舒明天皇の墓が見つかった!!(NHK) おおー!すげえ!もんげー! で、誰? という人がほとんどではないでしょうか。推古天皇と皇極(斉明)天皇という二人の女傑、いや女帝に挟まれた飛鳥朝の天皇(第34代)です。 13年間(629~41年)も在位していながら、国史大辞典で<在位中に第一回遣唐使の派遣(二年)、唐使の来朝(四年)、百済宮および百済大寺の造営開始などのことがあったが、大臣蘇我蝦夷・入鹿父子の全盛期に際会し、さしたる事蹟を残すことなくして十三年十月九日崩じた>と低評価される始末。 葬儀は「百済の大殯(もがり)」とよばれるほど盛大に行われて、滑谷岡(なめはざまのおか)という現在は場所不明のところに葬られました。その後、皇后の皇極天皇の時代に、押坂内陵(おさかのうちのみささぎ)という奈良県桜井市忍阪にある上円下方墳に改葬されたと見られています。 今回見つかった一辺50~60メートルという