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外国為替相場 その4 利子率平価
国際資本移動が貿易取引の40倍以上にも達しており、またグローバルな貿易不均衡が存在している現在、貿... 国際資本移動が貿易取引の40倍以上にも達しており、またグローバルな貿易不均衡が存在している現在、貿易収支の均衡をもたらすPPP(購買力平価)が外国為替相場を決定する要因であるという新古典派の見解が現実離れしていることを強調してきました。 しかし、新古典派には、利子率平価の理論、およびそれと近い関係にある「ドーンブッシュ・モデル」などがあることに言及しなければ、不公正となるでしょう。これらの理論、特にドーンブッシュ・モデルは、ともかく為替相場の決定要因を(利子率を介してであれ)国際資本移動に関係させ(かけ)たという点で、評価されるべきかもしれません。 しかし、あらかじめ指摘しておけば、これらの理論も、結局のところ、為替相場が完全雇用や貿易収支の均衡など、国内・国際的な実体経済の均衡を実現する点に落ち着くことを示そうという呪縛から抜けきれていません。 ドーンブッシュ・モデルは若干複雑なので、そ
2013/12/27 リンク