検索シェア、ヤフーとグーグルで9割近く 2008年7月における日本の検索エンジンシェアは1位がヤフージャパンで55.7%、2位がグーグルで32.9%(ニールセン・オンライン調べ、検索結果ページのページビュー数でシェアを算出)。日本勢はビッグローブが3.3%、gooが2.0%に過ぎない。外国勢の独壇場となっている。利用者にしてみれば、日本勢でも外国勢でも「便利であればいい」となるのだが、本当にそれでいいのだろうか。 「19世紀がヒトとモノ(物質)、20世紀がマネー(金融)のエコノミーだとしたら、21世紀はビット(情報)のエコノミーになる」。仕事仲間が整理したフレーズに、私も深くうなづかされた。おそらく読者の方々も、似たような話をどこかで聞いたことがあるのではないだろうか。 実際、米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題の顕在化や、商品先物市場が牽引した世界的な資源高、ある