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文化ブログ 「喪失の先にあるもの」~東浩紀さんが出演したニコ生トークセッション いま、「キャラクターと日本人」を考えるを観て~
東日本大震災以降、津波被害や原発、余震といったもので、これまで日常的に存在していたものが、どこか... 東日本大震災以降、津波被害や原発、余震といったもので、これまで日常的に存在していたものが、どこか非日常化してしまい、不穏な空気が漂っている日本。ある種、自分の一部を剥ぎ取られたような東北の被害や、これから長い年月続くであろう放射能汚染を考えると、「復興」という果てしなく遠い道程に対する徒労感を覚える。横浜で揺れを体験し、その後、震災の影響が少ない関西で暮らしている自分さえもがそうなのだから、家族や家をなくされた被災者の方々の思いはどれほどのものなのだろう。そんな中で視聴したニコ生トークセッションの東浩紀さんの幾つかの言葉が、今の自分には率直に響いた。 いま、「キャラクターと日本人」を考えるというタイトルで行われた放送の序盤、画面に映っていた東浩紀さんの姿には全くやる気がなかった。話相手である斎藤環さんがいくら話を振っても、「よく分からない」という言葉を繰り返し、それからは、「自分が何ものか
2011/04/17 リンク