日本をあきらめる - 池田信夫 blog

竹森俊平氏の対談シリーズの最終回のゲストは、意外にも竹中平蔵氏。しかも彼を「日本経済の恩人」と絶賛している。かつて「不況の最中に構造改革なんかやるのはバカだ」と竹中氏を（暗黙に）批判していた竹森氏が、リフレ派から構造改革派に「転向」したのはけっこうなことだが、かつての自説との矛盾の説明がいささか苦しい。 2000年代の最初の不良債権処理についての2人の意見はほぼ一致しており、当ブログや池尾・池田本で書いたこととほとんど同じだ。経済危機の本質は信頼の欠如にあり、それを回復することなしに財政・金融政策だけで危機を脱却することはできない。その意味で（中途半端に終わったとはいえ）竹中氏のハード・ランディング政策は正しかったのである。 ただ私が興味をもったのは、最後の「低成長でも健やかに暮らせればいい？」という問いだ。Welfareを「厚生」という変な日本語に訳したのは誤訳で、これは英語では「幸

[yosh0419]

NBonline掲載の竹中対談に関するエントリ http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20090715/200175/

[sea_side]

たぶん今よりもっと貧富の差を縮める政策を進めれば、全体での経済成長の重要性が、福祉負担と言う形で国民に伝わってくる気がする。逆に富の偏在を認めれば国民が分断される。

[mohno]

コメント欄(2009-07-23 21:09:17)に、さらっと皮肉が書かれている（スルーされてるけど）

[topiyama]

『これほど経済学者の常識と世間の常識が乖離しているケースも珍しい。しかもそれは「幸せとは何か」というきわめて根本的な問題だ』／日本にとって幸せとは何か？を議論しなければならない、と。

[n_y_a_n_t_a]

夏をあきらめて的な。ていうかこのエントリの内容をtwitterにpostしたやつがいるんだが

[PROOF]

心の平生とは負債がなく、健康で心にやましいところがないことである アダムスミス

[SABAKU]

経済学者がどうかしたのか？経済学者が何かしてくれたのか？デリバティブとかその辺の研究を一生懸命やってればいいと思う。政治に口出すな。政治は経済学者の妄想に歯止めをかけろ！

[MIZ]

「幸福は富と同一ではなく、その増加関数かどうかさえ不明」

[call_me_nots]

このままでは日本経済そのものに調整が入る時代に突入すると考える私は、そのなかでもこの国には今以上に市場原理の導入は不可欠だと思っている。あとはそれだけでは解決出来ない問題を学者がどう考えているのかだ。

[hihi01]

なんかねぇ。穏やかに停滞して生きるのが人類の本質なんじゃないかと思えてくる。停滞は実は穏やかにはならないことが問題なのだが。

[daruyanagi]

「低成長でも健やかに暮らせればいい」※ただし、老人と大企業正社員に限る