日経の記事利用サービスについて 企業での記事共有や会議資料への転載・複製、注文印刷などをご希望の方は、リンク先をご覧ください。 詳しくはこちら 国内造船首位の今治造船（愛媛県今治市）と2位のジャパンマリンユナイテッドは29日、資本業務提携することで合意したと発表した。JMUが新たに発行する株式を今治造船が引き受ける。液化天然ガス（LNG）を除く商船分野で、営業や設計を共同で行う会社を設立する。両社で生産体制の効率化も図る。 造船業界では中国造船首位の中国船舶工業集団（CSSC）と2位の中国船舶重工集団（CSIC）が経営統合した。韓国でも現代重工業が大宇造船海洋と統合作業を進めており、世界的な再編が相次いでいる。

台湾産サクラエビを駿河湾産と誤認させるようなメニュー表示の飲食店が静岡県内で急増し、静岡県が昨秋から景品表示法違反の疑いがある１０件以上を行政指導し、改善を促していたことが２８日までに、明らかになった。駿河湾産の記録的不漁と価格高騰で、台湾産に切り替える店が増えていることが背景にある。消費者からすれば、“産地偽装”と大差ないような不当表示が横行している。 ■景品表示法違反の疑い 県民生活課によると、県内全域での立ち入り調査の結果、９月末までの１年間に、サクラエビが水揚げされる由比漁港のある静岡市内を中心に１１件の飲食店を行政指導した。以前の調査では、サクラエビの表示に関する指導は「１年に１件あるかないか」（同課）だった。 静岡市の飲食店では「由比名産の桜えびのかきあげ」と店内の壁に表示。同市清水区由比地区の由比漁港から水揚げされた駿河湾産サクラエビを使用しているかのように書かれていたが、実

高級ブランド「金華サバ」の握り寿司 番組で一流職人からダメ出しを受けた肉厚トロ〆サバ 早いもので、今年も残り1カ月となりました。 【ダメ出しを受けた肉厚とろ〆サバのお寿司はこちら】 この時期に旬を迎える魚は多いのですが、その中でも今日は皆さんもよくご存じの「サバ」を紹介したいと思います。サバはアジやイワシと並んで、我々日本人にとって最もポピュラーな魚のひとつではないでしょうか。 太平洋側、日本海側を問わずほぼ日本全国で取れます。日本近海でよく取れるのは、真サバとごまサバです。 サバは脂質に富んでいて脂の乗りがいいだけではなく、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やすEPAやDHAを非常に多く含んでいます。 動脈硬化の予防や脳卒中、高血圧などの生活習慣病から身を守ってくれるとの期待から、昨年から今年にかけてサバ缶の人気が急上昇していますよね。ぐるなび総研が選ぶ今年の一

花かつお製造元乾物店「長谷金本店」と海苔加工問屋「相模屋海苔店」、干物製造直売店「高甚商店」の須賀の老舗３店舗が11月29日（金）から感謝セールを同時開催する。須賀めぐりを楽しみながら逸品をお得に味わおう。 江戸期創業の高甚商店は、市場や漁船から仕入れたての鮮度で加工、直売する干物は冷凍物と一味違う。身の状態にあわせる独自製法で素材の味わいが豊かに引き立つ。 感謝セールは11月29日（金）〜12月１日（日）、特価品を用意、本紙持参者は１千円以上購入で１００円引、さらに干物を進呈。午前10時〜午後４時半。 お歳暮限定セット（送料込４４５０円）は上鯵・大えぼ鯛・上かます・金目鯛・特大のどぐろ・特選太刀魚の干物６種９枚にしらす干しを添えた。セットは２３００円〜。単品は特大ほっけ（４００円）や地場産太刀魚（同）、金目（６００円）など。※各税込 ■高甚商店【電話】０４６３・２１・０８９９ 創業百余年

川崎の海の環境保全に取り組む市民グループ「かわさき海のみどりの会」（平野悦男会長）はワカメの種付け体験会を12月８日（日）午前10時から、川崎区宮本町の稲毛神社で開催する。参加費は無料。雨天決行。川崎港振興協会共催。 全長約30メートルのロープにワカメの種付けを行う。作業終了後、同会が川崎と東扇島を結ぶいかだにロープを取り付け２月中旬に舟に乗って生育状況を見学。２月16日（日）（予定）に実際にワカメを試食する。 参加申し込みはファクス０４４・２００・０３３９もしくは同会ホームページ（http://umino-midori.com/）から。

シグニファイ、チリにあるAustralis Seafoodsが持つサステナブルな海面養殖場のLED照明のメインプロバイダーに指定される アイセン州、チリ – 照明製品の最大手であるシグニファイ（ユーロネクスト: LIGHT）は、チリのAustralis Seafoods（以下、Australis）が持つ海面養殖場の海中LED照明をメインプロバイダーとして提供することになりました。Australisは、効率的かつ安全で信頼できる養殖場を目指すため、持続可能な社会を目指しているシグニファイのLED照明を採用しました。シグニファイの水産養殖照明を利用することで、魚が健康的に育ち、飼料費や感染症を削減、水をより清潔に保つことができます。 シグニファイの農業用照明の事業リーダーであるビル・ビエンは、次のように述べています。「国連によると、現在、世界の漁業資源の約90%は完全に開発されており、過剰な開

メバチ漁獲枠、３７００トン削減　大西洋、価格への影響限定的 2019年11月27日10時39分 水産庁は２７日までに、大西洋のメバチマグロについて、日本の２０２０年の漁獲枠が前年より３７１６トン少ない１万３９８０トンになると発表した。実際の漁獲量はここ数年、１万トン以下にとどまっており、操業や価格に大きな影響はないとみられる。 大西洋のマグロ類の資源管理策を話し合う国際機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会（ＩＣＣＡＴ）」の年次会合で決まった。欧州連合（ＥＵ）などの乱獲から資源状況が悪化しているためで、漁獲量が多いＥＵなどの枠も減らした。参加国・地域全体の漁獲枠は２５００トン減の６万２５００トンとなる。

安くておいしいスルメイカが今年、記録的な不漁になり、値段が高騰している。その影響は大きい。アカイカ漁に乗りだそうという漁師や、転業する加工業者など、「脱落」する人が相次いでいる。不漁の原因はさまざま。北朝鮮の密漁や中国の大型漁船が漁師の脅威になっているほか、温暖化の影響もはっきり出始めたようだ。今、庶民の味に何が起きているのか。　（中山岳、大野孝志） 【こちらは記事の前文です】 記事全文をご覧になりたい方は、東京新聞朝刊をご利用ください。 東京新聞は、関東エリアの駅売店、コンビニエンスストアなどでお求めいただけます。 「東京新聞電子版」なら全国どこでも、また海外でも、記事全文が紙面ビューアーでご覧いただけます。 購読・バックナンバーをご希望の方は「新聞購読のご案内」をご覧ください。 掲載日やキーワードから記事を探す「記事検索サービス」もご利用ください。

函館市の水産物卸売・加工会社「ヤマサン山本商店」（資本金１０００万円、山本秀博代表）が事業を停止した。帝国データバンク函館支店によると、負債総額は約１６億４０００万円。 山本商店は１９８０年創業。イカやホッケなどの卸と１次加工を手掛け、２０１５年４月期には約２３億２５００万円の年売上高を計上したが…

宮城県産乾のり「みちのく寒流のり」の今季の初入札会が２７日、同県塩釜市の県漁協塩釜総合支所・乾のり集出荷所で開かれた。入札会は全国の産地のトップを切って開かれ、約１１４６万枚が並んだ。全国から集まった仲買業者約１７０人が色、つやなどを見て落札した。 県漁協によると、１０月の台風１９号でノリ育苗網の流失などがあり、例年より初入札は遅れたが復旧作業に努め、生産は続いているという。 平均落札価格は１００枚１６３６円で前年を３７５円上回った。最高値は七ケ浜町吉田浜産の１００枚８８８１円で前年の４・３６倍。出荷最盛期は来年２～３月。

今年は「第８３佐賀明神丸」 高知県幡多郡黒潮町の明神水産が所有する近海一本釣り船「第８３佐賀明神丸」（１４９トン）の今年のカツオ、マグロ類の漁獲高が３億７８７７万円で日本一となることが、２８日までに確実になった。明神水産勢は８年連続のトップとなる。 近海一本釣り漁は高知県、宮崎県、三重県、静岡県に籍がある約５０隻が操業し、高知県は１５隻。漁獲高争いは毎年、明神水産と三重県の船がしのぎを削っている。...

今年は「第８３佐賀明神丸」 高知県幡多郡黒潮町の明神水産が所有する近海一本釣り船「第８３佐賀明神丸」（１４９トン）の今年のカツオ、マグロ類の漁獲高が３億７８７７万円で日本一となることが、２８日までに確実になった。明神水産勢は８年連続のトップとなる。 近海一本釣り漁は高知県、宮崎県、三重県、静岡県に籍がある約５０隻が操業し、高知県は１５隻。漁獲高争いは毎年、明神水産と三重県の船がしのぎを削っている。...

国の助成事業「がんばる漁業」の認定を受け、水揚げ量拡大を図る相馬双葉漁協（相馬市）の沖合底引き網漁船が１２月から、いわき市の小名浜魚市場への水揚げを再開する。２６日開かれた県漁連の組合長会議で報告した。東京電力福島第１原発事故後の試験操業は海域を相双沖に限定してきたが、今後はいわき沖を含む全県に広げて操業回数を増やす。小名浜への水揚げ拡大で流通・加工など関連産業の再生も後押しする。 底引き網漁船２３隻のうち３隻で、来月４日ごろから週１回、相馬から小名浜を往復して漁を行う。夜中に出… この記事は有料記事です。 残り310文字（全文553文字）

日本初のふぐの削り節！老舗中屋食品が「天然能登ふぐのやわらか削り」を新発売！ 食品関連 誰も想像しなかった、高級魚ふぐを削り節に！ 唯一無二、まぼろしの削り節 石川県はふぐの漁獲量全国一位！その石川県で、70年近くも最大手の花かつお・削り節・煮ぼし店として営業してきた中屋食品株式会社が、日本で初めてのふぐの削り節「天然能登ふぐのやわらか削り」を今月販売開始しました。 中屋食品株式会社　ホームページ http://www.wa-dashi.co.jp/ 削り節になる魚といえばかつおやあじやさば。「天然能登ふぐのやわから削り」は、石川県で水揚げされた天然能登ふぐを惜しげも無く使い、中屋食品の技術で、やわらかな食感になるように乾燥加工し削り上げた、全く新しい削り節です。 新しい食感と高級感 昭和25年創業からの長年の技術を駆使し、約2年もの月日をかけ商品化されたふぐの削り。 完全無添加で噛むごと

訪日外国人旅行者（インバウンド）の誘致を図ろうと、欧米豪の富裕層向け体験型旅行商品づくりを目指す東北運輸局は２６、２７の両日、宮城県塩釜市でモニターツアーを行った。外国人有識者らが参加し、マグロの競りなどを見学した。 ツアーには、欧米豪のインバウンド市場に詳しい外国人専門家３人と、日本の著名ホテルのコンシェルジュで構成する団体「レ・クレドールジャパン」のメンバー２人を招いた。 ２７日は市魚市場でマグロの競りを見学。ブランド魚「三陸塩竈（しおがま）ひがしもの」を含むメバチマグロ、ビンチョウマグロなど水揚げされた約３４０匹が並ぶ中、仲買人が歩きながら行う競りの様子を見守った。 市場関係者が「塩釜の競りのスピードは日本一早い」「尾の切り口（で赤身や脂）を見て値踏みする」と説明。一行は「初めて競りを見たがインパクトが強く、圧倒的に面白い」「魅力的でコンテンツとして問題ない」と感想を語った。 一行は

ＪＡ福島さくらいわき地区本部といわき海星高生徒は共同で、いわき市産の農水産物を活用した６次化商品「フラ焼き」を開発した。１２月１日にいわき市の小名浜魚市場で開かれるイベントで無料提供する。 同ＪＡと同校が２７日、発表した。フラ焼きは同市産のブランド米「イワキライキ」の米粉と、同市で水揚げされたサバを使用。米粉でできた生地の中に、そぼろ状のサバをみそなどで味付けしたあんが入っている。同校水産クラブの生徒たちが北海道の郷土料理「ちゃんちゃん焼き」をヒントにあんのレシピを考案し、生臭さを取り除くなど工夫した。 見た目はフラダンサーとファイヤーナイフダンサーをかたどっていて、もちもちとした食感が特徴という。同クラブに所属する佐々木結希さん（食品システム科３年）らは「子どもにも食べやすいと思う。一度食べてもらい、いわき産の魚のおいしさを知ってほしい」とアピールした。 フラ焼きは１日のイベントで先着２

全国一の水揚げ量を誇るアジを使った「アジフライの聖地」宣言をしている長崎県松浦市で、市が製作した「アジフライTシャツ」が好評を博している。もともとは市職員が着るPR用だったが、市民らの人気を受け、市販されることになった。関係者は「Tシャツで聖地を盛り上げたい」としている。 Tシャツは昨年8月、アジフライの聖地をPRするために作られた。アジフライの調理方法を8コマのイラストで紹介したデザインが「おしゃれでかわいい」と、市に問い合わせが相次ぎ、聖地宣言をした今年4月から一般販売が始まった。同じデザインのポロシャツもある。市内のカフェ「松尾農園」（松浦市志佐町）と、松浦魚市場内にある「旬（とき）市場」（同市調川町）で販売中だ。 市が受け付ける注文ではシャツ、プリントとも自由に色を組み合わせることが可能。松尾農園では、店の雰囲気に合わせ、黒や紺など落ち着いた色合いのTシャツとポロシャツ各3パターン

今シーズン、記録的な不漁となっていた北海道稚内沖のスルメイカ漁は、先月以降、徐々に水揚げが増えだし、今月は去年の同じ月の３倍を上回る豊漁となっていて、港はにぎわいを見せています。 しかし、先月以降、サハリンまで北上したあと再び南下してきた、いわゆる「戻りイカ」が徐々にとれだし、今月の水揚げ量は27日までにおよそ149トンと去年の同じ月の３倍以上の豊漁となっています。 稚内市の稚内港には、午前９時半ごろから漁を終えた漁船が戻り、鮮度を保つために船上で箱詰めされたスルメイカを次々と水揚げしていました。 漁業者の１人は「小ぶりですが夏のイカよりも身が締まり、おいしいです。水揚げはここにきて増えましたが、全体的にはよくないので、来年はもっととれてほしいです」と話していました。 水揚げされたスルメイカは、主に北海道内に出荷されます。

根室市が２年前から栽培を進めていたホタテの初水揚げが２６日、根室湾であった。ロシアの排他的経済水域（ＥＥＺ）で行われていたサケ・マス流し網漁の禁止に伴う代替策として採用された事業で、この日の水揚げは約６５トン。大きさは大半が１０センチ前後で、１００～１５０グラムとばらつきがあり、漁協の幹部は「成長の良い貝と小さな貝がある。初めてなので（今後の）推移をみてみないと」と話した。 この事業は、ロシアが２０１６年に自国のＥＥＺでの流し網漁を禁じたため、それまで行われていた日本漁船… この記事は有料記事です。 残り400文字（全文639文字）

【根室】２０１６年のロシア２００カイリ内サケ・マス流し網漁禁止の対策として根室湾に新たに造成されたホタテ漁場で２６日、根室市内４漁協の漁船１０隻が６５トンを初水揚げした。サンマなど主要魚種の不漁に苦しむ根室の水産業界は、ホタテ漁が沿岸漁業の柱に育つことを期待している。 根室港では午後１時ごろから水揚げを行い、殻付きのホタテが入ったケースを次々と岸壁に積み上げた。根室市場での競りでは高値で１キロ当たり１７３円をつけた。主に道内各地に出荷される。

秋田の冬の食卓に欠かせない「季節ハタハタ」の初漁があった２６日、男鹿市で水揚げされたハタハタは夕方から競りにかけられ、漁港に活気ある声が響いた。 同市船川港椿の椿港に漁に出ていた船が続々と戻り、関係者が作業に追われた。初日の季節ハタハタの水揚げ量は約５７１キロ。体長１５センチ前後の２歳魚が主体だった。 季節ハタハタを狙って競りに参加した萬漁水産の佐藤政彦代表（６４）は「今年は例年より量が多い。大きさもまずまずだ」と満足げな表情で話した。

秋田県八峰町と能代市、由利本荘市で２７日、季節ハタハタの初漁があった。昨年より２週間ほど早い。 秋田県漁協北部支所によると、この日は同町の八森、岩館両漁港、同市の能代港で計１.１トンを水揚げ。「先発隊」とみられる。体長は２０センチ前後で、３歳魚が中心。ほとんどが雌だった。 八森漁港で行われた初競りでは、雌１キロ千円前後の値がついた。昨年の初競りより量が多く、沖合漁も続いているため、２００円ほど安かった。

海から立ち上がる真っ白な霧、「気嵐(けあらし)」。 水蒸気が冷たい空気にさらされたときに発生する。 27日朝の宮城・気仙沼市の最低気温は、氷点下0.9度。 この寒さで、目の前の海は気嵐に沈み、まるで雲の上にいるかのような風景を作り出していた。 東北では、今季一番の冷え込みのところが多く、仙台市は気温1.3度まで下がった。 最低気温が氷点下1度を観測した秋田市では、餅つき体験が行われていた。 子どもたちは重いきねに苦戦しながらも、力を合わせて、おいしい餅をつき上げた。 つきたてでアツアツの餅に舌つづみ。 アツアツといえば、寒い日が続くと食べたくなる、おでん。 その中でも欠かせないのが、ダイコン。 石川・金沢市の農産物ブランド、金沢ダイコン。 中でも、この時期に出荷されるものは、「冬作ダイコン」として親しまれている。 このダイコン、おでんなどの煮物に適していると言われる。 特に2019年は、天

安倍首相42回目の東日本大震災の被災地訪問 震災遺構を視察「現場をこの目で見るのは全く違う」 地震、津波、台風と相次ぐ自然災害への対応は 約1年3か月ぶりの宮城県震災被災地訪問 安倍首相は11月24日、東日本大震災で被災した宮城県を訪問しました。宮城県は10月の台風19号による吉田川の氾濫で大きな被害を受けた地域があり、今回は東日本大震災と台風19号の被害それぞれを踏まえ、自然災害からの復旧復興の状況を視察するという名目での宮城県訪問となりました。 港付近の仮設魚市場で開催された『第16回復興グルメF-1大会』宮城・南三陸町 雨が降りしきる中、南三陸町に入った安倍首相は、佐藤町長からパネルを使って、復興状況の説明を受けました。その後、岩手、宮城、福島の被災3県から約15の店舗が集まるグルメイベントで開会のあいさつを行い、「安倍政権においても東日本大震災からの復興は最重要課題。東北の復興無く