(屏東 20日 中央社)南部・屏東県東港漁港で20日、今年初めてとなるマグロが水揚げされた。重量は約300キログラムとみられ、近日中にも競りが行なわれる。 初マグロの捕獲は地元の漁師にとって憧れの栄誉。毎年東港と同県小琉球の漁師らがしのぎを削っている。 今年は18日午前6時頃に小琉球の漁船「昇吉発号」が、同日正午頃に東港の漁船「満大豊12号」がそれぞれマグロを釣り上げたと相次いで報告。先に漁港で生きたまま水揚げされた場合に「初物」と認められるため、台湾に近かった「満大豊12号」のマグロが初マグロの称号を手にした。 東港の漁船で初マグロが水揚げされるのは、12年ぶりの悲願がかなった昨年に続いて2年連続。5月6日からは黒マグロフェスティバルが現地で開催される。 (郭シセン/編集:齊藤啓介)