サンマ漁獲枠、合意できず=来年再協議-北太平洋漁業委 日本や中国、台湾など8カ国・地域は15日、札幌市内で開いた北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合で、国・地域ごとにサンマの漁獲枠を設ける日本の提案について合意できなかった。水揚げを増やしている中国などが反対した。来年の会合で改めて協議する。 今回の会合は13日に始まり、日中台やロシア、韓国、米国など8カ国・地域が参加した。日本は全体で年間約56万トンの漁獲枠の新設を提案。国・地域別では、日本約24万トン、台湾約19万トン、中国約5万トンなどを割り当て、漁船数を増やさないようにすることも呼び掛けた。 北太平洋漁業委員会でサンマ漁獲枠の協議を終えた日本の代表団=15日、札幌市内のホテル 日本が提案した国・地域別の漁獲枠は、過去数年の実績に比べ日本の枠が大幅に増えているのに対し、台湾は小幅な増加にとどまり、中国は小さく設定されていた。日