか。 六十九年前の七月、兵隊になったばかりの十九歳の熊谷は空襲で東北有数の被害を出した青森で、防空壕(ごう)を掘っていた。米戦闘機の機銃掃射で一緒につるはしを持った仲間が何人も倒れた。砂浜に遺体を並べ、寄せ集めの材木に火を付けて焼く。口では説明できない臭いと青い炎。「あすはオレかも」と覚悟した。 人の死を目の当たりにしたのはそれが初めてではない。七歳のとき、白浜集落を襲った昭和三陸大津波は、住民の三分の一にあたる六十人余の命を奪った。やはり砂浜に並べられた遺体の列に数人の友だちも横たわっていた。
戦後まもなくから宮崎県日南市の民家に保管されていた黒板が、戦艦大和で使われていたものだと判明した。縦40センチ、横55センチ。表面は色がはげているが、裏には「大和」の文字がくっきりと記されている。今年2月、大和ミュージアム(広島県呉市)に鑑定され、開催中の企画展で展示されている。 黒板は、旧海軍「嵐部隊」の元特攻隊員で、2004年に82歳で亡くなった前田繁雄さん=日南市南郷町=が所有していた。亡くなる2年前、息子の茂さん(67)が自宅の蔵に入って木戸を閉めると、いきなり黒板が頭上から落ちてきた。焼酎製造をしていた時に使っていた醸造蔵。ホコリまみれだったが、裏面に筆文字で「軍艦大和」と書いてあった。 当時、床に伏せっていた繁雄さんに聞くと、1947年春、共同経営していたカツオ一本釣り漁船が、鹿児島県の甑(こしき)島近くの海面に浮いているのを見つけたものだ、と説明した。45年4月に大和が沈没し
大槌町は、東日本大震災の被害状況や教訓を踏まえて更新した「津波避難マップ」を公表した。新たに避難場所・避難施設の標高などを明記したのが特徴で、町内の全戸に配布された。町は「家族や町内会で改めて避難計画を確認してほしい」としている。 更新版は、過去最大規模の被害となった東日本大震災の津波浸水区域を地図上で示し、町内37か所の避難場所・避難施設を、標高と共に記載した。 震災時に被災者が避難場所と避難施設を混同する事例があったとの指摘があることから、両者の違いを「避難場所とは…災害が収まるまで一時的に待機する場所」、「避難施設とは…一定期間の避難生活をする施設」と説明した。 避難の教訓には、〈1〉津波警報が出たら、迷わず「率先避難」「声掛け」〈2〉低地への「戻り」を制止――など7項目を挙げた。 災害に備えて事前に用意する持ち出し品リストには、飲食品や常備薬などに加え、更新版で初めて「家族の写真」
釣りよりは、釣り場というか、人間と自然とのかかわりを考えさせられます。1時間強のビデオですが、もしお時間があれば是非ご覧ください。 あまりにも衝撃的で見終わった後言葉も出ませんでした。ブリティッシュコロンビアの川に戻る紅鮭がピーク時から9割ダウン。絶滅の危機に瀕しています。そしてその原因が養殖事業にある。卵がノルウエーから輸入されるものの、ISAという鮭インフルエンザがカナダに輸入され、天然の鮭にまで広がっています。鮭は産卵直前に卵を抱えたまま死滅していきます。・・考えてしまいます。何が大事なのか。 Monitoring salmon in British Columbia rivers, this is one of the most amazing and impressive video that I have seen in recent years. It made me
河南省のダム湖で魚数百トンが死ぬ 干ばつと過剰養殖による酸素不足が原因か=中国メディア 2014-08-13 07:01 中国メディア・中国広播網は11日、河南省登封市の白沙ダムで魚数百トンが死ぬ事態となっており、当局がこのダムからの水道供給を停止したと報じた。 記事は、魚の大量死が伝えられた白沙ダムに行ってみると、10平方キロメートルある水面の湖岸付近一帯には、転覆して白い腹を見せた魚が大量に浮いているのを発見したと紹介。湖岸では現地の漁師たちが魚の処理をしていたと伝えた。ダムの水位はかなり低くなっていたという。 そのうえで、同市環境保護局の報道官が、白沙ダムでは133戸が魚の養殖を営んでおり、湖には約2660トンの魚が生息していたが、そのうち約数百トンが死んだと語ったとした。 魚が大量死した原因についてこの報道官は「1つに干ばつが深刻化してダムの水位が下がりすぎ、自然の水補給が得られな
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津波のおそれがある場合は注意報か警報かに関わらず、市町村は避難指示を出すよう国が4月に新しい指針を策定したが、沿岸自治体で見直しが進んでいない。新指針に沿った発令基準を作ったのは久慈市のみ。東日本大震災後に基準を見直した市町も多く、再度の見直しに慎重になっている。 新指針では、注意報、警報、大津波警報と警戒レベルが上がるに従い、避難指示を出す区域を拡大することで対応するよう打ち出している。 しかし、現在、注意報で避難指示を出すのは久慈市のみ。 宮古市と洋野町は注意喚起で、普代村は人への危険の恐れがあると判断した場合にのみ避難勧告を出す。残り8市町村は避難勧告としている。 釜石市は2011年5月から、注意報で避難勧告、警報以上で避難指示を発令すると変更した。今年7月12日の地震で注意報が出た際は、浸水区域の住民5707世帯1万1895人に避難勧告を出した。普代村は、7月12日には注意喚起にと
政府は、小中高校で教える内容を定める学習指導要領で、領土・領海や海洋資源に対する国の主権などへの理解を深める「海洋教育」を充実させる方針を固めた。 沖縄県の尖閣諸島などへの中国の海洋進出を踏まえ、海洋や離島に関する知識のほか海洋での実習などを各教科に盛り込み、体系的に知識を習得できるようにすることを目指す。 文部科学相が今秋にも、中央教育審議会に改定内容を諮問する。2016、17年度に要領を改定し、20年度から順次、学校現場に適用される見通しだ。政府の総合海洋政策本部でも今月下旬から、有識者のプロジェクトチームが充実化の方向性について議論を始める。 政府は、今度の要領改定に合わせ、基本事項を記載する総則に、海洋教育の重要性を明記する方向で検討する。改定に先立ち、東大海洋教育促進研究センターが全国約10か所の小中高校や海洋関連施設と協力し、海洋の生態系や離島の歴史に関する教材や、潜水や遠泳と
択捉島最高峰は1629メートル西単冠山 国土地理院92年ぶり地形図 色丹島と合わせ発行 (08/13 00:51) 国土地理院が発行した縮尺2万5千分の1の地形図「西単冠山」の一部。択捉島の最高峰は西単冠山に変更された 【根室】国土地理院は、北方領土の択捉島、色丹島の地形図を92年ぶりに大幅更新して発行した。北方領土は日本の固有の領土だが、ロシアの実効支配が続き現地調査を行えないため、これまで戦前に測量された縮尺5万分の1の地形図しかなかった。今回、人工衛星から撮影した画像データなどを基に2万5千分の1地形図を新たに作製した。択捉島の位置や最高峰が変わるなど、多くの変更点がある。国後島、歯舞群島の2万5千分の1地形図は2012年12月までに発行されており、これで四島の詳細な地形図がそろった。 新たに作製した2万5千分の1地形図は、択捉島が43面、色丹島は4面。 四島の地形図は、1922年(
東日本大震災で被災した宮城県牡鹿半島の水産業復興を目指す「桃浦浜づくり実行委員会」(甲谷強委員長)は、半島北西部の石巻市桃浦地区で9月に開催する「浜の学校 第3回牡鹿漁師学校」の参加者を募集している。 昨年8月に第1回、今年4月に第2回を開催。のべ23人が参加し、1人が桃浦地区に移住して漁師になった。他の8人も同地区に移住する意向で、震災後の人口が激減した同地区の復興に貢献している。 9月27~28日開催の第3回では、漁業体験や水産加工の授業に加え、地域住民との懇談会や新規移住の相談会も行う。申し込み、問い合わせは牡鹿漁師学校事務局(筑波大学芸術系・貝島桃代研究室電話029・853・2709)へ。 [2014年8月12日18時54分]
水産庁が、サバ類の漁船ごとに年間漁獲量の上限を割り当てる仕組みを10月から試験的に導入する方針を固めたことが12日分かった。サバ類の資源量が低迷しているためで、3~5船団を対象に、国が漁獲量を管理する。行政コストなどを検証した上で本格実施につなげる考えだ。 導入するのは「個別割り当て(IQ)」という方式。これまでは年間の漁獲可能量の設定だけだったが、IQによって漁業者間の過剰な競争を避け、取り過ぎを防ぐ。 試験導入では、青森県から千葉県に本拠を置く巻き網漁協でつくる「北部太平洋まき網漁業協同組合連合会」と協力。準備が整う10月から来年6月まで、同連合会に所属する漁協の3~5船団を対象に実施する。 日本近海の太平洋に生息するマサバの資源量は昭和40年代には400万トンを超えることもあったが、乱獲などの影響で平成13年に15万トンにまで減少した。
南中部沿岸地方ビンディン省農業農村開発局によると、同省ホアイニョン郡タムクアンバック村の漁民がベトナムで初めて日本の技術により漁獲し、日本に空輸した9本のマグロが8日、大阪府で競りにかけられ、1kgあたり1200円(約24万VND)で競り落とされた。同価格はベトナム国内の卸売価格と比べて約4倍にも上る。 これに先立ち、同村の3隻の漁船が日本から導入したばかりのマグロ漁技術・設備を利用して、5日にマグロ54本が水揚げされ、日本の品質基準を満たした37本のうち、9本が日本に出荷された。 日本人水産専門家によると、今回日本に出荷されたマグロは、日本市場で流通している同種のマグロと品質の差もあまりないという。ビンディン省の漁民らが漁獲から処理、保存までの方法を更に学んでいくことにより、ビンディン省産マグロの品質はより改善され、高値での取引が期待できる。 [Dong Son, Giao thong
北海道の海に異変が起きている。サンマ流し網漁の水揚げ量は7月末で約7・8トンと、記録的不漁だった昨年同期の10分の1程度にとどまる。 海水温の高さが原因とみられ、イカも記録的な不漁だ。一方で、暖かい海流に生息するブリやクロマグロが水揚げされている。 サンマ水揚げ量日本一の街・根室市の鮮魚店「魚信」では今季、サンマを1匹も店頭に出していない。「高すぎて売り物にならない。ここまでひどいのは初めてだ」。同店の川村一彦さん(60)は嘆く。6日朝も花咲港の水揚げ量は約10キロ。川村さんは「原価で売っても1匹1600円以上。もう庶民の魚じゃないね」とぼやいた。 道東小型さんま漁業協議会によると、7月に解禁された流し網漁の水揚げ量は2009年の約1790トンをピークに減少し続け、13年は約80トンにまで落ち込んだ。同会所属の道内の小型船380隻のうち、今年出漁したのは約40隻だ。 独立行政法人「水産総合
県洲本農林水産振興事務所は、淡路島の旬の魚を知ってもらおうとPR用のB1判(縦約100センチ、横約70センチ)ポスターを製作した。第1弾にハモを取り上げ、JR大阪、京都、神戸各駅に掲示。秋には第2弾としてサワラを予定している。 淡路島は、大阪湾、播磨灘、紀伊水道に囲まれ、魚の宝庫だが、タマネギや牛肉など豊富な食材に隠れ、四季折々に水揚げされる魚は島外での認知度が低い。このため、同事務所では、旬の代表的な魚をPRするポスターの製作を決めた。 ハモは関西の夏の味覚として知られ、県は全国の漁獲量の2割を占め、淡路島が主な産地となっている。ポスターは大きなハモと料理の写真を配し、「美味(うま)し魚 淡路島のハモ」と紹介。天ぷら、ハモすき、フライなどのハモ料理を食べられる飲食店をまとめた淡路島観光協会のホームページも示した。 300枚を印刷し、島外では今月上旬まで掲示。島内は漁協、観光協会などに張り
県水産技術センターがまとめた秋サケの回帰予報は、本年度の回帰数量について230万~607万匹(7千~2万トン)と見込んでいる。東日本大震災の影響を考慮すると実際の数量は下限値に近づく見通しで、前年度の1万5800トンに比べ、半減する可能性も大きいという。県は「資源維持のための種卵確保も困難になる」と危機感を募らせている。 県によると、本年度、回帰魚(3~5歳魚)の主群となるのは2010年に採卵され、11年3~5月に放流された4歳魚。震災の津波でふ化場28施設中21施設が甚大な被害を受け、稚魚放流がほぼできなかった。 13年度も、3歳魚として震災年に育ったサケ約26万匹が回帰すると予測していたが、実際はその半数以下の10万匹しか戻らなかった。県は本年度の4歳魚も大幅減を懸念。回帰時期は11月下旬が中心とみられるが、時期が早まったり、回帰数がピーク後に急減する可能性もあるという。 県水産振興課
宮城県石巻市の水産加工業者や農畜産業者9社でつくる「石巻うまいもの発信協議会」が新商品の販路開拓を始める。各社は東日本大震災で被災した設備の復旧を終えたが販路が戻らず、売り上げ回復に苦戦している。キリンビールが販売促進費などとして5千万円を支援する。初年度は1億円の売上高を目指す。 協議会は昨年9月に発足。山徳平塚水産、湊水産など水産加工7社に、農業生産法人の田伝むし、鶏肉処理のMCFが加わる。協議会の資金で各社が最低1品の新商品を開発し、売上高の一部を次年度の資金に回す。既にサバのハンバーグや地元野菜を使った銀ザケのムニエルといった新商品が形になってきた。 キリンは支援金の拠出のほか同社社員を集めた新商品試食会を開くなどして協力する。震災後に約60億円を用意した復興支援事業の一環。 12日に支援金の贈呈式が開かれた。協議会会長を務めるヤマトミの千葉雅俊社長は「秋には香港の商談会を視察しア
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