勤務医の日記 : iPadを使って病状説明

2010年07月19日18:37 iPadを使って病状説明 カテゴリIT医療 臨床現場では患者さんへの説明が非常に重要である。治療がうまくいっていても、そうでなくても、とにかく患者さんとのコミュニケーションは欠かせない。 そこで問題となってくるのが説明する道具である。ホワイトボード、紙などを使っているのだが、どうしてもスペースに限りがあって充分な説明ができない。また、できれば手術で体内に留置する人工物(ヘルニアメッシュ、人工血管、IVHポート etc)なども実物を見せたいという思いがあるが、実際にはなかなか難しい。 そこで、iPadの出番だ。まず、お絵描きパッドというアプリを使ってみた。タッチによるフリーハンドで絵がすらすら書ける。消化管、疾患の部位、治療について自分の絵で説明することができ、患者さんとの距離が近くなったような感覚を感じた。紙と違って机の上で書く必要が無いので、患者さんの目